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  • 神の政府がまもなく全面的に支配するということはどうしてわかりますか
  • エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1976
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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1976
塔76 1/1 24–27ページ

神の政府がまもなく全面的に支配するということはどうしてわかりますか

義にかなった政府,世界を苦悩させている諸問題を解決しうる政府が必要である,とあなたはお考えですか。その必要はいつか満たされると思われますか。

わたしたちにはそう信ずる十分の理由があります。なぜそのように強い確信を抱くことができるでしょうか。

確信を抱いている理由

なぜなら,人類の偉大な創造者も義にかなった政府の必要を認めておられ,それを樹立する意図を明らかにされているからです。しかし,神がこのことを行なわれるのは驚くべきことでしょうか。もしあなたにその力があれば,全人類に祝福をもたらす政府をつくりたいと思わないでしょうか。もちろんそれを願うでしょう。では,わたしたちの創造者もそれを望まれると考えるべきではないでしょうか。

イエス・キリストは神の目的をご存じでした。ですから地上におられた時,神の政府を祈り求めることを弟子たちに教えられました。あなたも,「御国がきますように。みこころが天に行われるとおり,地にも行われますように」と,この政府を神に祈り求めてこられたかもしれません。(マタイ 6:9,10,口)あなたはこの王国政府がどのように実現するかをご存じですか。

このことは次の聖書の預言の中で説明されています。「天の神は,決して破滅に至らされることのない一つの王国を建てられます。……それはこれらの王国をすべて打ち砕いて終わらせ,それ自体は定めのない時まで立つでしょう」。(ダニエル 2:44,新)そうです,神の王国は,現在ある人間の政府をすべて地から一掃する力をもって到来します。それは,この不義の世が終わって,一つの世界,一つの政府,すなわち神の王国政府に道を譲るということです。―ペテロ第二 3:5-7。ヨハネ第一 2:17。

このことがまもなく,つまりわたしたちの生きているうちに,起こると信じてよい理由がありますか。この質問はイエス・キリストの重要な預言を引き出します。

重要な預言

広く宣伝され,昨秋までに合計170万人の聴衆に話されてきた聖書講演aの中に,「イエス・キリストが『事物の体制の終結』に関して述べた預言の成就は,同体制が打ち砕かれることが間近であることを示しています!」という箇所があります。イエスのこの預言は,聖書のおもにマタイ 24章,マルコ 13章,ルカ 21章に記録されています。

それらの箇所でイエスはどんなことを預言しておられますか。そうした事柄はわたしたちの時代に実際に起きていますか。それを知るのは重要なことです。なぜなら,イエスはこの預言が成就する時について話されたからです。「これらのすべての事が起こるまで,この世代は決して過ぎ去りません」。(マタイ 24:34)それで,もし今イエスの預言が成就しつつあるとすれば,わたしたちは,神の政府が現存する人間の政府をすべて打ち砕き,地の諸問題を支配するのを見る時代に住んでいることになります。このことがまもなく起こるかどうかを確かめる方法がありますか。

イエスが与えたしるし

イエスは,四人の使徒がしるしを求めたのに対しその答えとして,預言をお与えになりました。彼らは明らかに,エルサレムとその神殿の破滅についてイエスが言われていたことを不思議に思っていました。(マタイ 23:37–24:2)それで彼らは尋ねました。「わたしたちにお話しください。そうしたことはいつあるのでしょうか。そして,あなたの臨在と事物の体制の終結のしるしには何がありますか」― マタイ 24:3。

使徒たちは,エルサレムとその神殿がいつ破壊されるかを知りたかったのですが,彼らの質問はさらに深いところを探るものでした。そしてイエスの答えにも,エルサレムとその神殿の破滅以上の事柄が含まれていました。というのはイエスが,西暦一世紀当時のユダヤ教の体制の滅び以上の事柄を意味するしるしをお与えになったからです。イエスが与えたしるしはまた,イエスが王国の権をもって「臨在」しておられるしるしであり,この事物の全体制の終わりが近いことを物語るしるしでもあります。このことがわかる一つの理由は,イエスが,「これらの事が起きているのを見たなら,神の王国の近いことを知りなさい」と言われたからです。―ルカ 21:31。

そうです,この預言は,神の王国政府が支配する時を人々が知ることができるよう,そのことを目的としてなされました。では聖書を開いてもっと詳しく調べてみましょう。

「しるし」の多くの特色

イエスが「しるし」となる事柄をほんの二,三抜き出されたのでないことに注意してください。むしろイエスは,『イエスの臨在と事物の体制の終結』の時に起こる多くの事柄について話されました。(マタイ 24:3)例として,イエスが挙げられた「しるし」の特色を幾つか検討してみましょう。

