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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1972
塔72 10/1 598–604ページ

「わたしは集合した群衆の中でエホバをたたえます」

1 (イ)ダビデが「エホバをたたえます」といった,その集合した群衆はなんですか。彼はどうしてそう言いましたか。(ロ)何がわたしたちの心からの願いであるべきですか。

「わたしは集合した群衆の中でエホバをたたえます」と言ったときのダビデは,心からの願いを表わしていました。(詩 26:12,新)ダビデは,明らかにエホバ神の崇拝者たちをさして集合した群衆と表現しました。なぜなら,彼はこう述べたからです。「われ虚しき人とともに座らざりき 悪をいつはりかざる者とともにはゆかじ 悪をなすものの会をにくみ悪者とともにすわることせじ」。(詩 26:4,5)わたしたちの心からの願いはダビデと同じものでしょうか。そうであるなら,わたしたちは集合した群衆の中でエホバをたたえるはずです。それは,王国会館で毎週開かれる会衆の集会に忠実に参加することをはじめ,毎年開かれる巡回大会,地域大会,全国大会,国際大会に出席することを意味します。

2 定期的にエホバの民と集まり合うべき理由をいくつかあげなさい。

2 しかし,わたしたちはなぜエホバの民と集まるべきなのでしょうか。どんな益が得られるのですか。個人の家であろうと,王国会館であろうと,毎週開かれる会衆のすべての集会に出席する強固な理由を,聖書からどれほど考え出すことができますか。では,その理由のいくつかを考慮し,集まり合うことの重要性を認識することにしましょう。集まり合うことは崇拝の一部であり,聖書に命令されています。そして,わたしたちは,受け入れられる賛美の犠牲をささげるよう集会において訓練されます。さらに,自分がキリストの弟子であることを実証することになり,集会にはエホバの霊が臨んでいます。わたしたちはクリスチャンの仲間によって建て起こされ,一方,わたしたちは彼らを建て起こすのです。会衆の集会は豊かな霊的食物の源であり,平和な安息の場でもあります。

3,4 (イ)わたしたちが集まり合うことには,どんな聖書的根拠がありますか。どんな目的をもって集まりますか。(ロ)集まり合うことは,現在,以前にもまして肝要です。なぜですか。

3 会衆として集まり合うことは,わたしたちの崇拝の中で肝要な一部となっています。これは新しいことではなく,クリスチャンにとっては常のことでした。使徒行伝は,初期クリスチャンにとって,いっしょになることが崇拝の重要な一部であったことを明らかにしています。こう告げられています。「日々,心を一つにして弛みなく宮に居り…神を讃美して一般の民に悦ばる」。(使行 2:46,47)では,初期クリスチャンの型にならい,わたしたちも神を賛美するために集まらなければなりません。

4 さらに,仲間のクリスチャンの間でエホバをたたえることは,単に人間の考えから起こったのではなく,聖書の中に命令されていることです。その命令はパウロによってはっきり述べられています。「互に相顧み愛と善き業とを励まし,集会をやむる或人の習慣の如くせず,互に勧め合ひ,かの日のいよいよ近づくを見て,ますます斯の如くすべし」。(ヘブル 10:24,25)その日は近づいています。わたしたちはそれを見ています。ですから,わたしたちは集まり合ってエホバをたたえ,互いに建て起こし合うよう命令されているのです。

5 わたしたちの宣教は,エホバの民と集まることによってどのように影響を受けますか。

5 それに,賛美の問題が関係しています。各集会に出席するたびに,エホバの意にさらにかなった賛美の犠牲をささげるよう訓練を受けます。集まるたびに,くちびるの実,つまりその宣教をエホバにさらに喜んでいただけるものとするための実際的な訓練を与えられます。どの集会も,そうした宣教を通してエホバをたたえたいというわたしたちの願いを強くしてくれます。―ペテロ前 3:15。

