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  • テアテラの使いへ
    『その時,神の秘義は終了する』
    • 特権を,彼と分かち合います。彼と共にその仲間の征服者はとこしえに輝き,エホバに栄光をもたらすのです。―ダニエル 12:3。マタイ 13:43。

      31 「耳のある者は霊が諸会衆に述べることを聞きなさい」,とイエスが言われるのはなぜですか。

      31 このような壮大な約束を考慮すると,神のみ子がテアテラの会衆の使いに対する音信を次の知恵の言葉で閉じたのは,非常に適切なことであるといわねばなりません。「耳のある者は霊が諸会衆に述べることを聞きなさい」― 啓示 2:29。

  • サルデスの使いへ
    『その時,神の秘義は終了する』
    • 第12章

      サルデスの使いへ

      1 サルデスはどこにありましたか。そこではどんな宗教が信奉されていましたか。

      テアテラ市から南に約50㌔,パトモス島の北東約185㌔の地点に,一時は繁栄を誇った,ルデアの首都サルデスがありました。ルデアはフリギアおよびミシアと共に,偽りの神ゼウスつまりユピテルの母とされる,自然の女神キュベレー崇拝の初期中心地の一つであり,その異教崇拝は放らつな性格を帯びていました。西暦1世紀末ごろまでには,サルデスにあったクリスチャン会衆の霊的状態は悪化しており,それゆえ,パトモス島に流刑に処せられていた使徒ヨハネは,星にも似た,サルデス会衆の監督に次の音信を書き送るよう命じられました。

      2 サルデス会衆に対するイエスの言葉から判断すると,その会衆はどんな状態にありましたか。

      2 「また,サルデスにある会衆の使いにこう書き送りなさい。神の七つの霊と,七つの星を持つ者がこう言う。『わたしはあなたの行ないを知っている。あなたは生きているとの名を持ってはいるが,実際には死んでいるのである。油断なく見張っていなさい。いまにも死ぬ状態にあった残りのものを強めなさい。わたしは,あなたの行ないがわたしの神の前で十分になされたのを見ていないからである。それゆえ,あなたがどのように受けてきたか,またどのように聞いたかを思いにとどめ,それを守りつづけ,そして悔い改めなさい。あなたが目ざめないなら,必ずわたしは盗人のごとくに来る。そしてあなたは,わたしがどの時刻にあなたのもとに来るかを全く知らないであろう。

      3 会衆の霊的状態は悪いものでしたが,イエス・キリストはどんな励ましの言葉を与えましたか。

      3 「『とはいえ,サルデスのあなたのところには,自分の外衣を汚さなかった少数の名があるにはある。彼らは白い外衣を着てわたしとともに歩くであろう。それにふさわしい者だからである。征服する者はこのようにして白い外衣で身を装うのである。そしてわたしは彼の名を命の書から決して塗り消さず,わたしの父の前またその使いたちの前で彼の名を認める。耳のある者は霊が諸会衆に述べることを聞きなさい』」― 啓示 3:1-6。

      4 イエス・キリストは,「神の七つの霊と,七つの星を持つ者」としてご自分をサルデス会衆に示されましたが,それはなぜですか。

      4 サルデスの会衆に対し,栄光を受けたイエス・キリストは,ご自分が「神の七つの霊と,七つの星を持つ者」であることを明らかにされました。彼はそうした者として,「七つの星」によって象徴される使いのような監督すべてを,ご自分の右手で管理しておられたのです。それで,サルデス会衆の「使い」に語りかけ,会衆の名ばかりの状態ではなく,その実状に留意するよう,彼の注意を促す権利と責務を持っておられました。栄光を受けたイエス・キリストは,実態を識別することができたのです。「神の七つの霊」を持っておられたからです。七つの霊は,最初,神のみ座の前にあると述べられており,そこでは『み座の前で燃えている火のともしび七つ』によって表わされています。(啓示 1:4; 4:5)それらは光を照らすものであり,啓発を与え,隠された物事に光を放つ力を持っています。例えば,「神がご自分を愛する者たちのために備えられた事がら」に関し,使徒パウロはこう書き記しました。「神はそれを,ご自分の霊によって,このわたしたちに啓示されたのであり,霊がすべての事,神の奥深い事がらまでも究めるのです」― コリント第一 2:9,10。

      5 象徴的な子羊の持つ「七つの目」には,どんな象徴的な意味がありますか。

      5 しかし後に,「神の七つの霊」は,目によって表わし示されています。すなわち,神のみ座に近づき,神の右手から秘義の巻き物を受け取る時の主イエス・キリスト,つまり象徴的な子羊の「七つの目」によって表わされています。使徒ヨハネはその「七つの目」の意味について,「その目は,全地に送り出された神の七つの霊を表わしている」と述べています。(啓示 5:1-7)したがって「七つの霊」は,栄光を受けた神の子羊が今持っておられる,観察し,識別し,探知する完全な力を表わしており,「全地」の何物もその注視を逃れることはできません。19世紀前,「使い」が落ち込むに任せたサルデス会衆の霊的状態を,彼は完全に見ることができたのです。

