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使徒ペテロ ― 多くの人からこれほど愛される理由ものみの塔 1977 | 10月15日
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「彼らがいつもイエスといっしょにいたことに気づくように」なりました。(使徒 4:13)また,ペテロとその仲間たちは,まず第一に神に対して従順を示すべきことを,繰り返し思い起こさせました。実際のところ,使徒たちの活動の最初の11章の中で,ペテロが六つの演説をしていることが分かります。ヘロデ・アグリッパ一世が,ペテロを逮捕して,彼を無き者にしようとしたのも無理からぬことです。しかし,神はペテロに別のことをさせようと考えていたので,み使いを遣わして,ペテロを救出されました。―使徒 12:3-17。
ペテロはまた,異邦人の割礼問題を検討するために開かれた,クリスチャン会衆の統治体の集まりでも際立った役割を果たしました。(使徒 15:7-11)しかし,ほどなくして,ペテロは人間に対する恐れ,つまりエルサレムから来たあるユダヤ人のクリスチャンに対する恐れに負け,自分の信念を曲げて異邦人のクリスチャンと交わるのをやめた,ということが分かります。こうした弱さを見た使徒パウロは,ペテロに厳しい叱責を与えました。しかも,それは事件の起きた会衆の成員すべての見守る中で与えられたと思われます。(ガラテア 2:11-14)ここでも,ペテロの“人間らしさ”が表われています。人間に対する恐れに屈してしまったことのある人ならだれでも,ペテロのこの例に共感を覚え,この経験から慰めと益を得られるでしょう。
最後に,ペテロの書き記した二通の優れた手紙を見過ごすことはできません。それらの手紙には,特に義のために苦しんでいる人々すべてにとって,貴重な情報や励みとなる勧めの言葉が数多く含まれています。これらの手紙を読むと,ペテロをさらに高く評価するよう促されます。確かにペテロは極めて愛すべき人物であり,弱点があったにもかかわらず,神および自分の主人に大いに用いられた人でした。ペテロの生涯は,ペテロがしたと同じように,自分たちの主人に従ってゆこうと一生懸命努力する人々すべてにとって,何と大きな励みとなることでしょう。―ペテロ第一 2:21。
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デートと求愛ものみの塔 1977 | 10月15日
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デートと求愛
これは,「あなたの若い時代,それから最善のものを得る」と題する,192ページの新しい本の一つの章の主題です。この本にはそのほかにも,「性道徳を守ることには意義がありますか」,「あなたは結婚に成功できますか」,および「物質上の所有物をどのように見ますか」と題する章も含まれています。
この本は,若い人々が若い時代から最善のものを得るのに本当に役立ちます。わかりやすい日本語に訳された,「クリスチャン・ギリシャ語聖書 新世界訳」と共に,わずか450円のご寄付でお求めになれます。郵送料は発行者が負担いたします。108 東京都港区三田5丁目5番8号 ものみの塔聖書冊子協会(振替 東京 5-138022番)にお申し込みください。
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