6 集合した群集とともにいるように励ますだれの模範がありますか。そうすることによってわたしたちは何を実証しますか。

6 キリスト・イエスが出席されることがわかっている集会に,あなたは出席すまいなどと考えるでしょうか。キリスト・イエスは次のように言われたとき,わたしたちが集合した群衆とともにいるべき強固な理由を与えられました。「二,三人わが名によりて集る所には,我もその中に在るなり」。(マタイ 18:20)そうです,キリスト・イエスは地上にいる集合したご自分の弟子たちとの集まりに欠かさず出席なさいます。エホバのクリスチャン証人が開く五つの会衆の集会全部に,ご自分の霊的な臨在を通して出席しておられるのです。であれば,わたしたちは当然出席すべきではありませんか。それは,わたしたちが彼の弟子であることを実証する肝要な方法です。エホバの民が集まる所には,エホバの霊があります。このことを知っているなら,エホバの民といっしょにいたいという願いをいだくようになります。わたしたちがエホバの霊を感じるのはこの場所においてです。そこにおいて,エホバの霊は強力な探照灯のように,一定の場所を照らし出し,そこに集まっている人々に光と導きを与えます。

7 わたしたちが集まり合うためのどんなすぐれた理由がありますか。例をあげなさい。

7 集合した群衆の中にあって,わたしたちは兄弟たちとの良い交わりにより建て起こされますし,わたしたちも他の人々を建て起こします。わたしたちは集会に出席するごとに,励まし合えますし,仲間のクリスチャンとの健全な交わりに対する愛を表わし,また,仲間のクリスチャンの自分に対する愛を感じる機会を得ます。これは集まり合うためのなんとすばらしい理由ではありませんか。見ることも聞くこともできないあるエホバの証人は,仲間のクリスチャンと集まる機会を一度も欠かしたことがありません。彼は次のように言いました。「わたしは兄弟と会衆の集会で集まることをいつも楽しみにしています。気分がよくなるからです。兄弟たちに手をにぎってもらったり,触れてもらうだけで,わたしの気持ちはこのうえなく高まります」。演壇で行なわれている事柄を見ることも聞くこともできない人がそれほどの啓発を受けるなら,見ること,聞くことのできるわたしたちは,エホバの賛美者の中にいるときどれほど多くの啓発を受けることでしょう。―ロマ 1:12。

8,9 真理の水にあずかるようにとの聖書の招待はだれからまただれのために出されていますか。集合した群衆の中にいることから,どんな直接的な益を受けられますか。

8 集会はわたしたちにとって豊かな霊的食物の源でもあります。ですから,集会は霊的な成長にとって肝要です。エホバは,そうした霊的な食事のたびごとに主人役をつとめてくださいます。わたしたちの前にテーブルを広げてくださったのはエホバで,エホバはご自分の霊を通して,わたしたちが来て真理の水を飲むよう招待しつづけておられます。ヨハネによってしるされたとおりです。「御霊も新婦もいふ『来りたまへ』聞く者も言へ『きたり給へ』と,渇く者はきたれ,望む者は価なくして生命の水を受けよ」― 黙示 22:17。

9 最後に,エホバは集合したご自分の民を平和をもって祝福されます。会衆の集会は,戦争で引き裂かれた世界にあって,静穏地帯ともいうべき所です。わたしたちはそこで,すべての思いにすぐる神の平安をもつクリスチャン兄弟や姉妹と交わるのです。平和を愛し,それを望むなら,わたしたちは集合した群衆の中に自分を置くことでしょう。―ピリピ 4:7。

集合した群衆の中で与えることに魂をこめる

10 仲間のクリスチャンと交わることについて,どんなことを自問できますか。聖書のどの原則が当てはまりますか。

10 ここまでで,わたしたちは集合した群衆の中でなぜエホバをたたえるべきかを考慮しました。今度は,この問題の別の面,つまり,集合した群衆の中で与えることに魂をこめる,という点を取り上げます。言いかえるなら,兄弟たちと交わっているときに,エホバをたたえ,また賛美するために自分個人としては何を与えることができるか,という問題です。「与ふるは受くるよりも幸福なり」という原則がここで当てはまります。与えることに魂をこめるなら,その報いとして豊かな祝福を受けます。―使行 20:35。

準備によって

11 (イ)会衆の集会から最大の益を得るため,どんな提案に従うことができますか。この点でだれの模範に従うのは良いことですか。(ロ)前もって準備することはなぜ必要ですか。例を使って説明しなさい。

