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  • 世は神の前に流血の罪を負っているか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1966
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1966
塔66 12/15 740–743ページ

世は神の前に流血の罪を負っているか

1 人はどんな三つの面で流血の罪を犯す危険がありますか。

次にあげる三つの事のどれかをする時,人は神の前に流血の罪を犯します。そのひとつは殺人つまり人の血を流すことです。(創世 9:5,6)第二は血を飲んだり食べたりすること,あるいは血の不正な使用です。(創世 9:4。使行 15:20,29)第三は,神と神のことばに反対する行ないのために生命を失う危険にさらされている人々のことを知りながら,警告を与えなかったり,あるいは警告するのを拒否することです。―使行 20:26,27。

2 飲み水の源が血に変わったことは何を意味しますか。

2 イスラエルと結ばれた神の律法契約の下にあっては,血を飲む者は死刑にされました。(レビ 17:10,14)一方,水は生命に欠くことのできないものです。それで,飲み水の源が血に変わったならば,それから飲む者は死を受けるでしょう。

3 (イ)黙示録 16章の第三の災いはなんですか。それは他のどんな災いを思いおこさせますか。(ロ)この災いは,エホバの設けられる霊的な水の源に影響しますか。なぜですか。

3 黙示録 16章の第三の災いにおいて,象徴的に言ってまさにこの事が起こります。血に関する神の原則に照らして事態がどんなであるかを,神はたとえによって明らかにされています。「第三の者〔天使〕がその鉢を川と水の源とに傾けた。すると,みな血になった」。(黙示 16:4)この災いは神の預言者モーセの手をとおして古代エジプトにもたらされた第一の災いを思いおこさせます。エジプトの水源であるナイル川,あしの茂る池,貯水池の水はこの災いのために血となって,飲むことができず,魚が死んで川は臭くなりました。(出エジプト 7:14-25)この鉢は,黙示録 16章に述べられた他の六つの災いと同じく,天から地の上に傾けられます。それで生命の水の源エホバ神の住まれる天は影響を受けません。まことの崇拝者に供給される神の霊的な水は,この災いに影響されません。生命の源であるエホバ神から与えられる水は生命を支えます。(詩 36:9。エレミヤ 2:13; 17:13)では地上の川と水の源が血に変わったことは何を意味していますか。

「水の源」および「川」とは何か

4 (イ)生命を与える水の真の源はなんですか。(ロ)人々はどんな源にそれを求めてきましたか。

4 エホバのしもべであるまことのクリスチャンはキリスト・イエスをとおしてエホバを生命の源と仰ぎ,エホバは流れてやまぬ水にも似た,清いみことばを彼らに授けられます。同様に,この古い事物の制度の人々にも,生命の源と仰ぐものがあります。人々は宗教家に影響されて聖書をおおかた無視し,他の源すなわち世の政治,経済,宗教に水を求めました。とくに人々は,真理と生命の道を説いているかに見える宗教組織に頼りました。しかし人々は欺かれただけでした。宗教組織は聖書のかわりに言い伝えを教え,儀式を行ない,神をけがす多くの矛盾した教義を護持しています。そしてこれらのものが生命を与える新鮮な水であるかのように見せかけてきました。また霊感による聖書に基づいた理知的な信仰のかわりにこれらの教義を盲目的に受け入れることを信者に要求します。

5 神に仕えると言いながら,生命を与える水をこの世の源に求めている人々はだれに似ていますか。

5 神に仕えると言いながら,生命の水をこの世的な源に求める人は,エジプトのナイル川やアッシリアのユフラテ川の水を好んで飲んだ背教のイスラエル人のようです。(エレミヤ 2:17-19)かれらは「ゆるやかに流れるシロアの水を捨て」ました。「その流れは神の都を喜ばせ,いと高き者の聖なるすまいを喜ばせる」川の水を捨てたのです。―イザヤ 8:6,7。詩 46:4。

