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前途にある楽園の住みか人生には確かに目的がある
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23 (イ)地球を清めるためになぜ戦争がなされねばなりませんか。(ロ)どんな人はその戦争を恐れる必要がありませんか。それはどうしてですか。
23 天にいる王イエス・キリストは,聖書の中で「全能者なる神の大いなる日の戦争」と呼ばれているものによって現在の事物の体制を終わらせます。(啓示 16:14)正しいことを行なおうとする人々はその戦争を恐れる必要はありません。その戦争は仲間の人間に害を及ぼし,神に仕えることを望まない者たちを除く選択的なものだからです。それら邪悪な者たちは,利己心や貪欲さから「地を破滅させて」おり,それゆえに彼らは滅ぼされねばなりません。―啓示 11:18。ペテロ第二 2:9。
24 仲間の人間に対抗し続ける貪欲な者たちを取り除く以外に,平和と幸福をもたらす方法はありません。それはなぜですか。
24 ですから神は,人々を圧迫している事物の体制を除き去ることを約束しておられるのです。それと同時に,仲間の人間を誤導し,詐取し,圧迫し続ける者たちを一掃することをも約束しておられるのです。(詩 72:4; 103:6)そのような“住居人”が神の地的な“家”にいる限り,平和と幸福を誠実に望む人々がその実現を期待することはできません。楽園の代価は,貪欲な者たちを取り除くことであり,それ以外に方法はないのです。通則はこうです。「邪悪な者は義なる者の贖い」。また箴言は,「義者は苦難からも救助される者である。邪悪な者が彼に代わって来る」と述べています。つまり,苦難を引き起こしてきた邪悪な者は罰を受け,正しい人が苦難から解放されるということです。―箴 21:18; 11:8,新。
25,26 (イ)聖書は,地球を清めることを何になぞらえていますか。(ロ)清められた地球の永続性に関してどんな疑問が起きますか。
25 こうして偽りの宗教,政治,商業,物質主義が優勢な現在の世の体制を一掃するなら,不公正と圧迫は除去されるでしょう。聖書はその時に用いられる力を大暴風になぞらえ,次のように述べています。「見よ! エホバの暴風が,激怒そのものが必ず出て行く。実に大旋風が。邪悪な者たちの頭上でそれは自ら旋回する。エホバの怒りは,達成なさるまで,またご自分の心の考えを実現させるまで引き返らない。末の日にあなたがた民は理解をもってそれを考慮するであろう」― エレミヤ 23:19,20,新。
26 そのとき神の支配は地上で疑問の余地のないものとなります。しかし,その支配は恒久的な平和をもたらし,後になって再び不従順な行為がなされて楽園が荒らされることはありませんか。では,神の支配が人間の支配よりはるかに勝っている理由を次に調べましょう。
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わたしたちは神の支配を必要としているか人生には確かに目的がある
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4章
わたしたちは神の支配を必要としているか
1,2 地上の悪い状態を見て,ある人はどのように考えるかもしれませんか。
周囲をながめると地上の至る所に,病気,不正,犯罪,憎しみ,戦争など,多くの望ましくない事柄が見られるので,宇宙を統治している至高の力が存在するという考えと,そうした状態とがなかなか結び付かないと思われるかもしれません。
2 「わたしが創造者だったら,今すぐにでも何らかの処置を取る」と言う人もいるでしょう。「なぜ神は行動を起こさないのか。神は配慮しているのか」と言って,そのような気持ちを表わす人は少なくありません。
3 もしある人に,今の世の中を強引に変える力があったとしたら,その人は人々を幸福にすることができますか。
3 しかし,仮にあなたに十分な力があり,問題となっている
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