3:2
天の事柄: パウロは,天に行くよう選ばれたコロサイのクリスチャンに,自分たちの希望に考えを集中させるよう勧めている。フィリピの手紙でも,「天に招かれるという賞」つまりキリストと共に天で治めるという見込みに注意を向けている。(フィリ 3:14。コロ 1:4,5)パウロは,考え続けましょうという指示を現在時制で述べ,進行中の行為や継続的な行為を示唆している。「天の事柄」に考えを集中し続けるなら,世の哲学や中身のない伝統などの地上の事柄によって気が散らされて信仰が弱まるということを避けられ,貴重な希望を失わずに済んだ。(コロ 2:8)