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塔71 5/15 294–297ページ

研究の時間を効果的に使うなら喜びがもたらされる

個人の研究に喜びを見いだし,またその成果をあげるということは,かならずしも多くの時間を研究に費やすという問題ではありません。もっと重要とさえ言える,別の考慮すべきことがあります。それは時間をどのように使うかということです。

成果のあがる楽しい研究をする人が,そうでない生徒よりも多くの時間を研究につぎこんでいるかというと,かならずしもそうではありません。しかし彼らが,費やす時間をより効果的に用いることはたしかです。つまり研究の仕方がじょうずなのです。

読む速度が遅いとか,文法に弱いとか,研究の仕方がへただとかいう問題があるために,研究のむずかしい人たちもいます。もしこれらの問題が解決すれば,生徒は,費やす時間をはるかに有効に活用でき,ずっと楽しく勉強することができます。

そのような問題の解決策はあります。しかしそれには努力が必要です。もっとも,何をするにも,はじめのうちは努力のいるのがふつうです。あなたは子どものとき,一夜にして,自信のある歩きかたができるようになりましたか。ころんでは起き,ころんでは起きという状態が,何か月かつづきました。しかし今では,少しの努力もせずに歩くことを楽しんでいます。もしあなたが主婦ならば,料理をはじめたころは苦労が多く,あまりうまくできなかったのではないでしょうか。でも,学ぼうとする努力を途中で断念していたならば,家族にとっては災いだったでしょう。もしあなたが楽器を演奏する人ならば,最初の試みと絶えまない練習とは,それほど楽しいものではなかったかもしれません。しかしたゆまずつづけることによって,それが楽しめるまでに上達したのです。

研究の習慣についても同じことが言えます。努力しないで,向上を期待することはできません。はじめのうちは特にそうです。しかし,努力しているうちに,良い研究の手順がやさしいものになり,習慣にさえなるでしょう。そうなると,個人の研究はずっと効果的で楽しいものになるはずです。

あなたは,研究を改善するために,人が与えうる最善の援助がほしいと思いますか。あなたの頭を創造されたかた以上によく援助できる人がいるでしょうか。聖書と関連のある研究にはエホバが関係していますし,研究資料はエホバの霊と組織とによって準備されていますから,エホバの助けをお願いしてから始めることにしましょう。イエスは言われました。「求めつづけなさい。そうすれば,それはあなたがたに与えられるでしょう。追求しつづけなさい。そうすれば,あなたがたは見いだすでしょう。たたきつづけなさい。そうすれば,それはあなたがたに開かれるでしょう。……父は,ご自分に求めている者たちに聖霊を与えてくださるでしょう」― ルカ 11:9-13,新。

読む速度

研究がむずかしいと言う人のおもな理由のひとつは,読みかたが不得手だということです。その解決策は練習です。料理に上達したいですか。練習です! 楽器をじょうずに演奏したいと思いますか。練習です! じょうずな読み手になりたいですか。練習です!

しかし,その練習も,正しい読みかたの原則にもとづいていなければなりません。読みかたのへたな人のひとつのくせは,ひとつひとつの単語に,そして単語のなかの音節にさえ目を止めることです。このくせは読みかたをたいへんおそくし,意味をわかりにくくします。読むことのじょうずな人は,いっきに平均数語に目をすべらせます。あなたが今読んでいるくらいの長さの文ならば,二,三回しか目を休ませません。へたな人はもっとたびたび目を止めます。

あなたは読むのがおそいですか。今よりもっと速く読むように練習してみてください。短い単語を一度に少なくとも二つ,そしてもしできればそれ以上見るように努力します。最初のうちは,少しくらい意味を取りにがすかもしれません。しかしやがて,前と変わらない理解力で,速く読むことが習慣になるでしょう。そのうちに,単語または音節だけを読む代わりに,考えを読むようになってきますから,理解力は向上します。

一度に数語を見取る練習をするときには,どんどんつづけて読みます。一語見落としたからといって,目をあとにもどさないことです。そうしているうちに,軽い読み物の場合など,もとに戻って読むということなどしたくなくなるでしょう。そうすれば,ずっと読む速度が落ちるからです。

また,軽い資料を読むときには,一語一語大きく発音すること,またくちびるを動かすことさえ避けます。もし知らない単語が出てきたなら,資料を読み終えるまで,あるいは少なくともその節を読んでしまうまで待って,それから辞書を引きます。

