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「神の主権」大会のすべてのプログラムに出席しましょう

霊的な益を得る

¹ 巡回監督が来ます！ このような発表があなたの会衆でなされる時，それは特別な事柄なのです。すべての人 ― 会衆内で責任を与えられている長老たち，奉仕のしもべたち，すべての王国伝道者，そして会衆と交わる大勢の新しい人々 ― はこのエホバの組織的な取決めを通して，各自がどのように霊的な益を得られるか考え始めるべきです。

² 一世紀にはクリスチャン会衆も旅行する監督も共になる機会を待ち望みました。（ローマ 1:11）このような個人的な訪問は主にある年長の兄弟から学ぶ機会を意味しました。

³ 巡回監督が来るというニュースがあなたに知らされる時，それはあなたの霊的必要を考慮する良い機会です。霊的な援助または助言を得たいと思うような事柄がありますか。自分の奉仕活動を調べてみて，あなたは自分がここ数週間野外奉仕に出ておられないことに気付かれるかもしれません。それは聖書の話を行なうことで何か問題があるからですか。あなたは家から家の働きで聖書を用いますか。巡回監督，そしてもし結婚しているならその妻も，ほとんど毎日のようにこの働きをして，すばらしい経験を得ているのです。それであなたが，もしご自分の宣べ伝えるわざで改善の必要を見いだされるなら，野外奉仕において，訪問しているこれら奉仕者のうちのどちらかと奉仕を共にすることができますから明確な時間を計画してみてください。

⁴ あなたは再訪問をしておられますか。家庭聖書研究を始めることで何か問題がありますか。特に午後，巡回監督あるいはその妻と再訪問を行なう非常に優れた機会が開かれているのです。あなたはこの訪問の際に，巡回監督あるいはその妻にあなたの研究を司会してもらい楽しむこともできるでしょう。これこそ，あなたが必要としておられた援助であるかもしれません。

⁵ ある伝道者たちは巡回監督の訪問中に一時開拓奉仕を行なう計画を立てることが可能であるということに気付きました。そのようにして訪問の期間中，一度以上野外奉仕にあずかることが可能となります。

⁶ 巡回監督は集会で霊的に何か良いものを与えることができる年長の兄弟です。十分前もって計画し，集会で得られるこうした霊的な益を得そこなうようなことがないようにするため，その日付をあけておいてください。会衆の長老たちは特に訪問している監督から益を得る機会があるでしょう。長老たちの集まりのために，考慮すべき要点を明確にまとめた筋書きが前もって準備されます。もし克服すべき何らかの問題があるなら，あるいは会衆や野外での組織で長老たちが改善したいと望んでいることがあるなら，それはこうしたことに関し質問する良い機会です。それで長老たちはこの集まりで討議されている点に巡回監督が意見を述べることができるよう時間を賢明に計画することができます。

⁷ 巡回監督の訪問の最初の日に，会衆の長老たちは自分たちの会衆ではどんな援助を必要と感じているかを巡回監督に告げることを望むかもしれません。そうすれば巡回監督は週中の自分の働きを取り決めるに際しこのことを考慮に含めることができますし，そうした援助を最も必要としている会衆内の方々を助けることができるでしょう。

⁸ 新しく関心を示した人々を王国会館に誘うのにこの機会を用いてください。訪問の週は野外活動の組織や会衆の集会での祝福を意味します。そして，それ以上に，訪問は王国伝道者各人に多大の個人的，また霊的な祝福をもたらすのです。機会を最大限に生かし，霊的な益を得てください。

提案されている話し方

最近号の「ものみの塔」の最初の記事を用いてもよいですし，テモテ第二 3章16，17節を用いて，聖書を学ぶことの益を話し合うこともできます。

良いたよりを伝える ― 雑誌配布を高めることができますか

¹ わたしたちが伝道で用いる二種類の雑誌，「ものみの塔」と「目ざめよ！」は何と多くの人々に愛読されている国際誌なのでしょう。現在「ものみの塔」は79の言語で，毎号平均920万部が，そして「目ざめよ！」は31の言語で890万部が印刷され，どちらの雑誌も発行部数は増加を続けています。両誌を合わせると1か月のうちに，3,600万部以上が印刷されているのです。何とすばらしいことでしょう。両誌に載せられている音信の重要性を考えると，わたしたちはさらにこれらの雑誌の配布を高めたいと望みます。配布を改善するためどんな提案がありますか。

² まず第一にわたしたち自身が雑誌に対する正しい認識，感謝，そして愛を培いましょう。「忠実で思慮深い奴隷」を通して与えられるこれら霊的食物から，わたしたちはどれ程大きな益を得ているか言い表わすことはできません。雑誌に対するわたしたちの愛が熱烈なものであるなら，わたしたちが雑誌について話す時，同様な熱意を示せるでしょう。

³ 積極的な態度をいつも保ちましょう。人々が雑誌を求めようとしなくても，わたしたちは常に新鮮な気持ちを持って，関心を示す人々を捜しましょう。注意すべきこととして，人々が強いられていると感ずることがないようにしましょう。いつも明るい，にこやかな態度を保ちましょう。2冊の雑誌に対する寄付が60円だということを，早めに述べるのは良いことです。