6 (イ)世の「川」と「水の源」は何を吐き出してきましたか。(ロ)世の水の源から飲んだために,人々はどんな行ないをするようになりましたか。(ハ)大いなるバビロンの僧職者は生命の真の源に対してどんな立場をとりましたか。それはどんな結果を人々にもたらしましたか。

6 偽りの教え,哲学,人間的つまり地的な源から出た考えを別にしても,世の「川」や「水の源」は,人類の問題を解決するための計画,企て,策を吐き出してきました。それを飲んだために人々は神のことばに反する行動に導かれ,神の律法によって罪せられました。ある人々は故意にそのことをしたのではありません。しかし戦争のもたらした流血に対して,連帯責任があります。人々は他の面においても,血を用いるように誤導されてきました。血を飲む人があり,輸血が行なわれ,その他さまざまなことに血が用いられています。神の要求を知る機会がなかったのではありません。神の国が天に建てられたことを告げる福音は,1919年以来エホバの証人によって宣べ伝えられているからです。聞く機会は今でもあります。聞いて悔い改めるならば許しを得,生命を与える水を神から受けることができるのです。しかしキリスト教国,ユダヤ教,異教の宗教家は,血を用いるという,まちがった行ないを擁護してきました。同時に彼らは生命の偉大な源であるエホバを無視したうえ,キリストのあがないとメシヤの国によって,信仰のある従順な人々に生命を与える神の救いのご準備を無視しています。そのうえ彼らは福音を斥け,福音に反対して,他の人々が聞くのを妨げており,この面においても流血の罪を招いています。

水が血になるのはなぜか

7 世の水の源に頼る人々に神が血を飲ませるのは,なぜ正しいことですか。そのことにおいて神の忠節はだれに示されますか。

7 ヨハネは,行なわれたわざに満足を表明する天使のことばを聞きました。「それから,水をつかさどる御使がこう言うのを,聞いた,『今いまし,昔いませる聖なる者よ。このようにお定めになったあなたは,正しいかたであります。聖徒と預言者との血を流した者たちに,血をお飲ませになりましたが,それは当然のことであります』」。(黙示 16:5,6)それで彼らに対するこのような神の処置は全く正しいと言わなければなりません。世の汚れた源から飲んだ人々は,神の聖徒と預言者に戦いをいどむようになりました。とくに彼らは,地の人々を支配する偽りの宗教の世界帝国大いなるバビロンにそそのかされてエホバの証人に敵対したのです。(黙示 17:6,18)エホバは彼らの流血の行ないを是認されません。エホバはご自身の証人に対して忠節であられ,神のしもべの血を流した者たちに正義のさばきを臨ませます。神がこのようなさばきを行なわれるのは,彼らみずから生命にふさわしくないこと,血を飲ませられるに値することを表わしてのちです。彼らは死の罰を受けます。

8 物を言う「祭壇」とはなんですか。

8 さて驚くべき意外なことが起きます。「わたしはまた祭壇がこう言うのを聞いた,『全能者にして主〔エホバ〕なる神よ。しかり,あなたのさばきは真実で,かつ正しいさばきであります』」。(黙示 16:7,〔新世訳〕)この「祭壇」とはなんですか。イスラエルの集会の幕屋にあった祭壇は,神への犠牲をその上にささげるために,神がとりきめられたものです。ここに言われている「祭壇」は象徴的なもので,イエスの犠牲のために神が設けられた,祭壇のようなとりきめのことです。神はみ子の犠牲を備え,み子が人となって地に現われ,死を遂げ,復活し,犠牲の価値を携えて天に上り,罪人となった人類のために生命の権利を買うことを定められました。この事は神の過分の恵みでした。イエス・キリストの忠実な追随者すなわちイエスの霊的な兄弟はイエスの足跡に従ってきました。(ペテロ第一 2:21)そのすべてはイエスと同じく犠牲の死を遂げます。彼らの流す血が罪をおおうことにあずかるのではありません。それは彼らがイエスの受けた復活と同じ種類の復活にあずかるためです。その多くは,この世の水の源から飲んだ人々の手にかかって実際に殉教の死を遂げました。

