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「新しい天と新しい地」を創造する世の苦難からの人間の救いは近い!
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でしょう。わたしたちにはその事を示す全能の神ご自身の言葉があります。その神の言葉に全き信仰を抱いて今生活するなら,世の苦難から救われる道を整えることになります。その救いは近づきました!―マタイ 24:21,22。ナホム 1:9。
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世の苦難が最高潮に達する時,わたしたちはだれの側にいますか世の苦難からの人間の救いは近い!
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18章
世の苦難が最高潮に達する時,わたしたちはだれの側にいますか
1 (イ)現在の邪悪な事物の体制の完全な滅びは,どんな手だてによってのみもたらされますか。(ロ)目ざめていることはわたしたちすべてにとってなぜ重要ですか。
人間の作り上げた事物の体制をしっかり捕らえている世の苦難は西暦1914年以来,計り知れない損害をもたらしてきました。しかし,それは政治上の「上にある権威」やそのような政治上の権威のもとで組織された人類社会を溶解させるものとはなりませんでした。(ローマ 13:1。テトス 3:1)象徴的に言って,古い「天」と「諸要素」と「地とその中の業」は依然わたしたちと共にあります。こうした古くからの事物の完全な溶解もしくは滅びは,「エホバの日の臨在」によって初めてもたらされるでしょう。聖書および歴史上のあらゆる徴候はそれが近いことを示してはいますが,それでも「エホバの日は盗人のように来ます」― ペテロ第二 3:10-12。テサロニケ第一 5:2。
2 エホバの日が到来する時,地上には油そそがれたクリスチャンがなおとどまっていることを念頭に置いた使徒ペテロは,どんな訓戒を書き記しましたか。
2 聖書の確かな証拠によれば,エホバの日がこの事物の体制に到来する時,キリストの王国共同相続者の会衆の最後の成員がなおこの地上にいることでしょう。使徒ペテロはこのことを考慮に入れました。その「日」が象徴的な古い「天」と「諸要素」と「地」にもたらす結果を述べた後,使徒が次のような訓戒を付け加えたのはそのためです。「それゆえに,愛する者たちよ,あなたがたはこれらのものを待ち望んでいるのですから,最終的に汚点もきずもない,安らかな者として見いだされるよう力をつくして励みなさい。さらに,わたしたちの主のしんぼうを救いと考えなさい。それはわたしたちの愛する兄弟パウロも,自分に与えられた知恵にしたがってあなたがたに書いたとおりであり,彼はそのすべての手紙の中でしているように,これらのことについて述べているのです。しかし,彼の手紙の中には理解しにくいところもあって,教えを受けていない不安定な者たちは,聖書の残りの部分についてもしているように,これを曲解して自らの滅びを招いています」― ペテロ第二 3:14-16。
3 その訓戒と一致して,霊的なイスラエルの残りの者は「汚点もきずもない,安らかな」者であるよう自らを保つために何を行なってきましたか。
3 霊的なイスラエルの残りの者の最後の成員は依然としてエホバの日とそれがこの不敬虔な事物の体制にもたらす滅びを待ち望んでいるので,最高の審判者であられる主権者なる主エホバから見て汚点もなく,きずもない,安らかな者として見いだされるよう最善を尽くしています。苦悩するこの世からの増大するあらゆる圧力にもめげず,彼らは「潔くして汚れなき宗教」を固守します。汚れた世から離れて汚点のない者として身を保つことにより,清い「崇拝の方式」を固守します。(ヤコブ 1:27,欽; 新)彼らは政治的な「野獣」や人間の作り上げたその「像」である国際連合を崇拝しようとはしません。(啓示 13:1-15; 15:2-4)流血の罪によって汚されるようなことは避けます。諸国家やこの世の政党間の血なまぐさい戦いに参加せず,中立を厳守するからです。彼らはこの世のものにならないという点で自分たちの指導者イエス・キリストに見倣います。―ヨハネ 15:19; 17:14,16。
4 「わたしたちの主のしんぼう」強さはどのようにして救いを意味することになりましたか。
4 彼らは,「わたしたちの主のしんぼうを救いと考えなさい」という使徒ペテロの勧告に従います。(ペテロ第二 3:15)そして,主権者なる主エホバが「不敬虔な人びとの裁きと滅びとの日」をあまり
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