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コリント第二 注釈 6章新世界訳聖書 (スタディー版)
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エホバはこう言います: パウロはこの節でイザ 52:11から幾つかの言葉を引用していて,その文脈から,このメッセージがエホバ神からのものであることははっきりしている。(イザ 52:4,5)パウロは,セプトゥアギンタ訳に何百回も出てくるフレーズを使って,引用した幾つかの言葉を1つにまとめている。そのフレーズは,「エホバは言う」や「エホバは宣言する」に当たるヘブライ語の訳で,例えば,イザ 1:11; 48:17; 49:18(ロマ 14:11で引用されている); 52:4,5にある。付録C3の序文とコ二 6:17を参照。
それで,彼らの中から出て: この文脈(コ二 6:14–7:1)で,パウロはコリントのクリスチャンに,クリスチャンではない人と結び付いてはならず,清さを保つようにと訓戒した。ここ17節でイザ 52:11を引用している。その預言は,紀元前537年にバビロンからエルサレムに戻るユダヤ人への命令だった。それらのユダヤ人は,ネブカドネザル王がエルサレムの神殿から奪った神聖な器具を運んでいた。外面的な儀式上の清さを保つだけでなく,偽りの崇拝に関わるもの全てを取り除いて清い心を持つ必要があった。同じように,コリントのクリスチャンは偽りの宗教の汚れた神殿を避け,偶像崇拝の汚れた行い全てから離れている必要があった。「体と精神のあらゆる汚れを除き去って自分を清め」なければならなかった。(コ二 7:1)
そうすれば私はあなたたちを受け入れよう: または,「そうすれば私はあなたたちを迎えよう(迎え入れよう)」。これは,セプトゥアギンタ訳のエゼ 20:34,41からの引用のようだ。
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