9 祭壇はどのように物を言いますか。何について語りますか。

9 祭壇がどのようにものを「言う」のですか。黙示録 6章9,10節によれば,祭壇の下には「神の言のゆえに,また,そのあかしを立てたために,殺された人々」の魂すなわち生命があります。彼らの魂すなわち生命は血の中に宿っていました。そして彼らの血は祭壇の基部に注ぎ出されました。それゆえに彼らの魂はそこにあり,殉教者アベルの血が地から叫んだのと同じく,神の報復を求めて叫んでいることが描かれています。(創世 4:8-11。レビ 17:11-14)それで犠牲の祭壇は象徴的に語り,すなわちこのさばきについて述べ,神の民に敵対する世の人に死をもたらす血が与えられても,エホバは真実にして正しいということに全く同意します。祭壇は多くのことを目撃したからです。

第三の災いを宣明する

10 (イ)第三の災いに関連してエホバの証人は何をすることが必要でしたか。(ロ)第三の災いに関連してどんな強力な宣言が1924年に発せられましたか。(ハ)第三の鉢を傾けることと一致して,その時どんな事が述べられましたか。

10 第三の災いは,この世の水の源から飲んだ人々に大きな苦痛を与えます。人々が飲んだものは真の満足を与えず,多くの場合死をもたらしました。災いを感じ,生命を与える水を望む人々が生命の水を得るように,エホバの証人はこの第三の災いの意味を宣明することに最善をつくしてきました。1924年7月25日,オハイオ州コロンバスにおける大会では,「告発」と題する決議の中で,この点に関する率直な宣言がなされました。決議が採決されて2日後の7月27日,日曜日,ものみの塔協会の会長は3万5000人の聴衆を前に「文明は滅びに定めらる」と題する講演を行なってこれらの事実を強調しました。天使が第三の鉢を傾けるのと一致して,講演者はそのとき次のように語っています。

「イエス・キリストは偉大な平和の君です。イエスは『汝殺すなかれ』と言われ,武器を決して使わないことを,弟子と追随者に教えられました。それにもかかわらず,イエスの教えを説く者を自任する僧職者は戦争を清め,それを神聖なものにしてきました。彼らは自分たちの肖像画や像を流血の軍人のそれらと並べることを喜んできました。彼らは偉大な武人を古今の英雄としてたたえてきました。〔コンスタンチヌス,シャルルマーニュなど〕

「……諸国家は預言された大戦争のために力を結集しているのです。神は愛するみ子キリスト・イエスによってサタンの組織をくつがえすことを目的とされています……」

11 第三の災いに関連して,「創造」と題する本の中でどんな警告が与えられましたか。

11 1927年,ものみの塔協会の出した「創造」と題する本は,偽りの宗教組織大いなるバビロンの影響の下におかれているゆえに人類が流血の罪を負っていることをさらに警告しており,「永遠の契約」の見出しの下に103頁に次のことを述べています。

此の契約は神が人間の生命の神聖にして貴重なる事を示された最初の契約である。神の御意は即ち神の律法である。全部の生命はエホバより出づ。そこでエホバに依る以外には何者と雖も他に生命を与ふる事が出来ない以上は,何者と雖もエホバの許可を得ずして他の人命を奪ふ権利を有しないのである。此の契約の条件に基づいて此の律法が人類を支配する以上は何者と雖も他の人の生命を奪って罰せられないと云ふ事はない……