しかし,重要な内容のものの場合はどうですか。同じように速く読みますか,いいえ。たとえば,王国会館で毎週行なわれる「ものみの塔」研究の準備をしているとすれば,読みかたはちがってきます。雑誌をはじめて手にしたときには,速く読んだかもしれませんが,実際に研究の準備をするときには速度を落とし,一度に1節ずつ取り上げてよく消化し,読んだことを熟考しなければなりません。この種の読書の場合は,聖書を読むときと同じく,「小声で」読むとたいへん効果的です。これは耳と口と目を活用することで,勉強に注意を集中する助けになります。―ヨシュア 1:8。

そういうわけで,興味本位の読みかたと,教訓を得る目的で深い研究をするときの読みかたには相違があります。前者はずっと速く,後者はずっとおそくなります。じょうずな読書家は,軽い読み物ならば1分間に1,000語かそれ以上の割合で読みますが,深い研究の場合には,1分間に100語かそれ以下に速度を落とします。ですから,軽い読み物を内容の深い読み物と同様に扱おうとしてはなりません。

勉強をするときの状態

研究をしようと思うときには,それにふさわしい状態を整えなければなりません。

家の中には興味を引くものがたくさんあります。そうしたものをできるだけ締め出さなければ,やがてそれらはあなたの注意をそらせます。できるかぎり,研究している場所から,興味を引く音や活動を除去するとよいでしょう。その中には,会話も,テレビも,楽しい音楽を流しているラジオさえも含まれるでしょう。

背後で楽しい音楽が鳴っているのは望ましいと思えるかもしれませんが,それは楽しすぎて,精神力を幾分そらせてしまうことがしばしばです。気持ちを研究のほうにひきもどす努力はいやなものです。それに気持ちのよい音楽は眠りをさそう傾向があります。テレビ番組やおもしろい会話と同じく,楽しい音楽にも時と場所があります。個人研究の時間は,その時ではありません。

柔らかいベッドやまくらは睡眠を連想させます。ですから大切な研究のときに,ベッドに寝ころんだり,たいへん気持ちのよいいすにすわり込むのはたいていよくありません。気持ちのよいことは大切ですが,よすぎると,気持ちがくつろぎ,眠りに誘われます。もしすでに疲れていて眠いなら,研究の前に一眠りするか休むか,またはシャワーを浴びて元気を取りもどすか,あるいはその両方をすれば効果的でしょう。

真剣な研究のときには,簡素な机に,仕事をするときと同じ態度ですわります。研究は仕事を要求するからです。注意を奪うようなものは片付けて,机の上をきれいにします。研究に必要な用具を準備し,机の上に置くそのほかのものはできるだけ少なくするようにします。照明もよくなければなりませんが,ぎらぎらとまばゆい照明は避けます。できれば室温を心地よい程度に保ちます。しかし,眠気をさそうほど暖いのはよくありません。

資料はどのくらい?

研究のじょうずな人のなかには,どれだけの時間がかかろうと,1回で,「ものみの塔」を全部,くわしく勉強してしまう人があります。しかし,もしあなたが,手始めとして,真剣な研究は短時間しかできない人であれば,研究資料の一部にだけ注意を集中します。

あなたに直接関係する部分か,または最初のほうを選ぶとよいでしょう。その部分をよく調べてください。残りの部分は,会衆の集会でほかの人たちの注解によく注意を払っていれば,ある程度理解できます。よい研究の方法を用いて一部分を調べることにより,あなたは正しい研究の仕方を学ぶでしょう。そしてやがて,その範囲を拡大することができ,資料を全部研究できるようになります。

大急ぎで,できるだけ広く資料に目を通すべきですか。そうではありません。なぜなら,資料に目を通すことが主眼ではないからです。大急ぎで読めば,その研究資料はあなたの心臓にどれほど深くしみ込むでしょうか。心臓にはいってこそ,その資料は価値があるのです。大急ぎで読んで,ほとんど何も学ばず,おぼえもしないのと,一部分に注意を集中して,そこに盛られている考えを心臓の奥深くに取り入れるのと,どちらがよいでしょうか。どんなによい食物でも,そのにおいにかぐだけで少しも食べないなら,どれだけ役にたつでしょうか。

効果的な研究

「ものみの塔」のような大切な研究をより効果的にするにはどうしますか。次にかかげげる五つの段階を考慮してください。

(1)資料を概観する。まず,その週にどの資料を研究するかを確かめます。それから記事の題名を見ます。題名は何が主題になっているかを告げます。次に,題名の下にある聖句を読みます。この聖句は主題を強めます。そして最後にページをめくって副見出しだけを読みます。これらの段階をふむと,討論される事柄の概観,つまり資料の大体の骨組をつかむことができます。これに要する時間は30秒か1分です。

