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  • 占星術はクリスチャンのたよるべきものですか
  • 目ざめよ! 1970
  • 副見出し
  • 古代イスラエルから学ぶ
  • 占星術は禁じられた
  • 心霊術
  • クリスチャンは占星術をどう見るか
目ざめよ! 1970
目70 3/8 8–10ページ

占星術はクリスチャンのたよるべきものですか

占星術はクリスチャンと唱える人々の間にさえ流行しています。ほんとうのクリスチャンはこれに対してどんな態度をとったらよいですか。なんらかの導きがほしいとき,クリスチャンは占星術にたよってもよいですか。たよらないまでも,ただの好奇心で,占星術者に自分の十二宮図を書いてもらうことはさしつかえありませんか。

占星術は本来,多神教から生まれたものです。では,唯一の神を信ずる真のクリスチャンがどうして占星術に導きをあおぐべきですか。占星術に導きをあおぐクリスチャンを創造者は喜ばれますか。

占星術はもはや昔の多神教と結びついておらず,星を神々とみなしているわけではないと言う人もあるでしょう。教育程度の高い人々の間ではそうかもしれません。しかし,この慣習そのものはそうした宗教に由来しており,惑星その他の星を神とした宗教上の偽りの考えがその根底にあります。幹から広がる技はその木の一部ではありませんか。

古代イスラエルから学ぶ

古代のイスラエル国民,またその国民が偽りの宗教の慣習に染まったことについては,聖書中に多くの記録があります。エホバが非とされた慣習に携わったとき,エホバ神に対するこの国民の関係がどうなったかを思い返してください。その経験は,クリスチャンが占星術をどう見るべきかという点で助けになります。

神は二つに分裂したイスラエル人の王国が滅ぼされ,その民が連れ去られることを許されましたが,それはイスラエル人が偽りの宗教の慣習に深く染まったためです。彼らの罪の中には,天体を神として崇拝したことがあります。たとえば,ユダ王国のマナセ王は国民をそうした神々の崇拝に導き入れたことがしるされています。「(彼は)天の衆群を拝みてこれにつかへ(たり)」― 列王下 21:3。

のちに賢王ヨシアは偽りの宗教の悪影響を国民の中から根絶することに努めました。記録は次のとおりです。「(彼は)ユダの町々とエルサレムの周囲にある高き所で香をたくためにユダの王たちが任命した祭司たちを廃し,またバアルと日と月と星宿[十二宮の星座,新世訳]と天の万象とに香をたく者どもをも廃した」― 列王下 23:5,口語。

ヨシアはこの行為のゆえに神のみことばの中で賞賛されています。太陽,月,「十二宮の星座」などに香をたいたりすることをヨシアがやめさせたことに注意してください。神はヨシアのこの処置を是認されました。では「十二宮の星座」をあおぎ見るような占星術と関係することを神が今日是認されると考えられるでしょうか。

預言者ゼパニヤを通じて語られたエホバ神のことばも,偽りの宗教の慣習に染まったイスラエル人を,「屋上で天の万象を拝む者,……またミルコム〔モレク〕をさして誓う者」と呼んでとがめています。(ゼパニヤ 1:5,口語)ミルコムつまりモレクに対する古代の崇拝には占星術が密接に結びついていました。

クリスチャンとして最初に殉教の死を遂げたステパノはイスラエル人のこの種の悪い慣習にふれてこう語りました。「そこで,神は顔をそむけ,彼らを天の星を拝むままに任せられた。預言者の書にこう書いてあるとおりである,『イスラエルの家よ,四十年のあいだ荒野にいた時に,いけにえと供え物とを,わたしにささげたことがあったか。あなたがたは,モロクの幕屋やロンパの星の神を,かつぎ回った。それらは,拝むために自分で造った偶像に過ぎぬ。だからわたしは,あなたがたをバビロンのかなたへ,移してしまうであろう』」― 使行 7:42,43,口語。

占星術は禁じられた

占星術はバビロン的な偽りの宗教の生み出したものですから,エホバ神がご自分の民であるイスラエル国民にそれを禁じたとしても不思議ではありません。神が占星術をどう見ておられるかはそこに示されており,今日のクリスチャンはそれを導きとすることができます。イスラエルに与えた律法の中でエホバはこう言われました。「あなたがたのうちに,自分のむすこ,娘を火に焼いてささげる者があってはならない。また占いをする者,卜者易者[縁起を求める者,新世訳],魔法使(があってはならない)」― 申命 18:10,口語。

この聖句は占星術とどんな関係がありますか。「占い」が戒められている点に注意してください。すでに述べたとおり,占星術は占いの一種です。占星術にはまた惑星その他の星に縁起を求めることも含まれています。そして,縁起を求めることも神によって禁じられたのです。

