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人間の心に対する戦いものみの塔 1970 | 3月15日
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人の心はサタンの攻撃に屈しやすいのです。―エペソ 6:13。
神の真理に対する活動的な証人となることを差し控える人もいます。それはなぜですか。恐れ,つまり,隣人,親族,雇い主などに対する恐れのためです。そうした恐れの気持ちをいだくなら,悪魔の攻撃に身をさらすことになります。しかし神への愛をもつなら,そうした恐れを払いのけることができます。(ヨハネ第一 4:8)そしてわたしたちは神を愛すべきではありませんか。神はわたしたちのためにとこしえの命の備えを設けられ,サタンの全体制が終わる際の救いを差し伸べておられるのです。恐れ臆する者はサタンや悪霊たちと運命を共にします。(黙示 21:8)わたしたちの心をとりこにしようとする悪魔の企てに打ち勝つためには,賢明な考え方をし,愛の動機で自分の生活を神のご要求に合わせねばなりません。
サタンの攻撃をかわすため一心に努力してください。悪い欲望が自分の心に満ちるなら,わたしは自分の心をサタンに征服させているのだろうかと,自問してください。物質上のことでわずらい,あるいは貪欲な心が起こるなら,自分の心を支配しているのはだれだろうかと尋ねてください。怒りが爆発しそうになるなら,今わたしの心をとらえようとしているのはだれかと自問してください。
サタンの巧妙な活動から身を守るため,エホバが備えられるもののすべてを活用してください。使徒パウロのすぐれた手本に従い,その助言を受け入れてください。「兄弟よ,われはすでに[神からの命の報いを]とらへたりと思はず,たゞこの一事を務む,すなはち後のものを忘れ,前のものに向ひて励み,めあてを指して進み,神のキリスト・イエスによりて上に召したまふ召にかかはる褒美を得んとてこれをおひ求む。されば我らのうち成人したる者は,みなかくのごとき思をいだくべし,汝らもし何事にても異なる思をいだきをらば,神これを示し給はん。さらばすべて人の思にすぐる神の平安は汝らの心と思とをキリスト・イエスによりて守らん」。(ピリピ 3:13-15; 4:7)あなたの心を守り,サタンに屈してはなりません。エホバは豊かな祝福をもってあなたに報いられるでしょう。
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『すべての国の人々を弟子とする』ものみの塔 1970 | 3月15日
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『すべての国の人々を弟子とする』
エホバの証人の1970年度年鑑より
日本
人口: 102,230,000人
伝道者最高数: 7,637人
比率: 13,386人に1人
日本ではしばしば地震が起きますが,エホバもこの国を『震って』おられ,神道や仏教から震い出された『願わしい』者たちが,『栄光をもてエホバの殿を満た』しています。それで,日本は昨奉仕年度の末までに,連続25か月の伝道者最高数を報告することができました。その頂点となる8月の伝道者数は7,637人で,これは40パーセントの増加にあたります。また昨年には地域大会が開かれなかったにもかかわらず,初めて1年間に1,000人以上の人が浸礼を受けて新たな兄弟・姉妹となりました。―ハガイ 2:7。
ひとりの特別開拓者は,大学を卒業したばかりのある男の人に「終わりはまだ先のことですか」と題する「目ざめよ!」誌の特別号を配布しました。開拓者が巡回大会のすぐまえに再訪問したところ,その人は記事の内容に非常に心を動かされていました。開拓者が大会に招待すると,最後の二日間出席しました。プログラムの合い間にふたりは「見よ!」の小冊子全部を学び終えました。大会でバプテスマの話を聞いたこの人は,次の巡回大会の時バプテスマを受けられるようになっていたいと語りました。その時日本語の「真理」の本はまだ手にはいらなかったので,開拓者は日本語の「ものみの塔」と「目ざめよ!」に戴せられた「真理」の本の抜粋や英文の「真理」の本を使ってその人との研究を進め,4か月間でそのすべての内容を学びました。それまでにこの若い男の人はタバコをやめ,協会発行の厚い5冊の本を読み,神権宣教学校にはいって話の割り当てを果たし,さらに野外では伝道者として多くの経験を重ねました。その人は7月に2度目の巡回大会に出席してバプテスマを受け,最初の巡回大会でいだいた希望を実現しました。
6か月間の徹底的な聖書研究課程は多くの実を結ん
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