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霊的なパラダイスに入るための必要条件世の苦難からの人間の救いは近い!
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考えはあなたがたの考えよりも高いからである』」― イザヤ 55:8,9,新。
43 だれがこの霊的なパラダイスの責任を持っているかについて,すべての証拠は何を示していますか。
43 すべてはこのような事が人間ではなく,全能の神によるものであることを証明しているようです。この点,西暦1世紀の使徒時代の当時,法律家ガマリエルがエルサレムのサンヘドリンに対して述べた通則は今日でも真実です。「このはかりごと,またこの業が人間から出たものであれば,それは覆され(ま)す。しかし,それが神からのものであるとすれば,あなたがたは彼ら[企て,あるいは業]を覆すことはできません」。(使徒 5:38,39)従って,今日までエホバのクリスチャン証人から断たれなかった霊的なパラダイスは,全能の神がその責任を持っておられることの「徴」です。全能の神はそれによって全地で有名になられました。ご自分のために大いなる名を得られたのです。見いだせるうちに神を求め,またこの「事物の体制の終結」の時の今,なお神が近くにおられるうちに神ご自身の名を呼び求めることにより,神が確立された霊的なパラダイスに入るための必要条件を満たした,神を恐れる人たちは皆,感謝できます。―イザヤ 55:6。マタイ 24:3。
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汚染された地にある霊的なパラダイス世の苦難からの人間の救いは近い!
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8章
汚染された地にある霊的なパラダイス
1,2 地球の汚染を少なくしようとする人間の努力はどの程度成功していますか。
この地上には今なお,小規模な地的パラダイスのような場所が幾か所かあります。しかし,その存続は脅かされています。過去20年間,全人類の自然環境の汚染に関する科学的研究が真剣に考慮されてきました。そして,土地や水や空気の汚染を少なくしようとする努力が払われてきましたが,汚染の作用は依然持続し,増大しています。
2 ある生態学的計画は非現実的なもの,あるいは経済的に問題にならない計画であることが分かりました。選定された地域の自然の美観や健全さを保存するためのさまざまの企画は,エネルギー危機のために生じた必要に道を譲らねばならなくなりました。地球全体は魚や鳥,陸生動物や人間の住みかとしてはますます危険な所となってきました。人間の生活の仕方や地球の誤った管理の仕方のために,この惑星上の生きとし生けるすべての被造物の存続が,環境汚染だけによっても脅かされているのです。
3 自然環境は汚染されているにもかかわらず,どんなパラダイスは,いつ以来広げられていますか。
3 一方,霊的なパラダイスは全地にわたる破滅をきたすこうした汚染の影響を受けることなく繁栄し,なお一層広がっています。それが拡張されてゆくにつれ,霊的な事柄に関心を持つさらに多くの人びとがそれを享受し,一層幸福な生活を送るようになっています。それらの人びとは汚染のない地上のパラダイスで永遠に生きる希望をさえ抱いています。無論,地的な自然のパラダイスはなお将来の事柄です。さもなければ,現在なされている人間の自然環境の汚染が続くのは許されないでしょう。人間の最初のパラダイスの住みかをこの地に回復することは,人間自身の能力や知恵の及ばない事柄です。しかし,第一次世界大戦後の最初の平和な年以来,霊的なパラダイスがこの地上に設けられてきました。確かにこれは,クリスチャンの使徒パウロが一世紀当時のギリシャ,コリントの会衆に宛てた第二の手紙の中で書いたパラダイスのことです。
4 このパラダイスについて使徒パウロはコリントのクリスチャンに宛てた第二の手紙の中で何と述べていますか。
4 一世紀の半ば近くの西暦55年ごろ,その手紙を書いたパウロは,仲間の信者のその会衆にこう言いました。「わたしは誇らねばなりません。なるほどそれは有益なことではありません。でもわたしは,主の超自然の幻と啓示のことに移ります。わたしはキリスト
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