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神に敵対する国は立ち行かないものみの塔 1965 | 9月1日
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神と戦う彼らは流血の罪を身に招きます。ミカ書と黙示録の預言の示すようにまず偽りの宗教の強大な世界帝国大いなるバビロンが,ついで大いなるバビロンに影響されてエホバの主権に敵対し,エホバの証人の行なう主権の宣明に敵対した諸国家が打ち場で踏まれるように踏まれなければなりません。「正義は国を高くし,罪は民をはずかしめる」。神の定めた原則はこう述べています。このようなはずかしめをこうむる民は必ず滅びます。「悪しき者,また神を忘れるもろもろの国民は陰府へ去って行く」からです ― 箴言 14:34。詩 9:17。
20 国家のとる道にかかわりなく,今日,各人がとるべき賢明な行いはどんな行いですか。
20 諸国家がどんな道をとっても,各人は大いなるバビロンについて神のことばに述べられた事柄を真剣に考慮するとき,紀元前537年にユダヤ人がバビロンから逃れたのと同様,大いなるバビロンからいま逃れることができます。大いなるバビロンの罪にあずかり,その災にまき込まれることのないように,そして生命を全うするために,いま大いなるバビロンを離れ去り,その中から逃れることができます。この敏速な行動は,永遠の滅びから救われる唯一の道です。―黙示 18:4。
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恐れずにエホバに奉仕するものみの塔 1965 | 9月1日
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恐れずにエホバに奉仕する
― 1965年度エホバの証人の年鑑から ―
スペイン
人口: 30,338,000人
伝道者最高数: 3,502人
比率: 8,663人に1人
スペインのエホバの証人は,昨奉仕年度の間,多くの障害があったにもかかわらず,御国の福音宣明の仕事をいっそうおし進めました。この国の証人たちはエホバの霊に満たされ,「命の言葉」を大胆に宣べ伝えています。大いなるバビロン,すなわち,偽りの宗教の世界帝国から逃がれ出るスペイン人は多くいますが,前途にはまだ多大の仕事があり,神のしもべたちもこれをよく理解して,宣教活動を全面的に強化することに努力しています。エホバ神に献身した奉仕者544人が昨奉仕年度のあいだ休暇開拓奉仕をしました。これは年の平均伝道者数の18パーセントにあたります。スペインとアンドラから寄せられた興味ある経験をいくつかここに紹介しましょう。
彫刻家の一家族は,物質的な利得のためにエホバに仕えているのでない事を示して,サタンの挑戦に答えるものとなりました。家族は親ゆずりの小工場を持ち,教会用の彫像を専門に作っていました。聖書の勉強を始めた時,家族は非常なジレンマを感じぬわけにはいきませんでした。長年の生計手段となってきた彫像の製作を続けるべきか,あるいは,霊的な事柄を第一とし,聖書の真理に従って偶像作りを止めるべきかを考えねばなりませんでした。決定はこうです。工場の裏手に大きな穴が掘られ,像がいくつも運び出されました。家族の兄弟二人は運び出された彫像を鉄の大づちでこなごなに砕き,穴に入れて土をかけました。この時以来家族はエホバの備えられる文字通りの「日用の糧」に与っているだけでなく,「エホバの祝福は人を高ます,人のほねおりはこれに加ふるところなし」との言葉どおり,霊的に豊かになりました。
エホバの証人はそれぞれ自分の住む社会にあって生きた看板のような役目を果たします。次の経験は,自分の家の近く,または自分の職場の近くで伝道する事の益をよく物語っています。自分の町の市場で働く姉妹は,市場の近くで伝道を始めました。ある日,市場で働いていると,一人の婦人が近づき,自分の家にきて「偽りのない」聖書の真理を教えてほしいと言いました。婦人はなぜこの姉妹が聖書の伝道者であることを知ったのですか。話によると,婦人は市場の近くに住んでおり,初め姉妹の訪問を受けた時,聖書を学ぼうとの気持ちは起こりませんでした。しかし今,霊的な面で偽りを信じていたことに気付き,聖書から真の宗教を学ぼうと考えるようになりました。また,婦人は姉妹の正直な働きぶりを見ており,霊的
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