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ガラテア 注釈 4章新世界訳聖書 (スタディー版)
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日や月や時期や年: パウロはここで,神の民がモーセの律法の下で祝うことを求められた特別な行事のことを言っている。例えば,安息日や安息年(出 20:8-10。レビ 25:4,8,11),新月の祭り(民 10:10。代二 2:4),年ごとの贖罪の日(レビ 16:29-31),過ぎ越し(出 12:24-27),無酵母パンの祭り(レビ 23:6),七週の祭り(出 34:22),仮小屋の祭り(レビ 23:34)があった。それぞれ決まった時に行われた。ガラテアの一部のクリスチャンは,以前モーセの律法の下にあって長年それを忠実に守っていた。しかし,キリストの贖いの犠牲について知ると,その恩恵とモーセの律法への奴隷状態からの自由を喜んで受け入れた。(使徒 13:38,39)パウロは,再び律法の奴隷となってそうした特別な行事にこだわっている人たちのことを当然ながら心配した。(ガラ 4:11)クリスチャンになった異国の人たちも,もし以前にしていた異教の祝いを再び行うなら,キリストの贖いの犠牲への信仰が欠けていることを示すことになった。
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