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新しい世界支配ものみの塔 1967 | 10月15日
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14 黙示録 20章5節はだれのことを述べていますか。その人々はどんな要求をはたさなければなりませんか。
14 この句の中に述べられているのは,地上に生きる人々です。「大ぜいの群衆」はキリストの霊的な兄弟たちのかたわらに立ち,ハルマゲドンの戦いそしてサタンの束縛と幽閉の時に生き残る人々です。このほかにも,イエスが「他の羊」と呼ばれた人々に属する,そして復活を必要とする者がいます。彼らは千年のさばきの日のあいだ,「大ぜいの群衆」とともに神に仕えるでしょう。これら両方の人のすべては,サタンと悪霊どもが底知れない所から解き放たれる「しばらくの間」の試練に忠実に耐え,従順でなければなりません。―黙示 7:9。ヨハネ 10:16。黙示 20:3。
15 「それ以外の死人」はいつ,そしてどんな意味において,「生きかえ」りますか。
15 神はさばき主であり,ご自身の宇宙にだれが永遠に生きるかをみずから決定されます。「神は彼らを義とされるのである」。試みてのち,神はこれらの忠実な人々が動くことなく,変わることなく義に献身しているものと宣言します。神のさばきは完全であり,神はこれらの人々が神の主権に敵対するようなことは決してないのをご存じです。ゆえに神は楽園の地における永遠の生命の権利を与えて彼らに報われます。その時はじめて彼らは神の目から見て「生きかえ」ったと言えるでしょう。―ローマ 8:33。
治める人々の働き
16 14万4000人はどんなわざをしますか。それはどんな結果をもたらしますか。
16 14万4000人の不滅の者たちに関して,ヨハネはさらに,「彼らは神とキリストとの祭司となり,キリストと共に千年の間,支配する」と述べています。地上には「大ぜいの群衆」と復活した人々,すなわち昔,神の忠実なしもべであった人々を含め,他にもおそらく何十億の復活した人々がいることでしょう。従順な人々にイエス・キリストのあがないの益を適用することは,イエス・キリストと14万4000人の王また祭司にとって,大きな,しかし喜ばしいつとめです。彼らは正義の支配を行ない,完全な人間に地上の永遠の生命を得させる神の目的を実現させます。地球は美化されて楽園となり,人間は動物を治めます。偽りの宗教は存在せず,政治も永遠に過去のものとなるでしょう。人間をご自分のかたちに創造し,愛の目的を持たれる創造者のみこころだけが成し遂げられます。―創世 1:27。マタイ 6:10。
17 そのとき人生に目的を見いだすことはなぜ容易ですか。
17 その時の事情は現在とは一変します。人生に目的を見いだすことは,全く容易になるでしょう。人類をおさえつけていた偽りの宗教と腐敗した政治の悪の制度は過去のものとなり,それがふたたび地や人間に害を及ぼすことはありません。人間を悩ます者の張本であるサタン悪魔は取り除かれます。新しい統治者は不滅であり,エホバの右に座を占める永遠のかたです。それで腐敗や悪がふたたび生じることはありません。そのときの地球は,星の輝くエホバの天にあってひときわ輝く宝石となり,エホバの御名に永遠のほまれをもたらします。―詩 150。
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大きなものと小さなものが創造者の偉大さを証明するものみの塔 1967 | 10月15日
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大きなものと小さなものが創造者の偉大さを証明する
● 創造者の智恵と力は,大きなものの中にも小さなものの中にも見いだすことができる。(ローマ 1:20)目に見える宇宙はあまりに大きく,かつあまりにも,多くの天体があるので,最も強力な望遠鏡を用いてもその果てを見ることができない。また最も進歩した顕微鏡でも原子核を構成する小さな粒子を見ることが出来ない。小さなことに関していえば,科学者たちは,今日生きているすべての人間(30億人を上回っている)を生み出すのに必要な遺伝的要素,染色体を一つにまとめるなら,アスピリン1錠の容積より小さなものになるだろうと見積っている。―「遺伝,人種及び社会」,L・C・ダン,T・ドブザンスキー共著。
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