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  • 目ざめよ! 1974
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目ざめよ! 1974
目74 5/22 3–6ページ

あなたも自由になれます

あなたは,超自然の力を持つ者たちのために不愉快な経験をしたことはありませんか。それから自由になる方法があります。

人間は生来自由に対する欲望を持っています。自由を獲得するためには戦争をさえしてきました。しかし,束縛をもたらす最悪の源のひとつが,人間の目に見えないものであることをご存じでしょうか。

超自然的な現象を経験する人は世界中にたくさんいます。ある人たちは「声」を聞いたり,物体や人の「妖怪」を見たりします。超自然の体力や超能力を得る人もいます。病気がなおせるようになったり,また人を病気にさせることさえできるようになる人もいます。医師にもわからない病気に悩まされる人たちもいます。

「声」はどこからくるか

その一例として,ブラジルのある婦人の場合を考えてみましょう。この人がまだ子どもだったとき,彼女の両親は,心霊術を行なっていたある中年の女性をふつかばかり家に泊めたことがありました。ところがその女性が去ったあと,「声」が幼い彼女に話しかけ,心霊術者の賛美歌や病気のなおし方を教えるようになりました。少女はこわくなり,心霊術者の道場へ行って助けを求めましたが,その「力」があるのだから用いるべきだ,と言われました。その結果彼女の家は,聖コスメと聖ダミヤオに対し9日間の祈りをささげる心霊術者の道場となりました。

その後何年か彼女の言動には別段変わったところはありませんでしたが,ある時突然黒い姿が現われ,彼女はこうこつ状態になりました。この状態が臨むと彼女はいやしを行ない,人に病気のなおし方を教え,また超自然の勢力の攻撃を受けている他の人たちを自由にしました。しかしこうこつ状態から脱して,自分のしたことを知らされても,信じることができませんでした。

ある夜のこと,彼女は熟睡中にベッドから引きおろされ,無意識のまま家の外へ出されて水門の方へ連れてゆかれました。そこまで行ったら彼女は死んでいたでしょう。しかしかきねを倒したために意識を取りもどしました。このことがあってから彼女は非常な恐怖を感じ,自分を支配している力からなんとかして自由になりたい,と考えていました。しかしその力はいったい何だったでしょうか。

聖書はその源ついて説明している

聖書は満足のいく説明を行なっています。そうしたことを行なうのは霊界に住む悪がしこい者たちである,と聖書は述べています。エフェソス人への手紙 6章12節ではこう述べています。「わたしたちのする格闘は,血肉に対するものではなく……天の場所にある邪悪な霊の勢力に対するもの……です」。これらの邪悪な霊すなわち悪霊のかしらは悪魔サタンです。―マタイ 12:24-26。エフェソス 2:2。

ある人びとは,見えない領域を自分でのぞくことができもしないのに,悪魔や悪霊といったものが存在するという考えをあざ笑います。しかし,地に来る前に霊の領域に住んでおられたイエス・キリストは,彼らの存在を確証されました。(ヨハネ 3:13。マタイ 12:25-28)前述のような体験をさせるものが邪悪な霊者であることをイエスはご存じでした。そのためにイエスは,ある病気をなおすときには悪霊を追い出されました。―マタイ 9:32,33; 12:22; 17:14-18。マルコ 5:3-5。ルカ 9:42。

あなたも自由になれる

今日でも悪霊の束縛から自由になることは可能です。前述の婦人の場合もそうでした。どのようにしてその束縛から脱したのでしょうか。まず彼女は,この力がなんであろうとこれから脱するためには超自然の助けが必要であることに気づきました。そこで彼女は神に祈り,もし助けてくださるならば,あなたのみ旨にそわないことはもういっさいいたしません,と約束しました。

その翌朝,玄関のドアをノックする音が聞えました。彼女が応待に出ないうちに例の「声」が,ドアをあけてはいけない,と命令しました。なぜですか。悪魔が彼女を待ちかまえている,とその「声」は言いました。ノックは続きました。「声」も負けてはいませんでした。ついに彼女は大きな努力を払ってドアをあけました。

しかし「声」の言ったことはうそでした。そこにいたのは悪魔ではなく,聖書を読むことを励ますために訪れたひとりの青年でした。その青年は彼女に,邪悪な霊の勢力の影響を説明する記事をのせた「ものみの塔」誌を彼女にすすめました。どうしてこの青年はわたしがこの力に悩まされているのを知っているのだろう,と彼女は思いました。そのとき彼女は,前の晩お祈りしたことを思い出しました。これがその祈りに対する答えだろうか。もしこれが,超自然の力に悩まされることから自由になる機会ならば逃がしたくない,と思いました。

