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  • 十代で結婚するのはどれほど賢明か
  • 目ざめよ! 1983
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目ざめよ! 1983
目83 12/22 16–19ページ

若い人は尋ねる…

十代で結婚するのはどれほど賢明か

結婚は遊びではありません。「男はその父と母を離れて自分の妻に堅く付き,ふたりは一体となるのである」と聖書は述べています。夫婦は他のどんな人間関係よりも親密で,永久的なきずなを結ぶべきです。―創世記 2:24。

あなたは結婚に対してこのような見方をしていますか。であれば,“跳ぶ前に見よ”という言葉に含まれる知恵が理解できるでしょう。結婚の相手は,その後生涯にわたってあなたが堅く付く人,あるいは,あなたに堅く付いてくる人だからです。十代で結婚するのは,あなたにとってふさわしいことでしょうか。これまでに学んだ通り,十代の結婚は多くの場合,喜びよりもむしろ苦しみをもたらします。そうした相違が生じるのはなぜでしょうか。

何を期待しているか

米国中西部に住む十代の一少女は次のように語りました。「私たちは結婚とはどんなものかがよく分かっていませんでした。好きな時に出掛けて好きな時に家に帰り,好きなように行動できる,皿洗いをしてもしなくても済ませられると思っていましたが,実際にはそうではありません」。汚れた皿だけでなく,衣類も洗わなければなりませんし,家も清潔にしておかなければなりません。病気になると,医療費がかさんで家庭が破壊されることもあります。十代で結婚して20歳で最初の子供を出産したビッキーはこう語っています。「十代の人たちは,ままごと遊びをするつもりで結婚することが少なくありません。確かに,とても楽しそうに見えます。子供のことを,とてもかわいくておもちゃにできる小さなお人形と考えるのです。でも実際はそうではありません」。16歳の母親は,「5か月間泣きづめ」の子供と一緒に「家に閉じ込められている」辛さを述べ,「気が狂うのではないかと思いました」と語っています。

さらに難しいのは,異なる人格(日を追うごとに変化することさえある)を持つ人と「一体」となり,その人の感情面の必要を満たすように努めることです。時に,それは不可能に思えるものです。「[結婚する]人たちは自分の肉身に患難を招くでしょう」と使徒パウロは述べました。これは確かに真実です。「患難」あるいは「苦しみと悲しみ」があるのです。―コリント第一 7:28,新英訳聖書。

『肉身の患難』はすべての結婚に緊張をもたらしますが,十代の若者は大抵経験が浅く,非現実的な期待を抱いていることが多いので,その結婚は特にひびが入りやすいと言えます。年若い人の結婚すべてが必ずしもそうした圧力のために破綻するとは限りませんが,十代の結婚を成功させるには,それを妨げる最大の障害,すなわち未熟さを克服しなければなりません。

「私たちは一人前の大人になり」― そして,隔たりが

9歳のレイモンドは良い妻の特質を挙げます。「まず,ピザの好きな人。それからチーズケーキの好きな人。その次にファッジ・キャンデーの好きな人。そしたら,僕たちの結婚は永遠だ」とレイモンドは言いました。明らかに,レイモンドは考えを変える必要がありました。使徒パウロは書きました。「わたしがみどりごであった時には,みどりごのように話し,みどりごのように考え,みどりごのように論じていました。しかし,大人となった今,みどりごの時のことをやめたのです」― コリント第一 13:11。

ところで,配偶者を選ぶ場合に,十代の若者はみな,「みどりごの時のこと」を捨てているでしょうか。前の記事で紹介したモーリーンは次のように語っています。「私はドンが好きでした。ドンはすごくハンサムで,力が強く,スポーツが上手で,とても人気がありました。『彼を捕まえることができれば,確かに良い結婚相手を見つけたことになるわ』と思いました。当時の私にとって重要だったのは,ドンの容ぼうやフットボールの花形選手という立場でした。私たちの結婚はうまくゆくはずでした」。ところが2年もたたないうちに破綻を来たしたのです。

