脚注
「律法」。ギ語,ホ ノモス。特称するために定冠詞「ホ」が付いている。ここでは,文脈からして,特定の律法,すなわち,モーセを通して与えられた「律法」を指している。聖書協会世界連盟(ロンドン)発行のザ・バイブル・トランスレイター誌,第1巻,1950年1月号,165ページの中で,J・ハロルド・グリーンリーはこう述べている。「『律法』という語には場合ごとの注意が要る。[ギリシャ語の]冠詞は,ある特別の律法,つまりモーセの律法を示している。冠詞が付いていなければ,一般的な意味での『律法』を指していると言えよう」。