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コロサイ 注釈 4章新世界訳聖書 (スタディー版)
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オネシモ: パウロがフィレモンに書いた手紙の中で主に取り上げているオネシモと同一人物。オネシモは,コロサイのクリスチャンであるフィレモンの奴隷で,逃亡した。ローマに逃げる前に主人から盗みを働いた可能性がある。(フィレ 18)ローマにいる間にクリスチャンになり,使徒パウロにとって愛する子のような存在になった。(フィレ 10)パウロはオネシモに,コロサイにいる主人のもとに戻るように勧め,パウロによるエフェソスの手紙とコロサイの手紙を届けるテキコに同行させた。(エフ 6:21,22。コロ 4:7,8)フィレモンへの手紙はオネシモが届けたのかもしれない。オネシモは,逃亡奴隷に目を光らせるローマ当局に捕まらないようにするために,コロサイへの長旅をテキコと一緒にしたのかもしれない。パウロは会衆に,オネシモを「愛する忠実な兄弟」として迎えるよう頼んでいる。
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