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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1974
塔74 12/15 765–766ページ

読者からの質問

● エホバの証人は,なぜ新年の祝いをしないのですか。―アメリカの一読者より。

1年の終わりと新しい年の始まる1月1日に行なわれる新年の祝いは,偽りの宗教と関係があります。1月の最初の日は,二つの顔を持つローマ人の神ヤヌスに献げられた日でしたから,異教徒の祭日だったことになります。しかし,クリスチャンが新年の祝いを行なわない別の強力な理由があります。

クリスチャンは次のように諭されています。「浮かれ騒ぎや酔酒,不義の関係や不品行……のうちを歩むのではなく,……正しく歩みましょう」。(ローマ 13:13)しかしほとんどの場合に,新年の祝いにはこうした行為や節度を欠いた行ないが見られます。「民間伝承,神話,および伝説に関する標準事典」にはこう書かれています。「多くの西欧諸国では,盛大なパーティーを開いたり,酒を飲んだり,ばか騒ぎをしたりして,古い年を送り,新年を迎える」。非西欧文化に関しては,同書はこう述べています。そうした土地でも「1年の終わりと新しい年の始まりは喜びの時と考えられている」。

新年の祝いに加わる人は,たとえ自分自身は自制を働かせているとしても,他の人の行なう慎しみに欠けた行ないを大目に見たり,偽りの宗教に根ざす慣行を是認したりしている場合があります。エホバの証人がこうした祝いを行なわないからといって,証人たちがくつろぎの時を持ったり,レクリエーションを楽しんだりしないというのではありません。彼らも確かにそうした楽しみの時を持ちます。しかし,神と人の前に良い良心を保とうと努めている彼らは,節度を欠いたり,異教の祝祭を祝っているかに見える行ないをしたりすることは避けます。

● 血液から精製された血清を用いる治療を受けることはクリスチャンにとって正しいことですか。―ドイツの一読者より。

聖書は,神が血を重視しておられることをはっきり述べており,血は魂すなわち命を表わすものであるという神の見解を示しています。(レビ 17:11,12,14)それで,わたしたちの共通の先祖であるノアに与えられた神の次の命令はもっともなものです。「されど肉をその命なるその血のままに食らふべからず』。(創世 9:4)わたしたちすべてを含めノアとその子孫は,命を支えるために血を食物として用いてはならないことが示されました。この重要な見解はその後も繰り返し述べられ,それが今日の真の崇拝者にも当てはまることが示されました。クリスチャンはこう命じられています。『血と絞め殺されたもの……から身を避けてい(なさい)』。(使徒 15:29)この理由でわたしたちは,血液を用いる現代の医学の種々の慣行を承認できません。当誌は,輸血を受けることが,自らの命を支えるために血を用いたり食べたりすることに関する聖書の禁令に明確に反するということを繰り返し示してきました。

しかし,あるクリスチャンは,血の一部分を少量用いて整えられた血清注射を受けるよう時おり求められてきました。この点を考慮するにあたって,血清とはいったい何か,またなぜ用いられるのかを知るのが有益です。さらに,血清がワクチンとどのように違っているのかを知ることも益になるでしょう。

日常の生活において,人は病気を起こさせるビールスやバクテリアに接触します。例えば,人は,おたふく風邪,はしか,結核などに時にさらされる場合があります。ビールスやバクテリアの襲撃あるいは攻撃に対処するために,人体は抗体と呼ばれる物質を作ります。抗体は,これら侵入して来た病原菌の害を中和もしくは軽減させます。血液中に,ある一定の病気に対する抗体を持つ人は,一時的あるいは恒久的にその病気にかかりません。

事前の防護を備える目的で,科学者はワクチン(トキソイド)や予防接種を開発しました。これらは,体が特定の病気に対する抗体を作り出すのを促すものです。天然痘・小児まひ・破傷風・コレラ・狂犬病・腸チフス・黄熱病などは,ワクチンや予防接種が調製されている病気の幾つかです。これらの病気に対して人に免疫を得させるワクチンは,血液から製造されたものではありません。(詳細については「目ざめよ!」1965年11月22日号17,18ページを参照)子供が学校に入る時,観光客や宣教者が外国へ旅行する時などに,血から作られたのでないワクチンや予防接種を受けることがしばしば要求されます。その目的は,ある病気にさらされてもそれにかからないように前もって抗体を作ることです。