イエスのことばによると,戦争と戦争のうわさがあり,民は民に,国は国に逆らって立ちます。これに続いて疫病や食糧不足,地震などが多くの場所で起きます。さらにイエスの追随者たちはすべての国民に憎まれ,迫害され,そしてなかには殺される者もあるであろう,とイエスは言われました。不法は増加し,多くの人の愛が冷えるでしょう。神の王国の良いたよりは世界中に宣べ伝えられるでしょう。そしてこれらのことが起きている間,「逃げ道を知らない諸国民の苦もんがあるでしょう。……人びとは,人の住む地に臨もうとする事がらへの恐れと予想から気を失います」― ルカ 21:7-28。マタイ 24:3-14。

イエスのことばは最高潮に達します。「その時,世のはじめから今に至るまで起きたことがなく,いいえ,二度と起きないような大患難があるからです」。(マタイ 24:21)それはノアの日の大洪水よりもさらに破壊的な大患難です。事実,イエスはそれをかの大洪水になぞらえてこう言われました。「人の子の臨在はちょうどノアの日のようだからです。……人びとは……洪水が来て彼らすべてを流し去るまで注意しませんでしたが,人の子の臨在の時もそのようになるのです」― マタイ 24:37-39。

ところで,あなたはどう思われますか。わたしたちはイエスが与えた「しるし」のいろいろな特色を今日はっきりと見ているでしょうか。もし見ているとすれば,「大患難」は,そうです,世の滅びは近づいています。ですから,世界に起こる出来事をよく見守り,「しるし」が成就しているかどうかをよく調べるのは確かに重要なことです。では証拠は何を物語っていますか。

「国民は国民に……敵対」

軍事分析家H・W・ボールドウィンは,「第一次世界大戦」という本の中で次のように指摘しています。「第一次世界大戦は,全面戦争の,― 完全な意味での最初の ― 世界戦争の世紀を招来した……これほど広範囲に,また無差別に殺りくが行なわれたことはなかった」。(1962年,1,2ページ)ある調査によると,第一次世界大戦は,それ以前の2,400年間に生じた大きな戦争901を全部合わせたより七倍も大きな規模のものであったということです。―1945年9月29日のコリヤーズ誌より。

しかしその戦争は,現代の一歴史書が「暴力の時代」と呼んでいるものの始まりでしかありませんでした。21年後に生じた第二次世界大戦は,その規模と破壊において,第一次世界大戦をしのぐものでした。「民間人と軍人の死者は合計5,500万人にのぼると推定されて」います。―ワールドブック百科事典(1973年版),第21巻,410ページ。

その後も戦争はひんぴんと生じました。前米大統領リチャード・ニクソンは,第二次世界大戦以来100以上の戦争が行なわれた,と述べました。そして1975年1月27日付のニューヨーク・タイムズ紙の社説によると,この期間に,1,000万人以上が戦争兵器によって殺されました。アメリカはインドシナ半島だけに,773万3,518トンもの爆弾を投下しています。これは,第二次世界大戦中に投下された207万5,244トンの実に三倍以上の量です。また1973年には諸国家は2,500億ドル(約75兆円)近くを兵器に費やしたと言われています。これを頭割にすると,地球上に住むすべての男女子ども一人につき約60ドル(1万8,000円)となります。

わたしたちの時代に,「戦争のこと,また戦争の知らせ」,『国民が国民に敵対して立ち上がる』ことがあり,したがって「しるし」のこの面は成就している,と言えないでしょうか。

「食糧不足」

人類史上最悪の食糧不足は,第一次世界大戦直後に生じました。(ネイション誌,1919年6月7日号)しかし第二次世界大戦後にはそれはさらに悪化し,ルック誌は当時次のように伝えました。「世界の四分の一は今飢えている。……現在世界の大部分を襲っているききんは,われわれのほとんどが想像し得る以上にひどいものである」― 1946年6月11日号。

世界人口が激増するにつれ,食糧不足は一層深刻になりました。1967年12月29日のニューヨーク・タイムズ紙は次のように報じました。「低開発国では,栄養失調が原因の病気で,8.6秒ごとにだれかが死んでいる……毎日一万人・毎年350万人以上が死亡するのである」。

今日では推定五億の人が飢餓線上をさまよっています。諸国家全体が飢えを経験しようとしています。事実,一部の科学者によると,大量餓死は避けられないということです。確かに「食糧不足」は,恐るべき方法で成就しつつある「しるし」の一つです。

「疫病」

第一次世界大戦に続いて,スペイン風邪が猛威を振るいました。1959年9月26日のサタデー・イブニング・ポスト誌は,「記録に残る疫病で,1918年から1919年の死亡者総数に匹敵する死者を出した疫病は,後にも先にも存在しない。その二年間に全世界で推定2,100万人が,インフルエンザから発した肺炎で死亡した。アメリカだけでも85万人が死亡した」と伝えています。

