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  • 「平和」が打ち砕かれ ― 次いで実現する本物の平和
  • 目ざめよ! 1983
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目ざめよ! 1983
目83 11/22 6–8ページ

「平和」が打ち砕かれ ― 次いで実現する本物の平和

ドイツ人は10人中8人までが平和を守ることを政治の第一の務めの一つに挙げます。7年前には,経済および社会問題の解決をそのリストの第1位に置いていました。「人々の意識の根源的な変化を目撃しているのである」と,ドイツのある著名な政治家は述べました。

国際的な現象と思われる,一般の人々の優先順位のつけ方がこのように変化したので,ロンドン・タイムズ紙は,「結局のところ,核兵器に対する一般の人々の懸念をよみがえらせる原因になったどんな変化が,1979年および1980年以来実社会に起きてきたのだろうか」と問いかけています。そして,「世論の動向がこのように変化しなければならなかった理由」を説明する,十分に満足のゆく答えをもっていないことを認めています。

しかし,核戦争に対するこの恐れは,聖書を真剣に研究する人々にとっては少しも驚くべきことではありません。「人々は,人の住む地に臨もうとする事柄への恐れと予想から気を失[うでしょう]」というイエスの預言を思い出すからです。(ルカ 21:26)また,『地の果てに至るまで戦いをやめさせる』ことが神のお目的であることも学んでいます。この言葉はどのようにして実現するのでしょうか。それは武装解除によります。というのは,この聖句はさらにこう続いているからです。「神は弓を折り,槍を断ち切り,もろもろの車を火で焼かれる」。(詩編 46:9; 72:7もご覧ください。)このことは,ある宗教家たちが主張するように,今日の平和運動がこの全地球的な平和を実現するための神の方法であるということを示していますか。

「平和に終わりはない」

イザヤ 9章6,7節は,「平和の君」であられるキリスト・イエスの「君としての支配」が平和をもたらし,その平和に「終わりはない」と約束しています。これは神のメシア王国の設立以外の何ものをも意味していません。クリスチャンは,イエスがご自分の弟子たちに教えた模範的な祈りにより,その王国が神の平和的な「ご意志」をこの地で成し遂げるよう長いあいだ祈ってきました。―マタイ 6:9,10。

聖書預言は次の二つの点に関してきわめて明快です。第一に,核による大破壊によって人類が自滅することはない,第二に,人類はある程度の「平和と安全」を首尾よく実現させる,という点です。しかし,人類が実現させるこの平和は,イザヤが預言した『終わりのない』平和ではあり得ません。なぜでしょうか。聖書によると,『人々が,「平和だ,安全だ」と言っているその時,突然の滅びが……彼らに突如として臨む』からです。(テサロニケ第一 5:3)ですから,人間のもたらす『平和と安全』は,「突然の滅び」により打ち砕かれ,ざ折します。その突然の滅びは,『ヘブライ語でハルマゲドンと呼ばれる……全能者なる神の大いなる日の戦争』によるものです。(啓示 16:14,16)これは一体どのようにして臨むのでしょうか。

宗教の影響は裏目に出る

政治指導者たちがこの『平和と安全』をもたらすことを宗教は積極的に支持すると思われます。この目標を実現するために宗教が政治家たちに圧力をかけることさえするかもしれませんが,それがどの程度まで行なわれるかについては聖書は何も述べていません。しかし,いずれにしても,宗教が政治家たちと手を組んで代用物としての平和をもたらそうとするなら,それはキリスト・イエスの「君としての支配」を通してもたらされる永続する平和のための神の取り決めを拒否することになります。姦淫を犯す不道徳な女のように,偽りの宗教は天の「平和の君」のためにではなく,地上の平和工作者たちのために仕えていることが明らかにされるでしょう。―啓示 17:1-6をご覧ください。

政治家たちは,自分たちの政策に対する支持を得るために宗教指導者たちを用い,自国の政府を防衛するために戦場へ行くよう人々に説教させることさえ恥ずかしいとは思いませんでした。一方,宗教指導者たちは国家の首脳に対する自分たちの影響力を利用して,自分たちの立場が有利になるように物事を操作するという利己的なことを行なってきました。しばしば積極的に政治に関与し,政府に対する反逆にさえ加わってきました。政治に対する宗教の介入について,1981年にドイツのシュミット首相は,「これがいつまでも許されるとは思えない」と語りました。それでも,宗教の介入は続いています。事実,ドイツのプロテスタントの僧職者の一団は最近,「我々は政治について説き,政治を変革したいと思っている」ことを認めました。

この介入が一体いつまで続くかは,神ご自身がお決めになります。神の預言は,ある政治分子が「娼婦[偽りの宗教の世界帝国]を憎み……彼女を火で焼き尽くすであろう」と予告しています。それはいつのことですか。神が前もって定めておられる時に,「一日」のうちに来ます。その時,彼女に対する神の裁きが執行されるのです。(啓示 17:16; 18:8,20。ダニエル 4:35と比較してください。)ですから,宗教は政治指導者と手をつないで「平和だ,安全だ」という叫びが上がるよう尽力するかもしれませんが,政治分子は不意に襲いかかり,世界の宗教を荒れ廃れさせます。次いで政治諸分子はその直後に起きるハルマゲドンの戦争で神の手により滅ぼされます。

こうして,人間による「平和と安全」がまやかしであることが暴露されることになるでしょう。それは神の裁きのための試金石の役割を果たし,現在天で支配している神の王国よりも平和をもたらそうとする人間の企てに信頼を置くことの誤りを明らかにしていることでしょう。a 宗教の後押しを受けた今日の平和運動が,偽りの宗教の滅びの直前に上がる「平和だ,安全だ」の叫びをもたらす上でどんな役割を果たすかについては,今後の成り行きを見守らなければなりません。

生き残って「本物の平和」を見る

今日の平和運動は第三次世界大戦を阻むものとなるかもしれず,そうならないかもしれません。しかし,それはハルマゲドンの戦いを阻むものとは決してなりません。それは諸政府に圧力をかけて軍縮を実現するかもしれず,しないかもしれません。しかし,キリスト・イエスに圧力をかけて,「義をもって裁き,また戦う」方を武装解除させることは決してできません。―啓示 19:11-16。

ハルマゲドンの義の戦いは避けることのできないものなのですから,エホバの証人が生き残るための要求を神のみ言葉から示すのに耳を傾けてみてはいかがですか。打ち砕かれる定めにあるまやかしの「平和と安全」に希望を置くことは避けなければなりません。「平和の君」を仰ぎ見,その「君としての支配」を積極的に支持しましょう。そうすれば,あなたが享受することを期待できる平和は,「本物の平和」―『終わりのない』平和 ― になるでしょう。―イザヤ 9:6,7。

[脚注]

a 王国が1914年に天で設立されたことを示す証拠については,ものみの塔聖書冊子協会が1982年に出版した,「あなたは地上の楽園で永遠に生きられます」という本をご覧ください。

[7ページの図版]

本物の平和 ― 鉄かぶとが植木鉢に変えられるだけでなく,子供たちはもはや戦いを学ばない

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