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  • 不公正 ― どれほど広がっているか
    ものみの塔 1984 | 12月1日
    • この事態について,『不公正で,受け入れ難い,しかもほぼ完全に回避できる』ものであると述べました。

      偏見: 米国で起きた激しい人種暴動について,一ニュース雑誌は,「この暴動を引き起こした数々の原因の中で最も強力なのは不公正がまかり通っているという意識であった」と述べました。確かに,特定の人種グループはしばしば差別の対象になります。女性も差別の対象になります。また,性別や膚の色の別にかかわらず,貧しい人も差別されます。

      世界に不公正が満ちているのはなぜでしょうか。

  • どうしてこんな事態が見られるのか
    ものみの塔 1984 | 12月1日
    • どうしてこんな事態が見られるのか

      どうして不公正はこれほど広がっているのでしょうか。聖書の二つの聖句は,わたしたちがその質問に対する答えを出すのに役立ちます。その最初の聖句はエレミヤ 10章23節で,次のように述べられています。

      「地の人の道はその人に属していない……。自分の歩みを導くことさえ,歩んでいるその人に属しているのではありません」。

      この言葉は,人間が自らを治める能力を全く備えていないことを示唆しています。なぜでしょうか。第一に,人間は生来罪深いからです。神ご自身が,「人の心の傾向はその年若い時から悪い(の)である」と述べておられます。(創世記 8:21)ですから,人間の法律や習慣はあらゆる種類の不平等をいつまでも存続させているのです。例えば,きれいで新鮮な水や栄養が十分にある物を困っている人々に与えるよりも,たばこで自分の体を毒したり大量殺傷のための宇宙時代の兵器を作ったりすることのほうを好む人が少なくありません。

      人間には十分な知恵もありません。ですから,ロイの場合のように,公正を期するために作られているはずの法律がはなはだしい不公正を招きかねないのです。大勢の人々や団体が,健康・食糧の分配・経済状態などの点で公正の行なわれる状態を実現しようと一生懸命努力をしていますが,その人たちはそれを実現することができません。それどころか一体どうしたらよいのか分からないでいるという場合が少なくありません。

      真実を言えば,人間は完全な自治権を持って,つまり独立をして自らを「導く」,すなわち治めるよう造られていないのです。人間はより高い権力,つまり神に治められるものとして造られました。そして歴史的に見て大多数の人が神の支配を退けたので,別の強力な霊の勢力が人々に影響を及ぼすために入り込んできました。今日不公正が至る所で見られる理由を説明するのに役立つ2番目の聖句は,この霊者に言及しています。そこにはこう書かれています。

      『全世界は邪悪な者の配下にある』。

      これは使徒ヨハネの記した言葉です。(ヨハネ第一 5:19)この「邪悪な者」とはだれのことでしょうか。「この事物の体制の神」とも呼ばれている悪魔サタンです。(コリント第二 4:4)サタンとその悪霊たちはわたしたちよりもはるかに強力です。彼らは公正が広く行き渡るのを見ることに少しも関心がありません。事実,不公正が存在する限り,人々は神を求めることから注意をそらされ,中には不公正のあることを神のせいにする人さえ出てきます。ですから,不公正はサタンの目的とするところに大いに資するのです。

      聖書はわたしたちに,「エホバは公正を愛される方であり,その忠節な者たちを捨てられない」と告げています。(詩編 37:28)では,人間が自らを支配し,サタンの影響を受けるようになり,これほど多くの不公正や他の悪のために苦しむことを神はなぜお許しになったのでしょうか。次の記事はこの点を論じています。

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