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  • 「人々は自分を愛する者となるであろう」
    ものみの塔 1963 | 6月1日
    • といった人は,この型に属するようです。また友だちを利用できるだけ利用して,用がなくなれば捨てるという事もします。それは全く情のない行いです。

      舞台俳優,映画俳優,歌劇のプリマドンナなどの職業人が契約の相手方である興業主に対し,法外とも言える要求を持ち出すことがあるのはやはり度を越した自愛心の表われです。不運と言われた,かつてのあるスターのことですが,彼女は「他の人のことなどおかまいなしで,しかもそれが極端だった」と言われています。彼女は1時間から時には24時間も撮影をすっぽかすので一本の映画の製作費が100万ドルもかさんだということです。現在,活躍している俳優の中にはこれに輪をかけたような人がいて,その気まぐれのため撮影がはかどらず,製作費が何百万ドルもはねあがったという話があります。

      自愛の高じたものに,自分のからだを愛する自己陶酔症<ナーシシズム>があります。この言葉はグレコローマン神話に出てくる美青年で自分の美しさにあこがれるあまり死んで水仙の花に化したというナーシサスから来ています。これは今の映画に見られる不健全な傾向のひとつで,鏡に映った自分の姿にせっぷんしたり,鏡を見つめながら「私はおまえを信ずる」と歌ったり,三面鏡に映る自分の姿に魅せられたように「私はきれい」と歌う映画のシーンはみなこれです。容色にうぬぼれるのは自愛心の表われです。アブサロムがイスラエルの王権を父ダビデから奪おうと陰媒を企てたのも,自分の姿の美しさに心を奪われたからでした。―サムエル後 14:25; 15:4。

      美しい,献身的な妻に愛情を感ぜず,愛情を示そうとすれば自分が偽善者に思われると訴えた夫があったのは,盲目の自愛心のため,たとえどんなに良い妻であろうと,あるいは妻を愛せよと教えた神の戒めがどうあろうと,他の者には愛情を持てなくなっているのです。―エペソ 5:25。

      過度の自愛心に災されるのは,このような極端な場合だけに限りません。人はだれでもこの傾向を努めておさえることが必要です。家の中では横のものをたてにしようともしない夫,あれをやってちょうだい,これをしてと何にでも夫を使う妻,ものぐさ,ちょっとした不便やわずらい事にも我慢できない人,少しでもおそいと待てない人などは,みな極端な自愛心を表わしています。健康,食物などに細かく気を使い過ぎるのもそうです。

      神の崇拝にさえ,このような自愛心がはいり込みます。献身したクリスチャンでも,自分の宣教の目標だけを気にして,家族や他の弱い人を助けることを考えなくなるのは,それです。また全時間伝道者でも,気をつけないと自己中心になって,加えられた特権のゆえに霊的にえらくなったかのように振舞うことがあります。

      「すべてのいましめの中で,どれが第一のものですか」と問われたとき,イエスは「心をつくし,精神をつくし,思いをつくし,力をつくして,主なるあなたの神を愛せよ」と答えただけではありません。その事に注目して下さい。イエスは,このほかにも大切な第二の戒めのあることを告げました。それは「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ」ということです。人々が「自分を愛する者」となったこの終りの時に,この二つの大いなる戒めを心に留めて世の悪から身を守って下さい。―マルコ 12:28-31,新口。

  • 神の特異な名
    ものみの塔 1963 | 6月1日
    • 神の特異な名

      ◇ 今日の聖書訳者が,原語のヘブル語で記録された名前のかわりに「主」という言葉を使って,エホバの名前を不明瞭にしているのはすでに普通の事となっています。しかし,当時アメリカ,バージニア州,リッチモンドの第一長老教会牧師であったJ・V・ムーアが,自著,「ハガイ書,ゼカリヤ書,マラキ書の翻訳と注解」の55頁で次のように述べているのは注目に価します。「我々は『主』と訳すかわりにエホバという名を保存した。その理由は,原著者たちが神のこの名前に特にしるしをつけて,他の名前とはっきり区別しており,その区別をほん訳の中で無視すべきではないからである。これは神が契約を立てるさいの称号であり,自分に忠実に従う民に対する保証として,その名前の中には,神の存在の不変性を表示する意味が含まれている。出エジプト記 6章13節を見よ」。―1856年1月1日。

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