……此の永遠の契約の条件は地上の諸国,諸民,諸人によって犯された故に神は他日此の責任の全部を糾弾される事となってゐる。

牧師,神学博士の教職者は己等が神の代表者にして,神の御言を他に教ふる者であると自称してゐながら,戦時に理由なく他の人命を奪ふ事を公然と弁護してゐる。

災いの宣明に対する反応

12 血に関する神の律法について警告された時,この世はどうしましたか。

12 この世を源とする計画,企て,宣伝に頼ってはならないという教訓を今もって学ばず,世はエホバの証人の発した警告に注意を払いませんでした。ドイツのナチズム,ローマのファシズムの支配下において,何千人のエホバの証人がキリスト教国のまん中で殉教者の血を流しました。そして第二次世界大戦によって今までになく多数の人命が失われました。(黙示 12:13-16)多くの負傷者が出たために,輸血もふえました。

13 1945年,エホバの証人は血の使用に関してどんな解明を出版しましたか。

13 血の使用に関する神のみこころを全く明らかにするために,エホバの証人は聖書の特別な研究を行ないました。「エホバの御国を宣明する」ものみの塔誌1945年7月1日号に載せられた記事はその成果です。おもな記事は詩篇 16篇をとりあげ,他の人の血をからだに入れることについて詩篇 16篇4節に次のように述べたダビデ王の態度を論じています。「おおよそ,ほかの神を選ぶ者は悲しみを増す。わたしは彼らのささげる血の灌祭を注がず,その名を口にとなえることをしない」。(198-201頁)この記事はアメリカナ百科事典(1929年版)第4巻113頁から次のことばを引用しています。

輸血の起源は古代エジプトにまでさかのぼる。記録に残る最も古い例は,1492年,法王イノセント8世に施されたもので,3人の若者の生命が犠牲にされたが,それでも法王を救うことはできなかった。

14 この警告およびそれから生じた論争はどんな結果を生みましたか。

14 神の明らかな律法を無視して,医師は朝鮮戦争の時,また今ベトナムにおいて大量の輸血を行なってきました。また血はある種の食品あるいは製品に使われています。生きものの生命であり,神のものである血を,人はあたかも人間のものであるかのように誤用してきました。キリスト教国とユダヤ教の諸宗派は,血に関してエホバの証人が明白に示す神の見解を全く拒否しています。彼らはあらゆる口実を設けて神の律法を無にし,神の律法を破る者を正当化しようとしています。論争は今も続いており,エホバの証人はどんな形のものでも血を体内にとり入れることを拒絶しているために圧迫を受けています。彼らが医療や手術を拒否されたこともしばしばありました。法廷の命令によって輸血が強制された例もあります。エホバはご自身の民に対するこのような不法を心にとめられています。

15 (イ)血の問題に関してエホバの証人がとる立場は,おもに何に基づいていますか。(ロ)血に関する詳しい聖書的な論議は,どこにしるされていますか。

15 血に関してエホバの証人がおもに関心を払っているのは神の律法であって医学の見地ではありません。しかし肝炎,梅毒,マラリヤなどがひろがり,輸血による死亡の例が多いのは事実であって,それは神の律法の実際的な価値を裏づけています。分別のある人がこの重要な問題を十分に考慮する一助として,エホバの証人は「血,医学,神の律法」と題する64ページの冊子を配布しています。この冊子は1961年6月22日,ニューヨーク市ヤンキースタジアムにおけるエホバの証人の国際大会で発表されました。それはこの問題に関する多くの資料を用いており,同時に神のことばの説くところを強調しています。世とともに流血の罪を負い,世の人のように「血を飲ませ(られ)て酔わせ」られることを避けたいならば,その人は真の生命の水の源に聞くことでしょう。そして血にみちた世の水の源や川から飲む者に下される災いを避けます。―イザヤ 49:26。

黙示録 16章の第一,第二の災いについては,本誌の前号および前々号をごらんください。第四から第七までの災いについては,のちの号にとりあげます。あるいはニューヨーク,ブルックリン,ものみの塔聖書冊子協会発行の本「大いなるバビロンは倒れた! 神の国は支配する!」をごらんください。

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