11 与える面での最初の方法は,五つの集会全部のために徹底的な準備をすることによってです。それは何を意味しますか。来たる週のために割り当てられている資料を読むために,前もって時間を定めておくことを意味しています。それは個人として,または家族としてできますが,「ものみの塔」研究や書籍研究のためにかぎとなる個所に傍線を引いたり,神権宣教学校や奉仕会の資料を予習して,考慮される資料の概要を頭に入れたりすることができるかもしれません。集会の準備のために計画を立てるという点で,世界各地のベテル家族は良い模範です。毎週月曜日の晩が,「ものみの塔」誌の家族研究,そして神権宣教学校の資料を考慮するための時間として当てられています。前もって準備することの重要性を次のような例で説明できるかもしれません。1日中働いて疲れて帰宅した夫は,妻の準備してくれたおいしくてあたたかい料理をほんとうに楽しみにしています ところが,ある晩すっかりおなかをすかして帰宅して台所にはいってみると,お皿の上には,皮もむいてなければ,料理もしてないじゃがいもが生のステーキの肉といっしょにのせてあったと仮定しましょう。適当に料理するなら,これはおいしくて栄養のある食事ですが,このままで食べる人がいるとはとても考えられません。だれもが,よく準備され,料理されたおいしい食事をしたいと思うものです。事実,食べ物によっては,料理されていたほうが消化しやすいものがあります。わたしたちの思いもそれとよく似た方法で働きます。集会で提供される霊的な食物を準備するために前もって時間を作らないなら,それを自分の頭の中で前もって「あたため」ないなら,集会で提供される考えを十分に消化することはたいへんむずかしいことでしょう。しかし,提供される資料を前もって読んでおくならば,わたしたちの思いは出される霊的な食物をより容易に取り入れ,消化できるはずです。

12 ほかにどういう方法で準備ができますか。クリスチャンの集会で年若い伝道者も,研究に必要なものを自分自身持ってきて使うのは良いことです。なぜですか。

12 準備をする別の方法は,家族の全員が研究の資料をそろえて,いつでも集会に持って行けるようにしておくことです。集会に行って,「王国奉仕」や歌の本,あるいは聖書を忘れてきたことに気づいた,という経験はありませんか。そうです,わたしたちのほとんどは同じ経験をしたことがあります。こうしたことが起こらないように,野外奉仕用のカバンと,必要な出版物を入れておく集会用のカバンと二つのカバンを使う兄弟もいます。集会に出かける前にカバンの中をさっと点検するなら,準備が整っているかどうか確かめることができます。年若い伝道者は集会に自分の出版物を持ってくること,そしてれそらを自分で持ってきてプログラムの間に使うよう親が訓練することがすすめられています。

13 父親と母親,そして子どもたちは,家族が集会にまに合うように着くためどのように協力できますか。遅れて着くと,何を得そこないますか。

13 集会にまに合うように着くには,家族がよく協力して準備することが肝要です。そのために妻は,適当な時間に食事を計画し,家族が用意を整えて集会に行くための時間が十分にあるようにする必要があります。そのために父親は,王国会館までの距離と,車の安全スピードを考慮して家を出る時間を決めておくべきです。そのために子どもたちは,集会に行く時間になると,さっさと服を着て,お父さんとお母さんに協力すべきです。集会にまに合うように行くには,家族ひとりひとりに責任があります。歌や祈りにまに合わなかったり,集会の始めの部分を聞きそこなったりすると,その部分の霊的食事は自分のものになりませんし,さらに,遅れて着くことにより,兄弟たちがプログラムを楽しむのを妨げることになってしまいます。

14 それでは,集合した群衆の中でエホバを効果的にたたえるためには何が必要ですか。

14 古代イスラエルにおいて,賛美と祝福の犠牲をエホバにささげる前に徹底的な準備が必要であったのと同じように,集合した群衆の中で魂をこめてエホバをたたえたいなら,個人個人前もって準備をする必要があります。―レビ 1,2章。

