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『神と和解しなさい』ものみの塔 1954 | 4月15日
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に働いて,その正義の支配の間に,テデンのように楽園の美が拡がつて全地を包むでしよう。そして人間が神の御命令の下に仕える時に,神の御目的は成し遂げられるでしよう。
40 あらゆる障害にも拘らず,今従うべき賢い道筋は何ですか?
40 これらの事実から見て,たとえ真理の言葉をしつかり握つているために現在困難や迫害を受けようとも,私たちの善い行いに臆病になつたり,弱めたりすべきではありません。夜は夜通し泣き悲むとも,朝には喜びが来るであろうと告げられて居ります。そしてキリストの永い支配の新しい世に入る特権を与えられたすべての人々にとつては,それはたしかに本当でしよう。今はサタンの支配下の人間歴史の暗黒時代です。しかし今でさえ,正義の新しい世の夜明けの道を開くために,その暗黒は次第に消えて行きつつあります。あなたは人間歴史のこれらのすさまじい変化を見て楽しむ特権を与えられているでしようか? もしあなたがこの希望を持つなら,今日ヱホバの証者が成し遂げつつある全世界的の和解の職務に共に与りなさい。次のように言うのは,あたかも神が彼らを通じて懇願しているようです。『私たちはキリストの代理者としてお願いする,「神と和解しなさい」と。』― コリント後 5:20,新世。
41 ヱホバを愛し,ヱホバに奉仕する人々の前には今どんな前途がありますか?
41 そうすることによつて,あなたはただ神との平和によつてのみ齎らされる真の幸福を持つことが出来るでしよう。丁度神が今新約の中にあるクリスチャンすべての人々の心に神の律法を記し給うように,キリストの御国のすべての臣民たちに,神がそのように為し給う時が来るのをあなたは見るでしよう。その時もはやすべての人がその隣人や兄弟に「ヱホバを知れ」と教える必要はないでしよう。何故なら最も小さい者から最も大きい者に至るまで,すべてヱホバを知るでしよう。ヱホバは彼らの不義を赦し,その罪をもはや思はないでしよう。(エレミヤ 31:33,34。エゼキエル 11:19,20)このような幸福な状態の下であなたの隣人たちと共に働きながら生活することを想像してごらんなさい! あなたの前には,神と人類との和解に充てられる一千年が繰り広げられるでしよう。そしてその彼方にはヱホバに奉仕する永遠が在るでしよう。人類のためのヱホバの愛の御準備はまた全創造物に対する神の祝福にも反映されるでしよう。その時生命を楽しむために,今和解の職務に共に与りなさい。
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朝鮮からの報告ものみの塔 1954 | 4月15日
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朝鮮からの報告
(1954年度のヱホバの証者の年鑑より)
伝道者 1949 13 1952 190 1953 417
朝鮮の昨年の奉仕年度は,多くの実を結んだ年度でありました。というのは,昨年度中に他の羊が多く導かれたからです。伝道者は2倍以上になり,いま毎月に平均312名のヱホバの証者は良いしらせを伝道しています。昨年度中の最高伝道者数は417名でした。これらの兄弟たちは,3年の間戦争のひどい状況の下で働いていました,食物は大問題でした。多くの開拓者たちは,何日もの間ほとんど何も食べずに伝道しなければなりませんでした。朝鮮の兄弟たちを救済するため,アメリカの兄弟たちは1トン半の衣服を送りましたが,朝鮮の兄弟たちは,そのことにたいして非常に感謝していました。
昨年の奉仕年度の中に,236名の人は洗礼を受けました。そんなにも多くの新しい伝道者がいるのに,真理の円じゆくした音信が語られるということはふしぎなほどです。実際のことは,こういうわけなのです。朝鮮人は話しをすることが好きな人たちです。それですから,み国の良い音倍を聞きますと,彼らは,そのみ国の音信について話し,できるだけ精一杯に話します。真理を話すのに,ためらうことはけつしてありません。
会衆のきそく的な集りには,伝道者の数よりも1倍半か2倍の人々が出席します。少しはげますだけで,兄弟は研究の群の証言の活動に参加するようになります。朝鮮人は群とともに出て行くことを好みます。円じゆくした伝道者が十分多くいませんので,新しい者たちと組になつて働くことができないということは,相変らずの問題です。ものみの塔は,朝鮮語で規則正しく出版されています。協会は朝鮮語のタイプライターを入手し,型紙を作るのに用いています。それでものみの塔を印刷するときれいにできます。しかし,朝鮮語の文書は,冊子が2冊だけですので,文書は不足しています。奉仕年度が終る以前に,もつと多くの文書を得たいものと希望しています。
昨年の奉仕年度中に多くの興味ある経験がありましたが,その一つの経験は最近に真理に入つた一人の女医についてです。その女医は高い教育をうけ,朝鮮ではかなりの評判を持つています。でもいつも真理を語つています。開拓者の姉妹をともなつて,その女医は朝鮮共和国の軍隊の病院に行くことができ,そこで1000人以上の傷ついた朝鮮の兵士たちに証言することができました。この二人の姉妹は500冊の冊子を配布しました。多くの人は,新しい世に希望を持つことができ,感謝の言葉をのべました。この女医である姉妹の感化をうけて,数人の政府高官の奥さんたちは,聖書研究に興味を持つています。
夏の月のあいだ,ほとんどすべての会衆は,まだ割りあてられていない区域のはたらきに参加しました。多くの小さな町々で,み国の音信は初めて紹介されました。伝道者たちは,このはたらきを非常にたのしみました。
朝鮮の兄弟たちを非常に幸福にさせた大きなことがらは,朝鮮からの3人の代表
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