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人生の真の目的を見いだす目ざめよ! 1974 | 8月22日
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た。(マタイ 24:34,46)彼はその後,東大病院に移りましたが,決して血を扱いませんでした。そして自分の住んでいる地域の横浜山手会衆の監督と聖書を勤勉に学びました。彼は今,病院で一週一日働き,残りを横浜で開業している彼の父の医院で働いています。ある時,私は彼の親族のために葬式の話をしました。話の後,彼の父は出席した会葬の客にあいさつの言葉を述べ『私も復活を信じています』と語りました。現在この家族の全員は聖書を研究し,父と子の二人の医師とそれぞれの妻たちは全員献身して熱心なエホバの証人になりました。
開拓奉仕の祝福
バプテスマを受けて11年の間,エホバの証人の武蔵野会衆において,多くの研究を司会し19名の方々をエホバの奉仕へと導くことが出来ました。そして18名はバプテスマを受けています。こうした人たちのうちの一人が私の妹です。私が彼女と研究を始めた時,彼女はプロテスタントの教会員で滋賀県献血協力会の会長をしていた青年と婚約していました。彼にも少し証言する機会がありました。彼はやがて真理に深い関心を示し,二人は研究を始めたばかりでしたが,その結婚の話を京都の都市の監督に依頼しました。研究を京都で続けた彼らはそろってバプテスマを受けました。
この新しい私の義理の弟は製薬会社に勤務する生化学者です。そして同じ研究室に,もう一人のエホバの証人がいました。この証人には妹がいて,エホバの証人で栄養士として働いていました。私は彼女に会い,今,彼女は私の妻となっています。また,開拓奉仕のパートナーとしても仕えています。私は週の二日間を地方の病院で働き,残りの日は開拓奉仕をし,喜びで満たされています。又,現在武蔵野会衆の主宰監督として奉仕しています。
この報告を書いている私は,今,会衆の監督たちを訓練するために取り決められている沼津での王国宣教学校に出席しています。妻の雅子も一緒に来て,80名を超す,学生とベテル家族のための食事の準備の手伝いをしています。学校の課程の間には,一日二時間づつ,ベテル家族と一緒に働くことになっているのですが,私はその時間にベテル家族の健康診断をしています。日本人,アメリカ人,その他の国籍からなる,この若く健康な人たちは,雑誌や,他の宣教のための資料を備えるために,一生懸命に働いています。この学校で受けている強い印象は,エホバの律法は生きているという点です。確かにこの律法は実際的で,会衆の活動や私たちの生活のどの分野にも生かして適用しなければなりません。また,ベテルは清潔さとエホバのご意志を行なうことに完全に献身しているという点で強い感銘を与えました。
この週末,日本でもっとも長生きの宣教者,メーブル・ハズレットがここ沼津を訪問しました。彼女は私たちに1919年と1922年,アメリカ,シーダーポイントで開かれたエホバの証人の歴史的な大会について話をして,こうした大会がどんなに彼女を鼓舞し,開拓奉仕に進ませ,また生涯の業とさせたかを語りました。彼女と話していると,永年エホバに奉仕し,今やその報酬に近づいている,この忠実な油そそがれた残れる者と同様に,現代のエホバの証人の組織が生き,今日に至るまで進歩して来たことを認識できました。私たち「ほかの羊」の者たちも,エホバのご意志である限り,開拓奉仕を生涯の業とするように,確かに励まされます。
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快い睡眠目ざめよ! 1974 | 8月22日
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快い睡眠
● 一晩ぐっすり眠るためには,身体の状態よりも,精神の状態のほうがずっと大きな意味を持ちます。この点をあることばはこう言い表わしています。「人の眠りといちばん関係しているのは,ふとんではなく良心である」。霊感を受けた,伝道の書の筆者は,同じことをこう表現しています。『労する者はその食らふところは多きも少なきも快くねむるなり しかれども富める者はその貨財の多きがために睡ることを得せず』― 伝道 5:12。
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