彼女は聖書の勉強を始め,神のご意志を学ぶにつれて生活を変えていきました。そして悪霊の支配から徐々に自由になりました。聖書の真理が,超自然の力からさえ自由になるよう人びとを助けうることを知って,彼女はどんなに喜んだでしょう。―ヨハネ 8:32。ヤコブ 1:25。

聖書はあなたが自由になるようにも助けることができます。

心霊術と関係のある物は問題の種

家の中に宗教関係の像がたくさんあればよいことがあり,家族の守りになる,と考えている人は少なくありません。しかし,もしその像が偽りの宗教を促進し,神のことばに反する考えを伝えるものであれば問題の起きる恐れがあります。なぜですか。ひとつには,そういうものは真の神エホバから人の注意をそらさせます。(イザヤ 42:8)しかし別の大きな危険もあります。詩篇 106篇36,37節で聖書はイスラエルの国民にかんし,彼らは『おのがわなとなりしその偶像につかえたり かれらはその子女を鬼にささぐ』。この聖句の意味が十分におわかりでしょうか。ここで聖書は,『偶像』の使用と『鬼』の影響を直接に関係づけています。もし人が超自然の力によって不愉快な思いをさせられているなら,その偶像が原因かもしれません。聖書は,「偶像礼拝から逃れなさい」と助言しています。(コリント第一 10:14)ブラジルのリオグランデドスル州のある婦人の経験は,この助言に従うことの重要さをよく示しています。

この人は手にひどい炎症ができて困っていましたが,どの医師も診断を下すことができませんでした。近所の人とアンバンダという心霊術者の集会に行ったところ,炎症はなおりました。しかし同時に,もし心霊術者の集会にひきつづき出席しないなら,不幸は再発するだろう,とおどかされました。それで彼女は22年間霊媒として心霊術の中で過ごしました。ところが彼女の生活を完全に変えるあることが起きました。それは何だったでしょうか。

ある日のことこの婦人は,ラジオの歌謡曲の中でエホバという名前を耳にしました。後日エホバの証人が彼女の家を訪れた時,エホバというのはだれのことですか,と彼女は尋ねました。生まれて初めて彼女の前で聖書が開かれ,彼女は証人といっしょに聖書を勉強しはじめました。しかし心霊術の影響は彼女の生活につきまといました。なぜでしょうか。この人は心霊術と関係のある物を所有する危険に気づかなかったのです。

聖書の勉強によってそのことがわかり始めたとき,家の中に置いていたたくさんの偶像や,ヘビの腕輪を含む心霊術関係の物を処分することにしました。それらを全部,近くの川に投げ込むことを計画しました。しかし「声」は彼女に警告しつづけました。「川に投げ込んではいけない。そんなことをすればおまえもいっしょに沈んでしまうぞ」。

しかし彼女はそれを決行しました。それらが川面から姿を消したとき,彼女は20何年ぶりで自由を感じました。

ブラジルの別の婦人もこれに似た経験をしました。エホバの証人が,人類のために神が設けておられる良い事がらを彼女に告げたとき,彼女は最初聖書研究の援助の申し出を受けるのをためらいました。なぜですか。この婦人はすでに熱心に宗教を行なっていて,家の中には,「永久に助けを与える聖母」の像を含め,偶像や社がいっぱいあったからです。そこで証人は,真の助けは「生ける神」から来るのであって,命のない偶像から来るのではないことを,聖書を用いて説明しました。(テモテ第一 3:15。詩 115:4-8。エレミヤ 10:3-5)この説明に心を動かされたその婦人は,聖書研究をすることにしました。ところが,勉強を始めるたびに不思議なことが家の中で起きました。またひどい騒音がひと晩中家族を悩ましました。どうすればよいでしょうか。

聖書の原則に従って,偶像を処分することが提案されました。そして偶像が処分されたら騒音はやみました。今ではこの婦人と,婦人の親せきの人たちが多数,エホバ神の自由なしもべとなるために聖書の正確な知識を取りいれるよう他の人びとを助けています。

秘学の本は無害?

