脚注
a 1917年の十月革命より前,大抵の国ではすでにグレゴリオ暦を採用していましたが,ロシアは古いユリウス暦を使っていました。1917年の時点で,ユリウス暦はグレゴリオ暦より13日後れていました。革命後,ソビエトはグレゴリオ暦を採用し,世界の国々と足並みをそろえました。しかし,正教会は教会の祝日のためにユリウス暦を残し,それを“旧”暦と呼びました。ロシアでは1月7日にクリスマスを祝うと言われています。しかし,グレゴリオ暦の1月7日は,ユリウス暦の12月25日であることを覚えておく必要があります。ですから,多くのロシア人は,クリスマスと新年を次のような順序で祝います。12月25日,欧米式のクリスマス。1月1日,世俗的な新年の祝い。1月7日,正教会のクリスマス。1月14日,旧暦の新年の祝い。