脚注
「しかし,このすべてのことも ― そのどれも……わたしには気に入らない」。ヘ語,ウェコル・ゼ エーネンヌー ショーウェ リー(wekhol-zeH' ʼeh·nen'nU sho·weH' lI)ここでは,UはWに,またIはYに対応する。これはエステル記の中の四文字語<テトラグラマトン>,יהוה(YHWH)の3番目の折り句<アクロスティック>と考えられる。この箇所で神のみ名のヘブライ語文字יהוהの字母を,יל השו ואיננ הוכל־זのように,大文字の字母を逆につづった折り句<アクロスティック>で示している三つの古いヘブライ語写本が知られている。マソラは朱書き,つまり赤文字でこのことに注意を喚起している。4節および1:20の脚注参照。