-
ヱホバの証者の新世社会の大会ものみの塔 1954 | 1月1日
-
-
一隅で行われ,4075名の聴衆は『今こそ神の道を考える時である』という講演を聞きました。その後に,スペイン版の『神の道は愛なり』を貰いました。
3時15分に,音楽が奏せられました。その音楽は,御国の歌を編曲したもので素晴らしいものでした。大会の音楽指揮者,カナダのヴィ,アール,ダンカムの上手な指揮の下に,77の大楽器の大会オーケストラと選抜合唱隊が美しく奏したものです。4時に,大会の議長パーシー,チャップマンは午後の講演者,エン,エッチ,ノアは『ハルマゲドンの後 ― 神の新しい世』という題について話しますと紹介しました。
充分の考慮を払い,そして持続した力を以つて,講演者は論理的にそして聖書的にその主題を発展させて行きました。その講演は最初の二つの文章のところから拍手されました。ハルマゲドンは単なる政治的とか国際的の争いではなくて,宇宙全体のヱホバの戦争である。(黙示 16:14,16)ハルマゲドンへの行進は進んでいる。今日の質問は,どちらのブロックが従うだろうか?ではなくて,国家は王の王に従うだろうか?である。ハルマゲドンの後に,神の新しい世は来るであろう。そして,健康と,永遠の生命をもたらし,死人の復活すら行われるであろう。結論に,講演は『今こそ,永遠に続く新しい事態に対して準備しなさい。其処に生活し,永遠に幸福であるよう準備しなさい。ハルマゲンの後神の新しい世に生活するよう準備しなさい』と強く聴衆に呼びかけました。
その講演の内容が書かれてある冊子は2冊ずつ無料で出席者全部に渡されました。ヤンキー野球場には9万1562名の人が詰めかけ,2万5240名の人は野球場の囲りの天幕で聞き,居住自動車都市で4万9027名の人は聞きました。それで全部の合計は16万5829名になります。WBBR放送局はもつと多くの何十何百万という人々に放送をしました。
太陽は徐々に西の方,野球場のスタンドの後ろに沈んで行きました。大会の閉会する瞬間が急速に近づいて来ました。一寸の間休憩してから,ヱホバへの感謝の歌が歌われ,それから『会長の閉会のあいさつ』がありました。次の1時間の間,会長はヱホバを讃美するよう,熱心に話しをいたしました。会長の話しは,詩篇 145篇に基いて居り,1954年度の聖句は詩篇 145篇2節『われ日ごとに汝をほめ世々かぎりなく聖名をほめ讃えん』であると発表しました。
それから,ノア兄弟は打ち寛いだ調子で,フランツ兄弟,ヘンシェル兄弟,そしてノア兄弟自身が中央と南アメリカに訪問する計画を話しました。ノア兄弟は大会が非常に良い行動と振舞の中に為されたことを賞め,さらに1954年中には,巡回大会は開催され,1955年中には,合衆国の西から英国や,大陸の本土に至るまで,一続きの大会が開催されると発表しました。それから,歌とヱホバへの感謝の祈りと共に,クリスチャンの今までの大会の中,最も大きな大会は終りました。
結び
聖書に書かれている原則に基いているところの新しい世の社会として,明白に区別されている国民は確かにあります。その原則は活動しています。ヤンキー野球場に居た人達は,毎日それらの人達を見,何万という人達がヱホバに献身し,それらの原則に従つて生活しているのを見ることが出来ました。活動しているヱホバの聖霊の力強い表われを,此の世は確かに見ました。
-
-
ヱホバは原始的な概念ではありませんものみの塔 1954 | 1月1日
-
-
ヱホバは原始的な概念ではありません
アメリカの最も指導的な神学者の一人であるハリー・エマーソン・フオスデイックに依ると,聖書は人間の神についての概念が除々に発展したことを示しているものです。
『聖書自体,大きな説明である。その原始的な始まりに於ける神の観念と,終りに於ける神の観念の対照は,何というものだろうか! 初期の戦いの叫び「ヤハは戦人なり。ヤハは彼の名なり。」からイエスの美しい言葉「幸福なるかな,平和ならしむる者。その人は神の子と称えられん」までには,聖なる性質についての概念は何と深まつているのであろう! 神についての人間の理解は何と拡まつているのであろう!』
フォスデイック氏は,このよううにして,私達に次のことを信じさせようとしています。すなわち,彼自身,そして人間は戦いの神としてのヤハまたはヱホバの概念から平和ならしむる者達を祝福する神の概念にと徐々に進歩し,そしてまた聖書は人間に対する神の黙示ではなく,神についての正確な概念を得ようとする人間の努力の記録であるということです。(出埃 15:3。マタイ 5:9)その弁解はどのようなものであろうと,それは全然クリスチャン的ではありません,というのはキリスト・イエスは決してそのような事を教えませんでし
-