      6 サルデス会衆および使いにも似たその監督は,なぜ深刻な事態に陥っていましたか。

      6 そうです,サルデス会衆は,その実状とは違う何かであるとの名を得ていました。その成員の中には,主イエス・キリストによく知られた名,誉れをもって述べることのできる「少数の名」がありましたが,他の成員の各は,「命の書から」名を塗り消される危険にありました。その名は,キリストが天において,ご自分の父の前とみ使いたちの前で認めるに値しないものになりつつあったのです。サルデス会衆とその使いにも似た監督は,そのために深刻な事態に陥っていました。父なる神との間に良い名を持つことは非常に重大だからです。

      7 神に好意を持っていただける名にはどんな価値がありますか。クリスチャンはいつそのような名を得るべきですか。

      7 箴言 10章7節によると,『義者の名は讚られ 悪者の名は腐り』,不快な悪臭となり,祝福に値しません。神に好意を持っていただける名は,非常に貴重です。「嘉名は大なる富にまさり恩寵は銀また金よりも佳し」。(箴言 22:1)クリスチャンは生きている間に,命の与え主であるエホバ神との関係において,自分のために良い名を得ることができます。また,そうすべきです。伝道の書 7章1節は正しい助言を与えています。「名は美膏に愈り 死る日は生るゝ日に愈る」。

      8 サルデス会衆の成員が生きているかどうかに関し,主要なことは何でしたか。

      8 サルデス会衆の成員は無論,人間としては生きていました。しかし,真のクリスチャンという点ではどうでしたか。彼らがこの世の物事に富む人間として生きており,また,会衆の集会を開くりっぱな場所を持っているということは主要な問題ではなく,霊的にどんな状態にあるか,霊的には生きているか,ということが問題でした。

      9 サルデスの会衆が持っていたのはどんな業でしたか。しかしキリストは,彼らがどんな業を持つことを望まれましたか。

      9 彼らの行ないや業は,「死んだ業」つまり,霊的な命に貢献しない業だったに違いありません。それは,サルデスのクリスチャンでない人びとには訴える業であったかもしれませんが,「真理について証しする」ために世に生まれて来たキリストの追随者として,クリスチャンがなすべき特別の業ではありませんでした。(ヘブライ 9:14。ヨハネ 18:37)イエス・キリストは,サルデス会衆の行ないが「わたしの神の前で十分になされるのを」見いだしませんでした。サルデスのこの世的な人びとに対しては,「使い」とその使いによって代表される会衆は,生きているとの名を持っていたかもしれませんが,神の七つの霊を持つイエス・キリストは,彼らが霊的な意味で,つまり,真のクリスチャンとしては死んでいるのを見,かつその状態を知っておられたのです。

      10 (イ)サルデス会衆内の「いまにも死ぬ状態にあった残りのもの」は,何であったかもしれませんか。(ロ)サルデスの監督に対するイエスの言葉によると,彼は何をしなければなりませんでしたか。

      10 サルデス会衆は,「少数の名」を除き,実際には霊的に死んでおり,ともされた黄金の燭台のように輝いてはいませんでした。それら「少数の名」とは,「いまにも死ぬ状態にあった残りのもの」かもしれません。彼らは,会衆の大多数が陥っている霊的な死の状態により,致命的な影響を受ける危険にありました。その観点から,彼らは「いまにも死ぬ状態に」あったわけです。会衆を代表する監督つまり「使い」は,クリスチャンの責任に関する限り眠っていました。彼は,目覚め,実状を見,そして『油断なく見張り』,会衆の眠っている者たちを目覚めさせ,『油断なく見張る』よう彼らを助けねばなりません。「使い」は,霊的に死ぬ危険にあった者たちを『強める』必要があり,それからその者たちを用い,また彼らと協力して,他のすべての者が真のクリスチャンとして生き,行動し,奉仕するよう強めるべきなのです。そのために彼は『悔い改める』必要がありました。

      悔い改める必要があるのはなぜか

      11 サルデス会衆が『思いにとどめつづける』べき,彼らの「聞いた」事柄とは何ですか。

      11 誠実な悔い改めに至るため,使いは何かをしなければならず,また,他の者たちに何かをすべきことを思い起こさせねばなりません。それは何でしたか。『あなたがどのように受けてきたか,またどのように聞いたかを思いにとどめつづけなさい』。(啓示 3:3)彼らは,神が,ご自分の宇宙主権を地に回復し,人類のあらゆる事態を全き秩序をもって治めるために用いる,神の王国に関する音信を聞いていました。また,神のみ子イエス・キリストの贖いを通してもたらされる,永遠の救いに関する音信,さらに,天の王国において共同相続者としてみ子イエス・キリストに加わらせるため,神が人類のあらゆる国民の中からどのように「み名のための民」を取り出しておられるかについても聞いていました。

      12 サルデス会衆の者たちが緊急に思いに留めるべき,その『受けた』事柄とは何ですか。

      12 彼らはまた,それまでに聖書のほとんど全巻を手にしており,書き足される部分は,霊感を受けた使徒ヨハネによる最後の著作だけでした。彼らは,エホバ神に自分を全く献身したことを象徴する水のバプテスマを受けており,また,仲介者イエス・キリストを通し

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