兄弟や訪問者を歓迎することによって

15 集まり合うとき,新しい人,訪問者,クリスチャン兄弟にどのようにあいさつすればよいでしょうか。それはなぜ必要ですか。

15 集会でわたしたちすべてが与えることのできる第2の方法は,クリスチャン兄弟や新しい人,またエホバの証人の王国会館を尋ねる訪問者をあたたかく歓迎することです。わたしたちの中で生まれつきおとなしい人は,そうするのは少しむずかしいと感じるかもしれません。他の伝道者に,「あの人はだれですか。エホバの証人なのでしょうか」と聞くことはありませんか。それなら,その人のところに直接行って尋ねてみるのが最善なのではありませんか。主要なのは他の人に関心を示すことであるという点を覚えておけば,こはそれほどむずかしくありません。自己紹介をして,新しく来た人に親しみのこもった質問を少ししてごらんなさい。おすまいはどこですか。以前に王国会館にいらっしゃったことがおありですか。どうして,どのようにしてこの集会のことをお知りになりましたか。そして,新しい人に話してもらうなら,その人はやがて歓迎されていると感じ,わたしたちが真の関心を示していることに気づくでしょう。王国会館の中を案内してあげてください。訪問者に見せて説明できるものは非常にたくさんあります。自分が最初に王国会館に来たときにどう感じたか,何が興味を引いたかを思い返してごらんなさい。各集会の目的,それがどのように行なわれるかを説明したり,王国会館の図書室,文書を渡す所などを見せてあげることができます。聖書文書がどのように作られるか,個人の宣教はどのように行なわれるかなどを説明してごらんなさい。話しかけた人が証人であるなら,ともに分かち合うことのできるものは非常に多くあります。その人の会衆については,伝道者は何人か,どんな区域で働いているか,などを尋ねることができます。経験を話してもらうこともできますし,わたしも自分の会衆について知らせてあげることができます。長年ともに仕えた仲間のクリスチャンをも含めて,すべての人を集会であたたかく歓迎することに全員が参加しましょう。それは,集合して,群衆の中で与えるもう一つの方法なのです。

注意深く聴くことによって

16 十分に注意を集中し,話し手の話から最善の益を得るには何ができますか。

16 第3の方法は,提供されるプログラムを注意深く聴くことです。ふつうの話し手は,ふつうの聞き手が考えるよりずっとゆっくり話します。その余分の考える時間をどうすればよいでしょうか。気をつけないと,わたしたちの思いは話し手の話していることからそれて,さまよってしまうことがあります。わたしたちすべては,この余分の考える時間を次のように使うなら,最大限の益を得ることができます。話し手が話を進めるにつれ,わたしたちはその話について行くだけでなく,ついて行きながらその話の考えの周囲を旋回することができます。新しい考えが出されると,次のように自問できます。なぜこのことを話したのだろうか。それは,彼が今までに提出した論点とどういう関係があるのだろうか。自分が知っていることにどう当てはまるだろうか。このようにするなら,わたしたちは心をこめて聴き,自分の思いを終始話し手の考えを中心にして働かせることになります。

17 (イ)提供される霊的な食物に対してわたしたちは何を示す必要がありますか。(ロ)服役中に真理を学んだ日本のあるエホバの証人の例から,わたしたちは何を学べますか。

17 このようにして聴くには,提供される霊的食物に対し真の関心と深い認識を持つ必要があります。わたしたちは集会に対して,ある日本のエホバの証人が持ったのと同じ気持ちをいだく必要があります。彼は日本の刑務所で自分の刑の執行を待っている間に真理を知りました。18歳のときにふたりの人を殺した彼は,死刑の宣告を受け,処刑の日を待ちつつ8年間過ごしました。服役してから9年目に彼は真理を知り,非常に熱心な伝道者となって,同じ刑務所にいる囚人や,外部の人にできるかぎり手紙で伝道しました。真理に対する彼の喜びに満ちた感謝の念は,日本のエホバの証人にとって力強い励みとなりました。この証人はどんなことをしてでもよいから,たった一度だけ会衆の集会に出たいと言いましたが,それは許されませんでした。彼は集会に一度も出ることなく死にました。わたしたちクリスチャンは毎週5回,この人が慕っていたまさにそのことを行なえるのです。それぞれの集会に出る大切さを認識するなら,わたしたちは心をこめて聴き,エホバの次の命令に従うことでしょう。「われに聴従へ さらばなんぢら美物をくらふをえ脂をもてそのたましひをたのしまするを得ん」― イザヤ 55:2。

18 集会で注解することにより何を得ますか。何に動かされてわたしたちはそうしますか。

18 集合した群衆の中で与えることのできる4番目の方法は,集会で注解したり,参加したりすることです。たとえ,短い注解をするといった方法で,集会の小さな部分にあずかった場合でも,集会からより大きな満足と喜びを得られるのではありませんか。そうです,真の満足は,クリスチャン兄弟の間でエホバに対する自分の信仰を表明するときに得られるものです。これは,義務感から注解をし,注解したあとはくつろいで,集会の残りの部分は他の人に任せてしまう,というような問題ではありません。そうではなくて,エホバに対する愛がわたしたちを満たし,あふれるほどになるからこそ,わたしたちはエホバをたたえ,彼に対する愛を表わしたいと願うのです。わたしたちはこのようにして,一致した崇拝のうちにエホバの民と集まりながらエホバにくちびるの実をささげるのです。―ヘブル 13:15。