モーリーンが感情面で大人になったのは結婚してからです。モーリーンは必要とするものや物事の価値に対して全く違った見方を持つようになったのです。こう語っています。「二人の人生の目標に大きな隔たりがあることに突然気がつきました。私たちは一人前の大人になりました。私は自分が,知的に話し合える人を必要としていることに気づきました。でもドンの場合,スポーツが生活のすべてでした。自分が18歳の時にとても重要だと思っていたことが突然全く無意味なものになったのです」。時間をかけ,忍耐するなら,一人前の大人になっても配偶者を愛し,また顧みるようになります。しかし,結婚を延ばして,「みどりごの時のこと」を完全に捨て去り,「理解力の点では十分に成長した者」となるようまず努力するなら,大きな苦しみを避けることができるでしょう。また,そのようにすることは,年若い夫婦が抱える主要な不平の種を克服する上でも役立ちます。―コリント第一 14:20。

金銭の問題

結婚して3か月の十代の夫婦48組に対して行なわれた取材訪問によると,最も切実な問題は,「一家の収入の浪費」でした。それは育児や親せきとの問題よりはるかに難しいものでした。ほぼ3年後に,そのうちの37組の夫婦に同様の質問がなされました。またもや金銭のことが問題となっていました。しかも,その悩みは一層深刻化していたのです。

ビルはこう言いました。「いつもお金がなく,必要な物を買って満足することができないような生活にどんな喜びがあるでしょうか。そりゃ,お金がすべてではありません。だけど,次の給料日までもたないようだと,けんかばかりしてみじめです」。失業率が最も高く,賃金が最も低いのは,大抵,十代の若者です。「自分では家族を養っていけなかったので,両親と一緒に暮らすことになりました。それは本当に緊張を生みました。子供がいたのでなおさらそうでした」と,18歳で結婚したロイは語っています。

聖書はこう勧めています。「自分の仕事を戸外で整え,自分のためにそれを畑で用意せよ。その後,あなたはまた,自分の家を築かなければならない」。(箴言 24:27)聖書時代には,男子は家族の必要物を備えるために畑で働きました。自分と家族を養うために,土地に作付けし,家畜を育てなければなりませんでした。そのような準備をしたあと,『家を築く』,つまり結婚して子供をもうけることになっていました。今日でも同様の準備をすれば,結婚後に多くの心痛を経験しなくてもすむのではないでしょうか。

分割払いの負債

しかし,夫婦にお金が十分あるかどうかは,給料の額より,往々にして二人の価値観や理想,期待が問題になっています。ある研究が明らかにしたところによれば,「十代の若者たちは,自分たちの計画している家族のために彼らの親たちが恐らく何年もかかって手に入れた物品の多くを,ただちに買えることを期待していた」ということです。それらの物品を得るため,結婚してから負債を抱え込む例は珍しくありません。1977年には,米国で25歳未満の一家の頭のうち65%は分割払いの負債を抱えていました。そのうちの6人に一人は,年間所得の20%余りをその支払いに費やしていました。これは他の年齢層の場合より大きな割合になっており,全国平均の2倍を上回っています。十代の新婚者の多くはやはり,重い金銭上の負債にあえいでいます。

「なんでも新しい物を買って分割払いの負債を返済していたら,僕たちは破産したでしょう」とジェイムズは言いました。前の記事で述べたように,ジェイムズとアンは十代で結婚しましたが,順調な結婚生活を送ってきました。「しかし,僕たちは新しい物を何も買いませんでした。家具の多くは,友人や両親のおさがりでした。どれも,とびきり上等な物ではなく,まあまあの品でした。そのうち,ためたお金で幾つか新しい物を買いました」。アンは,比較的裕福な家庭で育ったので,「絶えず検約してためる」には自分を本当に調整しなければならないと思いました。

アンはこう述懐しています。「でも,私は幾人かの女友達がしているようなことはすまいと心に決めたのです。つまり,新しい物を買うために主人に負債を抱え込ませたり,もっと働かせたりしないよう決心しました。私は母から裁縫を教えられていました。そして,母はミシンをくれました。ジェイムズの衣類はほとんど私が縫いました。私たちは大切なことに,特に崇拝に専念できること,そうするならお互いに一層親密になることを知りました」。この若い夫婦は,確かに,「支える物と身を覆う物」で満足できる円熟さを身に付けていました。また,「みどりごの時のこと」を捨て去っていて,幸福は物質からもたらされるという考え方をしませんでした。―テモテ第一 6:8-10。

