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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1981
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読者からの質問

● 「組織」という言葉は,聖書の中にも,またその原語にも出てきません。では,神が組織を持っておられると言ったり,神の組織に言及したりすることにはどんな根拠があるでしょうか。

「組織」を意味する現代のヘブライ語はイルグーンという名詞です。この語は,「列に並べる」および「従う」という意味のヘブライ語の動詞エーラグから派生しました。これに対応して,組織とは物事の取決めを意味します。(この例としては,ヘブライ語版の「神が偽ることのできない事柄」17章28節を参照できます。)

ヘブライ語には,「組織」に相当する言葉がもう一つあります。それはヒスタドルートで,ヘブライ語聖書の本文中に見られるある言葉を基にした語です。ヒスタドルートという言葉のキー文字,つまり基本文字は英語のs,d,rに相当する三つの子音字です。サーダルというヘブライ語の動詞はこの同じ三つの子音字から成っています。この語には,「秩序正しく取り決める」,つまり取決めを作るという基本的な意味があります。動詞サーダルの再帰形が「組織」を意味する名詞ヒスタドルートの語根となっています。

霊感によるヘブライ語聖書中にサーダルという語は出てきませんが,これに関連のあるヘブライ語の名詞セーデルがヨブ記 10章22節に出てきます。そこにはこの名詞の複数形が用いられ,セダーリームというつづりになっています。英国改正訳はヨブ記 10章22節を次のように訳出しています。「暗やみそのもののように厚いやみに覆われた地,何の秩序[セダーリーム]もない死の陰の地。そこでは光もやみのごとし」。(欽定訳,ヤングの字義訳も同様。)新世界訳聖書はこの箇所を次のように訳しています。「暗やみのような暗い地,深い陰と無秩序[ロー・セダーリーム]の地……そこは暗やみと同様,光が照らない」。(ロザハムのエンファサイズド・バイブルも同様。)この無秩序,もしくは何の秩序もない状態は,取決めがなく,組織されていない有様を意味しているでしょう。

今日でも,ユダヤ人はセーデルという言葉を用いています。セーデルはユダヤ教のミシュナの区分を表わします。マクリントクとストロングの百科事典は,「ミシュナ」の項で次のような説明を行なっています。「ミシュナは六つの区分(……,セダーリーム,取決め)に分けられており,そこには62の項目……および514の章が収められている。……後者はまた,番号を付された節に区分されている」。

ですから,ヘブライ語聖書の本文中に,「秩序」もしくは「取決め」を意味する言葉を見いだせます。使徒パウロは,クリスチャン会衆内に秩序と取決めが必要なことを強調してコリントのクリスチャンに宛てて次のように書き送りました。「神は混乱の神ではなく,平和の神です。聖者たちのすべての諸教会におけると同じです。しかし,すべてのことが適正にまた秩序正しく[ヘブライ語訳では,セダーリーム・ネコニーム]行なわれるようにしなさい」。(コリント第一 14:33,40,英国改正訳,欽定訳)西暦1世紀に与えられた使徒のこの助言は,今日でもエホバのクリスチャン証人のすべての会衆に同じように当てはまります。使徒パウロは当時の標準ギリシャ語を用いて手紙を書きましたが,そのギリシャ語で「組織」を意味する語はオルガノシスです。この言葉の語根は「業」を意味するエルゴンという語で,クリスチャン・ギリシャ語聖書中に繰り返し出てきます。

聖書の光に照らしてすべてを考慮してみる時,霊感によるヘブライ語聖書中にもギリシャ語聖書中にも「組織」を意味する原語が出てこないからといって神が組織を持っておられないと論ずるのはこじつけに近い極端な論議と言えます。神はあらゆる物事に,ご自分が組織力を有していることを示しておられます。もし神がご自分の従順な被造物を組織されなかったとしたらどうなっていたでしょうか。構成の面から見ると,組織は,一つに結ばれ,取決めの下に置かれた知的生物の一団と言えます。それは共通の目的つまり組織者の目的を成し遂げるべく平和と一致のうちに働くためのものです。

この事実と調和して,神は繰り返し,「万軍のエホバ」と呼ばれています。軍隊というのは幾つもの部隊が組織された集合体です。神が一つの組織を持っておられるという事実を裏付けて,神の組織に対して次のような勧めの言葉が語られています。「エホバをほめたたえよ,その使いたちよ。強大な力を持ち,み言葉の声に聴き従うことによって,そのみ言葉を行なう者たちよ。エホバをほめたたえよ,そのすべての軍勢よ。そのご意志を行なって,これに仕える者たちよ。エホバをほめたたえよ,そのすべてのみ業よ,神の支配の及ぶすべての場所で」。(詩 103:20-22,新)エホバは,地球を創造してその上に人間を置かれる前から,天の霊の被造物から成る組織を持っておられました。

様々な背景の下に,神は比喩的表現を用いてご自分の組織に言及しておられます。その最初の例が創世記 3章15節(新)に見られ,そこで神は,サタン悪魔を比喩的に表わす「蛇」という表現と対照させて,「女」であるご自分の天の霊的組織について語っておられます。(創世 3:14; 啓示 12:9と比較してください。)神に反抗するこの者は,神をまねて,神の比喩的な「女」である神の組織に対抗する組織を築き上げました。

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