流行病は引き続き猛威を振るっています。「冠状動脈の異常……という病気だけで欧米諸国の男子の半数近くが(女子の比率も増加している)死亡するのであるから,われわれは世界的流行病の新時代に入っているのである」と,「1970年度ニューヨーク・タイムズ百科年鑑」は報じています。若者の中にさえ,心臓発作で急死する人が少なくありません。アメリカだけでも一年に75万余の人々が心臓病で死亡します。

現在ではガンも疫病で,毎年35万人のアメリカ人がこれに命を奪われます。性病も猛威を振るっています。またマラリアや住血吸虫病その他がいかに多くの人の命を絶っているかを考えれば,「しるし」のこの特色もまた成就しつつあることが分かります。

「大きな地震」

中国では,1920年の大地震で18万人が死に,日本では1923年に14万3,000人が命を奪われ,インドでは1935年の地震で六万人が死亡しています。しかし,近年になって,地震のひん度は高くなっています。

1972年にはニカラグアのマナグアが地震で壊滅し,1万2,000人が死亡しました。同じ年にイランでも大地震が起こり,4,000人余り死亡しました。1970年には,「西半球における史上最悪の天災」と呼ばれた大地震がペルーを揺り動かし,七万人の死者を出しました。それより一年余り前にもイランで地震が起きており,三万人が死亡しています。1968年以来,10万を優に上回る人々が「大きな地震」で死亡しています。―ルカ 21:11。

「しるし」のこの特色も,成就しつつあると言えないでしょうか。

他の特色も成就しているか

イエスは『不法の増加』も予告されました。「しるし」のこの特色は成就していますか。1968年6月6日のニューヨーク・タイムズ紙は,「やっかいな不法と暴力が……今全世界に広がっている」と報じました。しかもそれは悪化しています。フォード米大統領は最近,暴力と犯罪が「日夜アメリカを悩ましている」と述べました。「ホワイトカラー」の犯罪や性の不道徳も,ほとんどあらゆる所で一般化しています。

そしてこの恐るべき『不法の増加』は,これまたイエスが予告されていた影響を与えなかったでしょうか。つまり『大半の者の愛をさめさせ』なかったでしょうか。(マタイ 24:12)利己的な精神が強くなり,人々が他人のことを心配しなくなってきていることにあなたは気づかれませんか。

恐ろしい戦争や核戦争の脅威,食糧不足,疫病,不法,利己主義 ― こうした状態は人々にどんな影響を与えていますか。それは「諸国民の苦もん」ではありませんでしたか。そして人々は,こようとしている事柄を知っているために,「恐れ……から気を失」っていませんか。(ルカ 21:25,26)「われわれの生活を支配する最も強い感情は恐怖である」と,USニューズ・アンド・ワールド・リポート誌の主筆であった故デイビッド・ローレンスは書いています。

この不法と恐怖の世界的風潮の中で,イエスの追随者はしばしば迫害を受けました。それもイエスが預言しておられたとおりでした。しかしこの迫害にもめげずに,それらクリスチャン証人たちは,207の土地で,「王国の良いたより」を活発に宣べ伝えてきました。こうして彼らはイエスの預言の別の特色を驚くべき方法で成就しています。―マタイ 24:9,14。

実際,正直に調べてみるなら,「しるし」は今日事実上成就していることが分かりませんか。西暦1914年以前には,イエスが預言されたこれらの事柄を,全世界の人々が一世代のうちに経験するということはなかったのです。

しるしの意義を認識する

以上の事柄は何を意味しているでしょうか。イエスは例えをもって説明し,次のように言われました。「いちじくの木やほかのすべての木をよく見なさい。それらがすでに芽ぐんでいれば,あなたがたはそれを観察して,もう夏の近いことを自分で知ります。このように,あなたがたはまた,これらの事が起きているのを見たなら,神の王国の近いことを知りなさい」― ルカ 21:29-31。

そうです,現在「しるし」が成就しつつあるということは,神の王国が,この正しくない事物の体制を終わらせて正義の新秩序確立への道を開くことが今や間近いということを意味しています。(ペテロ第二 3:7,13)間近いということは,この世代のうちにくる,という意味です。イエスが言われた次のことばを思い出してください。「あなたがたに真実に言いますが,すべての事が起こるまで,この世代は決して過ぎ去りません」― ルカ 21:32。

ではわたしたちはどう反応すべきですか。わたしたちはそれを喜ぶと同時に,まじめな態度で油断なく注意しているべきです。イエスは次のように訓戒されました。「これらの事が起こり始めたなら,あなたがたは身をまっすぐに起こし,頭を上げなさい。あなたがたの救出が近づいているからです。それで,起きることが定まっているこれらのすべての事をのがれ,かつ人の子の前に立つことができるよう,常に祈願をしつつ,いつも目ざめていなさい」― ルカ 21:28,36。

[脚注]

a この講演は,当誌の3ページから15ページに掲載されています。

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