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  • 宗教的な反対に打ち勝つ勇気
    ものみの塔 1962 | 3月1日
    • た。ローマ帝国の色々な地方で彼らの身にふりかかった事柄をものともせず,兄弟たちが雄々しく神の言葉を語っているのを見てパウロは喜び,幸福でした。同じことは今日でも真実です。

      22,23 (イ)今日,真のクリスチャンは兄弟が迫害されるとき,どのようにふるまいますか。(ロ)迫害に面することについて,ペテロはどんな助言を与えましたか。

      22 良いたよりを語ったためにクリスチャンが刑務所に入れられたとき,あるいはヒトラーのような人間また政府に救いを帰するのを拒絶して強制収容所に入れられたとき,更には聖書を隣人に伝道して,しかも国の法律が神の御国を他の人に語ることを禁じているために迫害され,苦しめられるときに,神の民は勇気のある信仰を全世界の前に表わします。終りの時における神の御国の良いたよりの伝道をやめさせようと悪魔の組織をあげての反対を悪魔の制度がおこしても,それは彼らを自滅させるでしょう。神の忠実な僕に加えられる迫害や苦しみがどんなに大きくても,神の言葉の光は輝きます。この事は初期クリスチャンの場合と同じく今日のクリスチャンの間でも変わりません。エホバのクリスチャン証者,またおびえきったこの世から離れることを望む人々に対して,ペテロは次の助言を与えました。

      23 「しかし,万一義のために苦しむようなことがあっても,あなたがたはさいわいである。彼らを恐れたり,心を乱したりしてはならない。ただ,心の中でキリストを主とあがめなさい。また,あなたがたのうちにある望みについて説明を求める人々は,いつでも弁明のできる用意をしていなさい。しかし,やさしく,慎み深く,明らかな良心をもって,弁明しなさい」。―ペテロ前 3:14-16,新口。

      24,25 (イ)エホバの御心を行なうために献身した人々の生活は,なぜ世の恐れに支配されませんか。また何のゆえに世に勝つ者となれますか。(ロ)ローマの兄弟たちはどのようにパウロを勇気づけましたか。またそうすることによってイエスへの愛をあらわしましたか。

      24 今日私たちは全世界が,恐れすなわち自滅の恐れにおののく時代に生活しています。諸国家はなぜ恐れているのですか。それは愛のないためです。イエスは言われました,「わたしがあなたがたを愛したように,あなたがたも互に愛し合いなさい」。(ヨハネ 15:12,新口)エホバの御心を行なうために献身した人々の中にこの愛が見られます。その人々は義のために苦しみを受け,しかも柔和な気持ちを失いません。しかし今日の諸国家あるいは色々な国の人々の間には,いったい愛というものがありますか。愛を見出したいならばイエスや初期クリスチャンのしたように,世から離れることが必要です。イエスは言われました,「わたしが世のものでないように,彼らも世のものではありません」。(ヨハネ 17:16,新口)恐れにみちた世でこの立場をとるには勇気が必要です。しかしイエスが言われたように,それは可能です,「あなたがたは,この世ではなやみがある。しかし,勇気を出しなさい。わたしはすでに世に勝っている」。(ヨハネ 16:33,新口)献身したクリスチャンであるなら,あなたもそうすることができます。多くの人は勝ちました。そしてたとえ時には事態が暗いものに見えても,兄弟たちはあなたを援助します。パウロが捕われてローマに行く途中,会衆は出てきてパウロを迎えました。使徒行伝 28章14,15節(新口)は次のことを記録しています。「兄弟たちは,わたしたちのことを聞いて,アピオ・ポロおよびトレス・タベルネまで出迎えてくれた。パウロは彼らに会って,神に感謝し勇み立った」。

      25 ローマの兄弟たちは会ったことのない人を迎えるために出てきました。しかし,これはとらわれの身となった兄弟でした。彼らは一度もパウロに会ったことがありませんでしたが,イエスの次の言葉を覚えていました。「あなたがたは,わたしが…旅人であったときに宿を貸し,裸であったときに着せ,病気のときに見舞い,獄にいたときに尋ねてくれたからである」。(マタイ 25:35,36,新口)ローマの献身したクリスチャンには,使徒たち,マリヤとマルタその他大勢の人のようにイエスに仕え,パレスチナでイエスのために働く機会がありませんでした。しかしイエスは言われました,「あなたがたによく言っておく。わたしの兄弟であるこれらの最も小さい者のひとりにしたのは,すなわち,わたしにしたのである」。パウロのために何かするのはイエスに対してするのと同じでした。パウロを出迎えに出たことからだけ見ても,忠実な兄弟に対して会衆の抱いた愛と信頼がうかがわれます。そして会衆のこの行いはパウロを勇気づけました。―マタイ 25:40,新口。