しかし,ある人が,ジフテリア・破傷風・ビールス性肝炎・狂犬病その他の病気にさらされ,あるいは実際にかかってしまったらどうでしょうか。その人の体が,必要な抗体を作り出す前に病気は非常に重くなってしまうかもしれません。それで医者は,病気に対する抵抗を助けるために抗体を即時与える方法を考察しました。血清あるいは抗毒素が用いられるのです。これらは,その病気に対する抗体をすでに持つ人や動物の血液から得られます。普通,血は処理され,抗体を含む血の成分(ガンマグロブリン)が分離されて血清とされます。これが患者に注射されると,一時的な受動免疫が作り出されます。a これは一時的なものです。抗体が恒久的にその人の血液の成分になるわけでないからです。抗体が体から出てしまうと,その病気に対する免疫はもはや失われてしまいます。いずれにしても,血清は(ワクチンと違って)少量とはいえ血液の成分を含んでいることが分るでしょう。

最初に述べたように,血に関して聖書が述べる事がらに対する全き尊敬から,わたしたちは,それがもともと属している人あるいは動物の体の外で血が用いられるどんな方法をも是認しません。わたしたちは,輸血のような血の用い方,あるいは同様の目的のため血の構成要素を用いることが,『血を……避けてい(なさい)」という聖書の命令に明らかに反することを信じています。(使徒 15:20)それでは,血の成分のごく少量を含むにすぎず,伝染病に対する補助的な保護を目的として用いられ,しかも血が平常行なっている命を支える役割を果たすために用いられるのではない血清の使用についてはどうですか。

わたしたちは,この点に関しては各クリスチャンの良心が決定すべきであると考えています,ある人は,そのような血清を受け入れることは,命そして命の源としての神の神聖さに対する不敬行為とはならず,血を使用して体を養うことに関する神の表明されたご意志に反するものではないと感じるでしょう。他方ある人の良心は,そうした血清をすべて拒否することを求めるでしょう。自分の良心上の決定の理由について,各人は,裁き主としての神に申し開きをしなければなりません。―コリント第一 4:4。コリント第二 5:10。b

聖書の原則に関するこの復習は,初めの質問,また関連した他の質問に対して慎重な見方をするのに有益かつ助けになることを確信しています。決定が各自の良心にゆだねられるべき事がらに関して,是認したり,非としたりすることは避けるとはいえ,すべての人が神の前で自分の良心を清く保ち,決して神のことばに故意に不敬な態度を示さないことが強く勧められます。―ペテロ第一 3:16。テモテ第一 1:19。

「わたしにとって,あなたがたに,あるいは人間の審判の場で調べられることは,ごくささいな事がらです。わたしでさえ自分を調べることはしません。わたし自身,責められるようなことは何も意識しないからです。でもそれによって,わたしは義にかなっていると証明されているわけではありません。わたしを調べるかたはエホバなのです。それゆえ,しかるべき時以前に,つまり主が来られるまでは,何事も裁いてはなりません。主は,やみの隠れた事がらを明るみに出し,また心の図るところを明らかにされます」。―コリント第一 4:3-5。

[脚注]

a 同様の血清は,毒ヘビや毒グモにかまれた時にも用いられています。また,母親と新生児の間にRh因子の不適合がある場合に,医師は,母親に特殊化された血清の注射を受けることを勧めるかもしれません。子供の血液型に対する感作が母親にまだ生じていない場合将来生まれてくる子供に害を及ぼす抗体を母親の体が作り出さないようにする血清(すでに抗体を作り出した女の人の血から作られたもの)が投与されることもあります。

b 「ものみの塔」1965年2月15日号106ページ参照。

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