『今,患難があります!』

「私は結婚前に性関係を持つのは悪いことだということを知っていました。ですから,私が結婚した主な理由は性関係を得ることでした。もっとも,そのことはだれに対しても絶対認めなかったでしょう」と,18歳で結婚したロイは告白しています。結婚を望む十代の若者の中には,コリント第一 7章9節を指摘する人もいます。そこには次のように書かれています。「自制できないなら,その人たちは結婚しなさい。情欲に燃えるよりは結婚するほうが良いからです」。しかし,使徒パウロは36節で,「若さの盛り」を過ぎてから結婚することを勧めています。

十代の時に性欲は高まって,非常に強くなります。しかし,その最初の急激な高まりが過ぎると満開に達した花がしぼみ始めるように,性欲も収まっていきます。「若さの盛り」に結婚すると,結婚する理由がゆがめられ,未来の配偶者の短所に対して盲目にさせられることがあります。例えば,結婚3年にして離婚したロイはこう付け加えています。「結婚してから,性の非常な快感もすぐに消えてしまうということを知りました。それから私たちは現実の問題を幾つか抱え始めました」。

先程紹介した,十代の夫婦48組に関する研究によれば,金銭の問題に次いで一番けんかの種になるのは性関係です。確かに,結婚してもすべての問題が解決するわけではありません。結婚の取り決めの中での満足のゆく性関係は,自制を培った人が無私の思いやりを示す時に生まれるものです。ですから,独身の時に欲望を制御することや,生活の中で無私の態度を示すことを学ぶなら,幸福な結婚の準備をしていることになります。―コリント第一 7:3,4。

では,十代で結婚するのは賢明なことでしょうか。そのことを今考慮中の人は,14ページと15ページの表をご覧ください。それらの表は,多くの事例史に基づいているもので,あなたの場合どの程度満足のゆく結婚生活を送れる見込みがあるかを示しています。

結婚は残りの人生を耐えていかなければならない決定です。確かに十代で結婚しても罪を犯すことにはなりません。しかし,先に延ばして,結婚生活を営んでいくのに必要な内面的資質を確実に培うことにより,自分の愛の強さを試す方がはるかに賢明ではないでしょうか。

[19ページの図表]

結婚生活の満足度の予想

特徴 最も低い 中程度 最も高い

1. 妊娠 結婚前に妊娠 結婚前に 結婚後少なくとも

妊娠していない, 1年間は妊娠を

結婚後すぐに妊娠 控える

2. 結婚前の 6か月以下, 少なくとも1年の交際, 数年間の交際,婚約

交際 婚約期間がない 婚約もしくは結婚の もしくは結婚の

了解があってから 了解があってから

少なくとも 少なくとも

6か月経過 6か月経過

3. 性格の 対人関係に処する力が 中位い 対人関係に処する

適応傾向 一般に貧弱, 能力が一般にある,

円熟さが欠けて 適応性がある,

いる,関心事が 円熟している,

乏しい, 他の人々との健全で

個人的および社会的 楽しい関係を

適応が貧弱 維持できる

4. 結婚前の 強硬に反対 軽く反対,もしくは いったん決まったら

親の態度 しぶしぶ承諾 協力的

5. 結婚式 駆け落ちして民法 社会的慣習に従い,

による式を挙げる 住み慣れた

町で行ない,

教会の承認を得る

6.経済基盤 ほとんど完全に 親族に対する依存度が 少なくとも欠乏して

親族に依存 低く,たとえ いると感じない

欠乏状態に近くても 程度に保証された

自分たちで収入を 収入

得ている

7.住まい 例外なく, 親族と同居する 例外なく,自分たちの

姻戚その他の 期間もあるが, 住まいを持っている

親族と同居 それ以外は自分たち

だけで住む

リー・G・バーチナル著,「米国の若者の結婚の傾向と展望」と題する本に一部基づく。

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