      26 今日の私たちは宗教的な反対にもかかわらず,どのように勇気を保ち,心を何時も強くすることができますか。

      26 あなたには勇気が必要ですか。では集まり合いましょう。「ある人たちがいつもしているように,集会をやめることはしないで互に励まし,かの日が近づいているのを見て,ますます,そうしようではないか」。(ヘブル 10:25,新口)今日,自分の霊的な必要を自覚する何千人という人々はこの悪の世から離れ去り,エホバの証者と共に真理を求めています。あらゆる種類の宗教の人々また宗教と結びつきを持たないと言う人々がこのことをしています。なぜですか。その人々は生命を愛しており,エホバの証者は聖書を学ぶからです。それによって人々は生命の与え主である神への信仰を強めます。これら何千人の人々が献身した神の民の会衆と共に神の言葉を学ぶとき,信仰を強めます。そして信仰からは今の時代に必要なもの ― 勇気と力が生まれます。そのとき世の人々の抱く恐れを持つことはありません。エホバの活発な証者はハルマゲドンの戦いにおけるこの組織制度の滅びを待っているからです。それを待つあいだ,彼らは人類の唯一の希望であるエホバの御国を宣明します。たとえ国々と世の大多数の人が慰めを与えるこの音信を受け入れず,神の言葉を伝道したがためにエホバの証者の多くが迫害され投獄されたとえ殺されても,彼らは詩篇を書いたダビデの力強い言葉を思いおこします。「すべてヱホバを俟望むものよ雄々しかれ,なんぢら心をかたうせよ」。―詩 31:24。

  • 楽園の本は人々が真理を得るのを助ける
    ものみの塔 1962 | 3月1日
    • 楽園の本は人々が真理を得るのを助ける

      引退した伝道者は目ざめる

      テキサス州でのこと。ふたりのエホバの証者が戸別伝道をしていた時,ひとりの引退した牧師に会いました。その人は,メソジスト派の牧師を3年間,浸礼派の牧師を2年した人でした。数回訪問したあと彼は「ものみの塔」と「目ざめよ!」を予約しました。少しのちになって「失楽園から復楽園まで」という本を求めました。「真の信仰とわざからの脱落」の章は特に彼を動かし,サタンの制度に対して理解の目を開かせました。また,エホバの制度のこともはっきり理解し,ヒューストンで行なわれた地域大会でエホバに献身しました。その人はいま70歳ですが,もう「引退」どころではなく,御国の良いおとずれを活発に伝道しており,開拓者になることさえ希望しています。

      拾い出して読む

      これはカリフォルニア州でのこと。ある男が近所の婦人のガレージの掃除を手伝っていたところ,くず入れの中に他の物と一緒に「楽園」の本があるのを見つけました。きれいな表紙の本だったので読みたく思い,いただいてもよいですかと婦人に尋ねました。彼はそれを読みはじめて朝の3時まで読みつづけ,みな読んでしまいました。同じ日にエホバの証者をさがしたかったのですが,どこをどうさがしてよいか分かりませんでした。ところが3日後,ひとりのエホバの証者がその人の家を訪れました。それから彼は家で聖書の研究をし,集会にも出席するようになり,サンフランシスコの地域大会で洗礼を受けました。

      交替で読む

      ミルウォーキーで地域大会が開かれていたときのこと,ひとりのエホバの証者は戸別伝道で,最近病院に入院した男の人に会いました。その人が証者に話したところによると,同室の患者が「楽園」の本を読んでいるということでした。彼は,私にも読ませて下さいと頼んだのですが,相手はもう夢中になって夜おそくまで読みつづけます。そこで,自分も楽園の本が読めるように,少し早く寝ておいて,相手が寝ている間に読むようにしていたと証者に話しました。そして,その本をもう1冊手に入れることはできませんかと証者にたずねました。その日の午後,証者が本をもっていったとき彼はこう言いました,「なんだったら来ていただいて結構なんですが,あなたたちも忙しい人ですからね。わざわざ来ていただくのは気の毒ですから,私が七つになる息子と一緒に勉強しましょう」。

      学校で

      テキサス州でのこと。教師は,一つのクラスの生徒に,1冊の本についての口頭レポートを明日まで用意してくるように告げました。エホバの証者であるひとりの少女は,家に帰って,「楽園」の本に関するレポートを作りました。翌日クラスでそれを発表しました。発表をしながらこの若い証者は,「楽園」の本の美しいさし絵をクラスに見せました。ほかの生徒の報告は5分か10分ですみましたが,この証者は45分間かかりました。それというのも,たくさんの質問をされたので,それに答えるのに時間がかかったわけです。そのあとで教師と10人のクラスメートが「楽園」の本をもってきてくださいと頼みました。つぎの週証者は,それらのクラスメートのひとりと聖書研究をはじめました。

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