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  • 彼らは天使のことばに従った
    ものみの塔 1964 | 3月1日
    • 人の血の責任をわたしたちに負わせようと,たくらんでいるのだ」と言った支配者に対して,ペテロや他の使徒たちは次のように答えました,「人間に従うよりは,神に従うべきである。わたしたちの先祖の神は,あなたがたが木にかけて殺したイエスをよみがえらせ,そして,イスラエルを悔い改めさせてこれに罪のゆるしを与えるために,このイエスを導き手とし救主として,ご自身の右に上げられたのである。わたしたちはこれらの事の証人である。神がご自身に従う者に賜わった聖霊もまた,その証人である」。(使行 5:27-32,新口)支配者にむかってこの事を語るには勇気が必要でした。しかし使徒たちの語ったことは真理です。彼らはクリスチャンでした。

      38 今日においても,献身したクリスチャンすべてはこの立場をとらなければなりません。エホバ神とみ子イエスを知るゆえに,クリスチャンはイエス・キリストが生命の君また救い主として高められ,「我〔エホバ〕なんぢの敵を汝の足台となすまでは」と言われた言葉に従ってみ父の右にいま座しておられることを宣べ伝えます。―使行 2:34-36。

      39 神に忠実を保つとき,クリスチャンはどんな目にあうかも知れませんか。それでもクリスチャンは何をつづけますか。

      39 クリスチャンの使命を忠実にはたすとき,苦しみ,脅迫,困難,試練にあい,時には死にあうかも知れません。祭司とサドカイ人は使徒に対して激しく怒りました。「これを聞いた者たちは,激しい怒りのあまり,使徒たちを殺そうと思った」と記録されています。(使行 5:33,新口)その後しばらくして,ステパノは真理を語ったために石で打ち殺されました。(使行 7:54-60)現代においてもこの世の精神にみたされた熱狂的な人々がエホバの証者の宣教に激しく反対するとき,同様な事態が起きます。それでもクリスチャンは自分の正しいことを知り,「永遠の福音」を宣べ伝える自分の使命を知るとき,福音を大胆に伝道しつづけます。

      40 ガマリエルは,議会におけるこの裁きをどう見ましたか。そしてどんな結論に達しましたか。

      40 使徒時代に起きたこの騒ぎの最中にあって,ひとり知恵のあるパリサイ人ガマリエルがいました。ガマリエルは立ち次のように述べています,「イスラエルの諸君,あの人たちをどう扱うか,よく気をつけるがよい。先ごろ,チウダが起って,自分を何か偉い者のように言いふらしたため,彼に従った男の数が,四百人ほどもあったが,結局,彼は殺されてしまい,従った者もみな四散して,全く跡方もなくなっている。そののち,人口調査の時に,ガリラヤ人ユダが民衆を率いて反乱を起したが,この人も滅び,従った者もみな散らされてしまった。そこで,この際,諸君に申し上げる。あの人たちから手を引いて,そのなすままにしておきなさい。その企てや,しわざが,人間から出たものなら,自滅するだろう。しかし,もし神から出たものなら,あの人たちを滅ぼすことはできまい。まかり違えば,諸君は神を敵にまわすことになるかも知れない」。これを聞いた彼らはその勧告にしたがい,「使徒たちを呼び入れて,むち打ったのち,今後イエスの名によって語ることは相成らぬと言いわたして,ゆるしてやった」。今日,支配者や宗教指導者にそのとるべき道を勧告するガマリエルのような人がもっといてしかるべきです。―使行 5:35-40,新口。

      41 使徒たちはむち打たれ,おどされたとき,どう考えましたか。

      41 むち打たれたからといって,使徒は考えを変えたわけではありません。むち打たれたり,獄につながれたのは今度がはじめてではありません。脅迫されたことは前にもありました。支配者にはわからなくても,使徒たちを後押ししていた見えない力がありました。それはエホバ神とみ子キリスト・イエスおよび地上の僕を強めるために神が賜わった聖霊です。それで「使徒たちは,御名のために恥を加えられるに足る者とされたことを喜びながら,議会から出てきた。そして,毎日,宮や家で,イエスがキリストであることを,引きつづき教えたり宣べ伝えたりした」。あなたはこのような信仰を持っていますか。エホバの天使のことばに従い,使徒のしたと同じことをしますか。真のクリスチャンはそうします。―使行 5:41,42,新口。

