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エホバの王国を告げ知らせるものみの塔 1954
塔54 11/15 483–484ページ

世界の災は何を意味するか

今日,世の中は本当に悪くなりました。その理由が何であるか疑問に思つたことが多分あることでしよう。世界の災いが増加することについては,全く当然の理由があります。また,それらの災いの中には重大な意味があるのです。聖書のマタイ伝 24章3節(新世)は,この意味について光りを投げかけています。弟子たちは,イエスに尋ねました。『これらのことは何時あるのですか,そしてあなたの臨在と組織制度の全き終りの徴はどんなものであるか,どうぞお話し下さい。』イエスが第7節で与えた答えに私たちは目を開いて驚きます。『国民は国民に反対して起ち上り,国は国に反対して起ち上るであろう。また,次から次にといたるところで食糧不足や地震があるであろう。』

1914年以来,異常に多くの地震が起りましたが,このことは本当にある重大なことを意味するものです。また,食糧不足や世界戦争も重大なことを意味するものです。さらに,世界のすべての恐れや,全国民の混乱の状態も,ある重大なことを意味するものです。イエスは,ルカ伝 21章25,26節(新世)で,この悪い世の『終りの日』のあいだに,このことは起きるであろうと予言しました。『地上の諸国家は,海の鳴りとどろきと,海の動揺のためにとるべき途を知らず,不安に悩むであろう。また人々は地上に来らんとする事柄を心配し,予期するために気を失う。』ここでイエスは,諸国民はいままでになかつた程に悩みをうけるであろうと予言しました。そして,国民はその混乱から逃れでる道を見出すことはできないでしよう。今日見廻してみるときに,国民はどれ程将来を恐れているかが分ります。水素爆弾の脅威があります。頭の良い政治家が多くの会議を開いても,殆ど何もできず世界の災いを緩和してはおりません。どの道を取つて良いのか彼らには分らないのです。

全世界は将来を恐れていますが,それでは真のクリスチヤンたちは将来を恐れねばならないでしようか? いいえ,恐れません。イエスは,ルカ伝 21章28節(新世)でこう説明しています。『しかし,これらのことが起り始める時,身を起して頭を上げよ。なぜならば,あなた方の救いは近づいているからである。』どれ程近づいていますか? キリスト,イエスは29節から32節でこう言い続けております。『いちぢくの木と他のすべての木に注意しなさい。はや芽を出せば,あなた方はそれを見て夏がすでに近いと知る。このように,あなた方はこれらの事が起るのを見る時,神の御国は近づいていると知りなさい。ほんとうにあなた方に言う。すべてのことが起きるまでこの時代は決して過ぎさらないであろう。』

このことはみな,私たちが,組織制度に全き変化がある時代に生活していることを意味します。古い世は亡び去つて,新しい世が設立されねばなりません。地上に多くの災いを見るとき,頭を起してよろこべとイエスは言いましたが,それは全くその通りです。なぜならば,人類に対する悪魔の支配は終りに近づいているからです! これらの災いを人類にもたらしているものは悪魔サタンです。人々が,悪魔サタンはたしかにこの悪い世の支配者であり,彼は諸国民を惑していると知るのを悪魔は欲しません。悪魔は,神が災いの責任者であると人々に信じさせたく欲しています。しかし,黙示録 12章7-9,12(新世)から学べますように,悪魔こそ真の犯罪者です。『そして天で戦争が始まつた。ミカエルとその天使たちは龍と戦つた。龍とその天使たちは戦つたが,戦いに勝つことができず,また天にはもはや居る場所がなくなつた。そして原の蛇,悪魔と呼ばれ,またはサタンと言われ全地を惑すところの大いなる龍は投げ落された。その龍は地に投げ落され,そしてその龍に従う天使たちも共になげ落された。このために天と天に住む者たちはよろこびなさい。地と海とは災いである。なぜならば,悪魔は自分の時が短いのを知つて大きな怒りをもつてあなた方のところに来たからである。』

1914年から1918年までのあいだに,その戦いが行われた時,悪魔は敗れ,彼は地に投げ落されました。悪魔は非常な怒りを持ち,次から次にと人類に災いをもたらします。しかし,私たちはよろこぶことができます。というのは,これらの災いを見るときに,悪魔にはハルマゲドンまでごく僅かな時しか残されていないということをそれは意味するからです。そのハルマゲドンの戦いの時に,キリストは鉄の杖でもつて諸国民を打ち砕き,悪魔を処分いたします。悪魔を底の無い坑に入れることは,黙示録 20章1-3節(新世)に述べられています。『そして私が見ていると,一人の天使が底の無い坑の鍵と大きなくさりを手に持つて天から降りて来た。彼は原の蛇,悪魔サタンである龍を捕えて千年のあいだ縛つた。それから,底の無い坑に投げいれて,閉じこめ,その上に封印をした。それは,龍がこれ以上諸国民を惑わさないためである。』それですから,キリスト・イエスはただ悪魔を捕えて,底の無い坑に投げいれるだけです。悪魔はこれ以上活動することができず,人間の事柄に干渉することができませんので,地上の災いも終ります。

また,ハルマゲドンの時に,この世の国家は亡びをうけるでしよう。予言者ダニエルは,国家を打ち砕くこの仕事をダニエル書 2章44節(ア標)で予言しました。『それらの王たちの日に,天の神は御国を立てられるであろう。その御国は決して亡ぼされることなく,またその主権は他の国民に移ることはない。かえつて,その御国はこれらの国々を破り,こなごなにするであろう。そして御国は永遠に存続するであろう。』諸国家をこのように打ち砕いてから,キリストの千年統治は始まります。正義の新しい世は,悪い古い世と入れ変ります。新しい世では,事情は全く異ります。世界の艱難,病気,そして死もなくなり,人類はそれらでもつて悩みをうけません。すべての動物は,人間の友となります。神の予言者は,この幸福な時についてイザヤ書 11章3-9節でこう述べています。

『彼は,……目みるところによりて裁きをなさず。耳きくところによりて定めをなさず。正義をもて貧しき者をさばき,公平をもて国のうちの卑しき者のために定めをなし,その口の杖をもて国をうち,その口唇の気息をもて悪しき人をころすべし。正義はその腰の帯となり,忠信はその身のおびとならん。狼は小羊とともにやどり,豹は小山羊とともにふし,犢牡獅肥えたる家畜ともに居りて小き童子にみちびかれ,牝牛と熊とは食い物を同にし,熊の子と牛の子とともにふし,獅は牛のごとく藁をくらい,乳児は毒蛇のほらにたはふれ,乳ばなれの児は手をまむしの穴にいれん。かくてわが聖山の何処にても害うことなく,傷ることなからん。そは水の海をおおえるごとく,ヱホバを知るの知識地にみつべければなり。』

地は災いで充ちる代りに,まもなくヱホバの知識で充ちるでしよう。悪い者たちは,亡ぼされます。神の新しい世で災難は全然ありません。それですから,私たちはいま真に一番祝福された時代に生活しています。なぜならば,世界の災いはサタンの支配の『終りの時』が近づいていることを意味するからです。

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