歌うことによって

19 たとえわたしたちの歌い方が洗練されたものでなくても,エホバに対する賛美の歌をどう考えるべきですか。

19 心と思い,それにくちびるを使って王国の歌をうたうのは,与えることに心をこめる5番目の方法です。会衆とともに歌をうたうときには,その歌詞の意味を考えたいと思います。耳慣れたことばをうたうとき,思いがさまようことのないよう注意しなければなりません。さらに,感情をこめてうたい,わたしたちの感情と心が美しいメロディーに鼓舞されてエホバをたたえるようでなければなりません。確かに,中には声の美しい人もいます。しかし,洗練されていないわたしたちの歌でも,大いなるバビロンのあらゆる教会の中で最もすぐれた歌手または聖歌隊より,エホバとわたしたちの兄弟にとってはもっと美しく快いものなのです。集合した他のクリスチャンとともにうたうことだけからでも,毎週数回エホバをたたえる機会が得られます。

一致した祈りによって

20 (イ)会衆でささげられる祈りに,ひとりひとりが注意を集中しなければならないのはなぜですか。(ロ)どうすれば集会での祈りにおいて個人的に与えることができますか。

20 最後に,会衆の祈りに対するわたしたちの態度は,与える精神を反映すべきです。会衆を代表して祈るように指名されたのが自分でない場合でも,それは,同じです。集会の始めと終わりに祈りがささげられるとき,祈りのことばに真に「アーメン」と言えるよう,全神経を集中してその考えに耳を傾けますか。それとも,わたしたちの思いは祈りからさまよい出て,集会中に,または集会後にしなければならないこと,たとえば研究の資料をしまったり,ある兄弟に会ったりすることや,家での問題などを考えますか。全宇宙の中で最も重要なかたであるエホバが祈りを聴いておられるのです。エホバはご自分に関係のある重大な問題があるにもかかわらず,言われるすべてのことに注意を払っておられます。わたしたちのためにささげられる祈りに,エホバがそれほど深い関心を示されるのであれば,祈りに同意して「アーメン」と言えるように注意を集中すべきではありませんか。わたしたちの心と思いがその祈りとともにあるなら,エホバはそれがわたしたちひとりひとりから来たものとして受け取ってくださいます。わたしたちはこのようにして,集会での祈りにおいて個人的に与えることができ,それはエホバをたたえる一致した祈りとなるのです。

21 (イ)集合した群衆の中でエホバをたたえることのできるいろいろな方法をかいつまんで述べなさい。(ロ)ダビデが詩篇 27篇4節に述べているように,わたしたちの願いはどんなものであるべきですか。

21 こうしてわたしたちは,集合した群衆の中でエホバをたたえるために,どれほど多くの肝要な理由があるかを考え,会衆として一致のうちにエホバをたたえるさい,どのようにして与えることに魂をこめることができるかを検討しました。わたしたちは,徹底的な準備をする,すべての人を集会に歓迎する,心をこめて注意深く聴く,注解に参加する,心と思いをもって歌と祈りに加わることによってそうします。これらすべての方法によって与えるとき,わたしたちは集合した群衆の中でエホバの美しさを味わい知ることができます。そうすれば,次のように言ったダビデと同じ気持ちを常にいだけるでしょう。「われ一事をエホバにこへり我これをもとむ われエホバの美しきを仰ぎその宮をみんがためにわが世にあらん限りはエホバの家にすまんとこそ願ふなれ」。(詩 27:4)そうです,集合した群衆の中でエホバをたたえ賛美することを,常にわたしたちの熱烈な願いとしましょう。

[600ページの図版]

集合した群衆の中でエホバをたたえるためには,割り当てられた資料を前もって研究する必要がある

[601ページの図版]

王国会館で訪問者や兄弟たちをあたたかく歓迎するなら,神に近づこうとするその人たちの努力を励ますことになる

[602ページの図版]

心と思いをこめて王国の歌をうたうことは,エホバをたたえる一つの方法

[603ページの図版]

集会で祈りがささげられるとき,注意深く耳を傾け,この崇拝の表現にあずかりますか

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