(2)節の質問を読む。各節を読むまえに,欄外に目をやり,その節に関する質問を読みます。質問は節の要点にあなたの注意を引きます。

(3)節を読む。黙読することもできますが,別に急いでいないのですから,低い声で声を出して読むと,もっと効果的です。そして読むときには,消極的な読みかたでなく,積極的な読みかたをします。質問に対する答えをさがすのです。そして資料についてよく考えます。「義者の〔心臓〕は答うべきことを考へ(る)」。(箴言 15:28,〔新〕)またつぎのことを自問してみます。この知識はわたしがすでに知っていることにどのように適合するだろうか。今読んだことを守るには,自分の態度や行ないをどのように変えるべきだろうか。このような探索や熟考は,資料をあなたの心臓にまで鳴りひびかせ,興味を呼び起します。この方法で節を読んだのち,章と節が示されているだけで文が引用されていない聖句を調べ,また知らないことばも辞書を引いて調べます。

(4)答えてみる。これだけのことをし終えたら,もう一度質問を見ます。だれかに話しているように自分のことばで答えられますか。もしそれができれば,あなたは要点を理解しているのです。もしできなければ,もう一度節に目を通し,答えをさがします。答えに傍線を引いておくのも便利です。かぎになることばまたは句だけにしるしをつけます。そのほかに,一,二の興味深い点に傍線を付すこともできますが,1節の中で,あまり多くの箇所に傍線を引くことは避けます。要点が見つけにくくなるからです。

(5)復習。全部の資料,または時間が許すかぎりの範囲の研究を終えたならば,資料の全容をつかむために復習をします。傍線を引いた箇所を調べて,それらが節の副見出しとどのように一致するかを見ます。反復はものを学ぶときのひけつですから,最後のこの復習は,要点を銘記するのに役だちます。そして,ほかに調べたい点や疑問があれば,研究のあとに,「ものみの塔出版物索引」とか「聖書を理解する助け」などを参考に調べることができます。またもし,その資料についてほかの人に話す機会があれば,その主題にかんするあなたの知識はいっそう確実なものになります。―ヘブル 5:14。

さてあなたは,その週の「ものみの塔」研究の準備ができました。研究の時間が,前よりもずっと楽しくなるにちがいありません。消極的な聞き手にならずに,積極的な参加者になれます。また読み手が節を読む間に,次の節に目を通して答えをさがすこともないでしょう。ある人にはこの悪い習慣があります。この習慣があると,読み手について文章を目で追いながら節の意味するところをいっそう深く銘記するということができません。

読み手が読む際について読むと,むずかしい単語の発音を確かめることもできます。また,正しく話すには,ことばをどのようにつなぐのかを学ぶ助けにもなり,すべてが話す能力の改善に役だちます。ですから,次の節を見る代わりに,読み手について読むようにしましょう。

しかし,会衆の集会で使われる他の資料で,あなたが前もって勉強できないかもしれない資料の場合はどうですか。たとえば,神権宣教学校で扱われる資料を全部勉強しなかったとすれば,どうですか。学校に1時間は出席するのですから,話されることをよく注意して聞くのはいかがですか。そうすれば,ある程度,他の人の話すことから益を受けつつ資料を研究していることになります。すでにそこにいる以上,これよりもよい時間の使いかたがあるでしょうか。

もたらされる益

良い研究方法を用いると,ことばの選択や用法はもちろん,読む能力が改善されます。エホバのことばが思いを経て心臓に達するので,より多く学べ,より多く記憶できます。

重要な決定や善悪の問題に直面するとき,判断を下すよい備えができます。この世の悪い影響から身を守る信仰の楯を大きく強くすることができます。講演もじょうずになり,集会や家庭聖書研究で徳を高める注解ができるようになります。そうです,学べば学ぶほど,自分のうちにある王国の希望の理由を他の人に説明する備えは,より良いものになります。―ペテロ前 3:15。

このように,研究の仕方を改善することによって,あなたは霊的な幼児にとどまることなく,成長して強くなります。そして,エホバの新秩序下の永遠の命に通ずる道に,しっかりと足をつけることができます。ですから熱心に研究してください。「なんぢ真理の言を正しく教え,恥づる所なき労働人となりて神の前に錬達せる者とならんことを励め」― テモテ後 2:15。

そうすればあなたも,詩篇記者がつぎのように言った,しあわせな人々のひとりになることができます。「彼の喜びはエホバの律法にあり,その律法を彼は日も夜も小声で朗読する」― 詩 1:2,新。

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