神の律法はさらにこう続いています。「すべてこれらの事をなす者はエホバこれを憎みたまふ 汝の神エホバが彼らを汝の前よりおひはらひたまひしもこれらの憎むべき事のありしによりてなり」。(申命 18:12)神は変わることのないかたですから,あらゆる形の占いに対して今日も同じ態度をとっておられると考えられませんか。神は古代において,バビロン的な宗教の一部であった占星術を忌むべきものとされました。今日も同じ見方をされるでしょう。

心霊術

占星術は占いの一種ですから,それに関係する人を心霊術に巻き込む要素をもっています。それは人を「天のところにある悪の霊」と接触させやすいのです。(エペソ 6:12)あなたは自分がそうなることを願いますか。神はそうしたものに導きを求めることを厳重に戒められました。神はイスラエル国民に言われました,「もし口寄せ[霊媒,新世訳],または占い師のもとにおもむき,彼らを慕って姦淫する者があれば,わたしは顔をその人に向け,これを民のうちから断つであろう」― レビ 20:6,口語。

悪霊の勢力は物事をあやつり,星占いの予言が信頼できるものであるかのように見せることもときにはできます。したがって,それにたよるなら,悪霊たちの手中に陥る結果にもなります。あなたは悪霊の導きを受けたいと思いますか。悪霊は益となる方向にあなたを導くのですか。クリスチャンは悪霊ではなく神の導きを求めるべきではありませんか。―イザヤ 8:19,20。

聖書は今の時代の人々が「惑わす霊と悪霊の教えとに気をとら(れ)る」ことを予告していました。(テモテ前 4:1,口語)したがって,心霊術や種々の秘術的な慣習に対する世の関心が高まりつつあるとしても不思議ではありません。しかし,悪霊の勢力との接触を求める心霊術が,実際には汚れた肉のわざの一つであることを忘れてはなりません。―ガラテヤ 5:19,20。

クリスチャンは占星術をどう見るか

では,占星術がしだいに流行するのを見てクリスチャンはどうすべきですか。ローマ帝国内に住んだ初期クリスチャンの態度を手本にすることができます。

占星術はローマ帝国でもはやっていました。ジェームズ・ヘイスチング編「宗教・倫理百科事典」第4巻はこう述べています。「これら外来の占い者のうち最も影響力があったのはカルデア人であった。彼らは後に数学者とも称されたが,バビロニア占星術の教師であり,十二宮図を用いて人の運命を予告し,……また,天体の動きを基にして将来を予想した。これら占星術者は紀元前139年に初めてローマとイタリアから追放された。……しかしそれによって占星術者の活動が著しく減退したわけではない。彼らの常客の中には高位の人々が含まれ,皇帝たちさえ彼らの秘術を利用したからである」。

ローマ人の間で流行していても,初期のクリスチャンはそれとなんらの関係を持たなかったでしょう。クリスチャンとなる以前には占いその他の心霊術と関係していた者も多くいました。クリスチャンとなったとき,彼らは心霊術から離れ,偽りの宗教に付随したものすべてを捨てたのです。「魔術を行なっていたかなり多くの者は自分たちの本を集め,すべての人の前でそれを焼いた」としるされています。(使行 19:19,新)このとき焼かれた本の中には占星術関係のものもあったでしょう。星占いは当時一般に行なわれた占いの一種であったからです。

これはまさに適切な処置でした。しるされたみことばを通じて神からの霊的な食物にあずかるクリスチャンは,『神の食卓にあずかる』者です。占いをもてあそんで『悪霊の食卓にもあずかる』ことがどうして許されるでしょうか。

クリスチャンが占星術にたよるとすれば,不従順なイスラエル人と同じ立場に身を置くことになりませんか。占星術の根拠であった偽りの神々,つまりバビロニアの星の神々にたよることではありませんか。そして,創造者の嫌悪された偶像崇拝的な偽りの宗教が生み出したものの信奉者となることではありませんか。―黙示 22:15。

占星術が偶像を崇拝したバビロンの宗教に由来し,心霊術と結びついていることを考えれば,真のクリスチャンはどうしてこれを是認できるでしょうか。初期クリスチャンのひとりである使徒パウロは,この問題で取るべき態度を次のように述べました。「不信者とつり合わないくびきをともにしてはならない。正義と不法になんのかゝわりがあるのか。また,光とやみになんの交友があるのか。エホバは言われる。『それゆえ,彼らの中から出てゆき彼らから離れよ。汚れたものに触れることをやめよ』」― コリント後 6:14,17,新。

クリスチャンになろうとする人は占星術から離れていなければなりません。しかしこれは,将来を知る方法がクリスチャンにないという意味ではありません。実際には,将来の重要な事柄について知る方法があり,しかもそれははるかに信頼できるものなのです。

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