⁴ 一般的な紹介よりも，雑誌の中の特定な記事を興味深く紹介に用いましょう。特に区域が何度も回られているような所では，このことは大切です。関心を示し，毎回雑誌を求めるような人々には毎号の雑誌を届ける取決めを設けたり，研究を勧めてみましょう。

⁵ 協会は各人が配布すべき雑誌の目標を定めていません。しかし各人が自分の目標を持って努力するのは良いことです。そのため，自分が必要とする数を会衆に注文しておきましょう。

⁶ 書籍や予約など，提供物が断わられた時，いつも簡潔なことばで2冊の雑誌を提供するよう心掛けましょう。ポケット版の書籍だけを提供する時には雑誌をそえて200円で提供し，断わるなら上にある通り2冊の雑誌だけ勧めてみることができるでしょう。

⁷ 雑誌活動を十分に支持しましょう。多くの会衆では土曜日に雑誌活動をしており，午前，午後，それに晩の活動があるので，都合の良いいずれかの機会にできるだけ多く参加するのは良いことです。開拓者も伝道者もできれば研究は他の日に計画するようにし，雑誌活動を支持しましょう。都合がつかないなら，他の日に雑誌活動を行なうこともできます。

⁸ 自分の提供の仕方を常に吟味し，改善を図りましょう。良い配布を行なっている仲間や長老たちに遠慮なく提案を求めてください。きっと良い助けが得られるでしょう。

⁹ 雑誌活動の時，十分の区域を計画し，1つのブロックを2人か3人ぐらいで回るようにしましょう。1つのブロックに多くの人が入ると時間や労力の点でむだが生じやすいのです。簡潔に，しかも生き生きと話し，限られた時間内にできるだけ多くの家を回るように努めましょう。

¹⁰ 家の人がわたしたちに耳を傾けなかったり，雑誌を断わったとしても，明るい友好的な態度を保ち，良い印象を残すように努めましょう。決して落胆したり，消極的になってはなりません。家の人は次の機会に聞く耳を持つようになるかもしれないからです。

¹¹ 神のみ名を清め，すべての人類に真の希望を与えているのは神の王国です。（マタイ 6:9，10）この王国を告げ知らせる「ものみの塔」と姉妹誌「目ざめよ！」を，わたしたちは今後も一生懸命配布し，『全地でなされる証し』のわざにあずかりましょう。

神権的ニュース

◆ 王国会館献堂式: 埼玉，上福岡90人。宮城，仙台･東326人。大阪，和泉61人。北海道，美唄123人。山口，豊浦78人。大分，竹田89人。北海道，函館･西164人。神奈川，川崎･百合ヶ丘138人。愛姫，東予120人。熊本，八代97人。富山，氷見89人。東京･板橋･北･赤羽155人。秋田，秋田140人。福島，原町60人。

◆ 香港の記念式に今年1,228人が出席しました。昨年の出席者数は765人でした。何とすばらしい進歩でしょう。

質問箱

● 長老に対する資格の一つである「教える資格があり」とはどういう意味ですか。

教えることは多くの方法でなされます。ある人は熟達した話し手で，演壇から教えることができます。他の人々は個人に対し，または家族に対し勧めたり助言を与えたりする能力に秀でているかもしれません。どちらの場合にも長老は聖書の十分な知識を持っているべきであり，「自分の教えの術に関して信ずべきことばを堅く守る人でなければならないのです。それは，健全な教えによって説き勧めることも，また言い逆う者を戒めることもできるためです」。これは預言を説明し，健全な教理を教え，聖書の原則に一致した道徳や生活に関し，聖書が何を述べているかを指摘することができなければならないという意味です。―テモテ第一 3:2。テトス 1:9。

監督たちはまた模範によって教えます。イエスはご自分の地上での宣教期間中，監督たちに模範を示されました。弟子をお作りになった時，イエスは彼らを伴い，教える業がどのようになされるかを彼らに示されました。（マタイ 9:35-38）どのように教えるかを彼らに示してから，イエスは多くの所へ弟子たちが自分で出かけて行って王国の音信を宣べ伝えるようにさせました。（マタイ 10:7，11-14）それで会衆の成員と共に野外に出て行って，わざがどのようになされるかを教えることは監督たちの教えるわざの一部です。新しい人々は家から家でどのように聖書を用いるか，また再訪問や家庭聖書研究で用いられる教え方につき学ぶ必要があります。これには時間がかかります。―使徒 20:20，27，35; コリント第一 4:16; ペテロ第一 5:3も参照してください。

経験を積んだ監督は野外奉仕を行なっている間に教える機会を見付けます。多分次の家に伝道者と歩いて行く間に，質問に答えたり問題を解決したりする機会を見いだせるでしょう。良いたよりを伝えることにおいて，どのように改善したら良いかということにつき指針が与えられるでしょう。監督たちは教えることで，なすべき多くのことを持っているのです。―テモテ第二 2:2。