      42 天使のことばに喜んで従った使徒たちは,どのように大胆に福音を伝道しましたか。

      42 天使のことばに従った使徒たちは,何と大きな喜びを得たのでしょう。彼らはエホバの御名とみことばを立証するため奉仕の分野を拡大して行きました。また成長しつつあった当時の神の会衆を助けました。やがて使徒をはじめ,試みられた忠実な追随者がユダヤ人の間だけでなく異邦人の中にも大ぜい出かけて行きました。こうしてあらゆる民族,言語の人々は,イエスが追随者に告げた真理および「この命の言葉」を学ぶ機会に恵まれたのです。使徒パウロは死者の復活を証明するすばらしい論議をコリント人に書き送り,「この命の言葉」に対する大きな関心を示しました。―コリント前 15:1-57。

      43,44 今日,エホバのクリスチャン証者にどんな励みが与えられていますか。彼らは何を祈りつづけますか。

      43 クリスチャンは,神の天使に告げられた通り行なった使徒にいまならいます。今日エホバの天使は,「永遠の福音」を宣べ伝えるため全地において組織されたエホバの民を導いています。ゆえに勇気を出し,伝道のわざに参加して下さい。神のことばに信頼し,大胆にその事をしましょう。「これは主があなたのために天使たちに命じて,あなたの歩むすべての道であなたを守らせられるからである」。(詩 91:11,新口)パウロの尋ねた言葉はこの事を証明しています。「御使たちはすべて仕える霊であって,救を受け継ぐべき人々に奉仕するため,つかわされたものではないか」。(ヘブル 1:14,新口)たしかにその通りです。

      44 ではあなたは,キリスト・イエスを通して与えられる救いに関心を持っていますか。ペテロとヨハネは救いに関心を持ち,次のように述べました,「この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は,これを別にしては,天下のだれにも与えられてはいないからである」。(使行 4:12,新口)クリスチャンがキリスト・イエスに持つべき信仰をあなたも抱いているならば,急速に過ぎ去りつつあるこの組織制度を切り抜けるため,あなたは今後も「聖霊に満たされ」ることを祈り,その結果「大胆に神の言を語」るに違いありません。―使行 4:31。

  • 西イリアン
    ものみの塔 1964 | 3月1日
    • 西イリアン

      ◆ かつてオランダ領ニューギニアと呼ばれていた西イリアンの宣教者からの報告。

      「M ― 地について10日後,まだ家から家の伝道を始めず,毎日,言葉の勉強をしていた時,土地のプロテスタント牧師は,私たちと接触するようになった人たちを個人的に訪ね,私たちに注意するようにと警告しはじめました。しかし,ある人は答えて言いました,『あなたはこれまで5年間一度も私を訪ねてくれませんでした。ところが今になって急に訪ねて来ました。だれを自分の家に迎えるかは私自身が決めます』。そのしばらく後,私たちの目的について少し説明するために村の教会に招かれました。そののち,だれであったかは分りませんでしたが,村人の1人が先のプロテスタント牧師に電話をかけ,私たちが村の教会で話をしたことを知らせました。その時から多くの問題が始まりました。土地の牧師3人が私たちの家を訪ね,野外伝道を止めるようにと要求しました。各教会で,私たちに警戒するようにとの説教が毎週行なわれ,エホバの証者に対する偽りの非難を書き立てた手紙が教会員に送られました。次に,私たちを攻撃する話がラジオで流され,影響力の強い各部落のしゅう長にも牧師から連絡がありました。教会の長老全部が教会員の家庭を訪ねる運動が始まりました。私たちが家庭聖書研究をしている人のところには牧師がたずね,研究を止めるようにとのおどしがありました。その結果は?

      「村の教会で話した事をプロテスタント牧師に電話で知らせたのは,以前の副牧師でしたが,今私たちが研究している人のうちいちばん進歩しているのはこの人です。また村の教会の長老の1人は御国会館のいすを準備しています。研究している50人ほどの中には,アドベンチスト教会の前の牧師や,プロテスタント教会の理事をつとめていた婦人もいます。ここに来てから8ヵ月になりますが,集会の出席は平均20人です」。

      ― 1964年度エホバの証者の年鑑から

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