-
コリント第二 注釈 5章新世界訳聖書 (スタディー版)
-
-
キリストの裁きの座: パウロはロマ 14:10で「神の裁きの座」と述べた。しかし,エホバはご自分の子によって裁くので(ヨハ 5:22,27),それがここでは「キリストの裁きの座」と呼ばれている。初期クリスチャンの時代,裁きの座(ギリシャ語ベーマ)は,たいてい屋外にあった壇で,階段で上った。そこに座った役人は,集まった人々に話をしたり判決を告げたりした。(マタ 27:19。ヨハ 19:13。使徒 12:21; 18:12; 25:6,10)コリントの人たちは,パウロがここで使ったこの語から,コリントの堂々とした裁きの座を思い出したかもしれない。用語集の「裁きの座」とメディア・ギャラリーの「コリントにあった裁きの座」参照。
悪い: または,「ひどい」。ここで「悪い」または「ひどい」と訳されるギリシャ語はファウロス。それは文脈によっては,「道徳的に卑劣という意味で悪い」という考えを伝える。パウロが示しているように,人間の前に置かれた選択は,善いことをするか悪いことをするか,つまり神の基準に従うかそれを無視するかである。
-