今日,秘学への関心はかつてないほど高まっています。占い,占星術,魔術その他の秘学の本が,書店や図書館で幅をきかせています。多くの人は好奇心からこの種の本を求め,害などないと考えています。しかしそれはどんな場合でも真実でしょうか。

オーストラリアのある男の人は,自分の経験を次のように語りました。「わたしの健康はすぐれなくなり,約1年にわたって徐々に悪化していきました。体力が全くなく,人びとと話をする力をふるい起こすためには,1時間ほど寝ていなければならないありさまでした。しばらくするとこんどはまともに物を考えることができなくなり,途方もないことを人に言うのではないかという恐れをいだくようになりました。ぐあいが非常に悪くなったので,わたしは,もうこれで自分はおしまいだ,と思いました」。

そうしたある日この人は,「ものみの塔」誌で,「邪悪な霊の勢力に抵抗する」という題の記事を読みました。彼の話はつづきます。「わたしは邪悪な霊の勢力が,『人を神経的に,精神的に,そしてまた肉体的に疲労こんぱいさせることによって』支配しようとすることがあるのを知りました。この点は非常に印象的でした。というのは,わたしが経験していたのはまさにそれだったからです。a その記事は,心霊術と関係のある物を処分することを勧めていました。それでわたしは自分の持っている物をよく考え,いつか買い求めた『秘学』の本があることを思い出しました」。

そんなものがほんとうにその人を苦しめる媒介となっていたのでしょうか。ここで,小アジアの魔術で名高い町エフェソスのある人たちが取った処置を考えてみるのは有益でしょう。聖書は,使徒たちの活動 19章18,19節で次のように述べています。「信者となった者の多くがやって来ては告白をし,自分の行なってきたことをあらわに告げるのであった。実際,魔術を行なっていたかなり大ぜいの者が自分たちの本を持って来て集め,みんなの前で燃やした」。この手本に従うことはその人の益になるでしょうか。

「わたしはその本を捜しにかかり,自分の事務所でそれを見つけ,焼き捨てました」。結果はどうでしたか。「翌日起きたときの気分はそうかいでした。ひと晩中眠りを妨げる頭痛も消え,ひどくゆううつな気分もなくなりました」。

もちろん,心霊術と関係のある物や本を持っていても,なんら悪影響を受けない人もたくさんいます。しかしこのことは,そうした物に悩まされる人たちがいる事実の反証とはなりません。東部アメリカに住むある家族の場合は,家族の中のある者だけが影響を受ける場合のあることを示しています。

17歳になる少女の訴えによると,ある晩彼女が眠っていたとき,何者かがベッドの上に上がったのを感じました。彼女は恐怖で硬くなり,エホバに呼ばわりました。するとそのものはベッドからすべり降りました。少女にとってこの種の経験はそれが初めでしたが,少女の母親は24年間,超自然の現象を経験してきていました。その間母親は寝室の中で人を見たり,いろんな顔が自分の方に近づいてくるのを見たりしていました。そしていつも疲労感につきまとわれ,時には,強烈な悪臭がうしろからついてくるように思えることもありました。問題はどこにあったのでしょうか。

夫が,魔術や占いや心霊術の本を寝室に置いていたことがわかりました。使徒たちの活動 19章19節の手本に従ってそれらを焼き捨てることが提案されました。夫は自分が悪影響を受けたことがなかったので最初のうちは懐疑的でしたが,ともかく協力することにしました。

その婦人は24年間悪霊に悩まされたすえ,その苦しみからついに解放されました。彼女は今,絶えまない疲労感に苦しむ代わりに,起きて動き回れることを心から喜んでいます。夫はこの経験に強く心を動かされ,エホバの証人に加わって,聖書に収められているすばらしい希望を学ぶよう人びとを援助する奉仕を始めました。

あなたは邪悪な霊の勢力に遭遇したことはないかもしれません。もし今までどおり彼らの影響を受けないでいたいなら,ぜひともいっさいの心霊術を避けねばなりません。水晶球や霊応盤を使う占いや,手相術,占星術,夢判断などに手を出さないことです。エホバは,こうしたことを行なう者をみな『憎みたまう』と,聖書ははっきり述べています。―申命 18:10-12。

もしすでに超自然の力に悩まされた経験があるなら,神のことばを詳細に研究してください。祈りのうちにエホバ神に近づき,心霊術と少しでも関係のある物品は全部処分してください。エホバ神を愛し,エホバ神のことばを尊敬する人びとと交わってください。それは多くの人が悪霊の束縛から自由になる助けになりました。

[脚注]

a ルカによる書 13章10-17節には,「サタンが」18年も「虚弱の霊」で「縛っていた」女をイエスがいやされたことが記されています。

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