ものみの塔 オンライン・ライブラリー
ものみの塔
オンライン・ライブラリー
日本語
  • 聖書
  • 出版物
  • 集会
  • 清潔さを保ち健康を維持する
    目ざめよ! 1978 | 1月22日
    • 考えず,単にうるさいものと見ている土地もありますが,それらは健康の大敵であって家の中でそれらが活動するのを極力防がなければなりません。昆虫の隠れ場所となるすき間や穴のある汚い台所は彼らの運動場のようなものです。きちんとした覆いのない台所のごみはハエやゴキブリ,害虫を招き寄せます。また家のそばで豚が飼われているならば,ハエの群がるのを助長します。昆虫や,げっ歯動物が家人や食物に近づかないように万全を期さなければなりません。それらがどこを歩き回って来たかは全く分からないからです。

      それで清潔にする習慣は感染経路のつながりを断ち切るのに役だちます。保菌生物がもたらす可能性のある害を少なくする別の方法は,人間の排泄物つまり糞便の適切な処理を図ることです。下水の完備した都会に住む人にとって,これは問題ではないかもしれません。しかし世界の多くの場所では,コレラ,チフス,下痢などの病気が下水施設の不備のためにひろがっています。この点,荒野を流浪中のイスラエル人は営の外の人目のない場所に行き,鋤で穴を掘って排泄物をそこへ埋めるように命ぜられていました。(申命 23:12-14)土を掘ると,最初の数十センチには微小な生物が無数に存在し,その速やかな働きによって排泄物が無害なものにされる事に注目してよいでしょう。しかし,排泄物が地面に放置されるならば,その上をはい回った昆虫によって家の中に病気の持ち込まれるおそれがあります。またそのまま放置されたものを肥料として使うならば,アメーバや寄生虫のような病原が肥料を施された作物にうつるでしょう。

      それで下水の設備が無ければ,埋めるのがこの問題を処理する最善の方法です。イスラエル人のように移動するのではなくて,一つの場所に住んでいる家族であれば,鋤で穴を掘るよりも,もう少しきちんとした設備を必要とすることは言うまでもありません。しかし衛生的な便所は驚くほど簡単に作ることができます。1メートル四方の穴を2メートルの深さに掘り,周囲に土を盛って地上水の流入を防ぎ,床を張って腰掛けを備え,全体を覆う構造にしてネズミや昆虫の侵入を防ぐようにすれば,一軒の家で2,3年は満足に使える便所が出来上ります。もちろん資金があれば,もっときちんとしたものを使えるでしょう。しかし注意すべきことがひとつあります。このような設備はどんな水源からも十分に離して(またできれば水源より低い場所に)作らなければなりません。

      空気によって運ばれる

      最初の世界大戦で痛手を被った後の1918年に世界は別の残酷な経験に直面しました。1年間にスペイン風邪で死んだ人は大戦の死者を1,000万人も上回ったのです。この病気にかかった人の大多数は,自分の吸った空気そのものによっておそらく感染しました。インフルエンザはいわゆる空気伝染によってうつる病気のひとつです。患者がせきやくしゃみをする時,病原菌を無数に含んだ飛沫が空中に飛び散って別の人に病原菌をうつします。幸いなことに日光と乾燥によってたいていの細菌は死ぬ傾向がありますが,まだ生きているうちに空気と一緒に吸い込まれることもあります。インフルエンザのほかにも肺結核,はしか,肺炎,猩紅熱,百日ぜきなどがこうした経路によって感染する病気です。しかしくしゃみをする時にティッシュペーパーあるいはハンカチを使い(使ったティッシュペーパーを衛生的な方法で処理する),またむやみにつばを吐かないなどの清潔さを保つ習慣によって,このような病気のひろまることをかなり予防できます。

      衛生的また清潔にする習慣は,健康を保つ上に確かに大きな役割を果たします。良い習慣をつけていれば,自分の病気を他の人にうつすことも少ないのはもちろんです。他の人がそれほど思いやりを示さないとしても,『自分のように隣人を愛する』という原則がこの事においてクリスチャンを導くことは間違いありません。(マタイ 22:39)清潔と衛生の面で極端になる人がいることは確かです。それで健全な精神を持つことも必要になります。衛生的にすることはできても無菌の環境に住むことはできません。その上エホバ神は,たいていの病気の発病を抑えるすばらしい力を人間の体そのものに与えてくださっています。そうであっても清潔と衛生にふつうの注意を払い,不必要に細菌をばらまかないようにするのは賢明で愛のあることです。

      衛生と清潔に留意することは,それによって病気を地球上から無くすことはできないにしても,わたしたちの益となります。病気の無くなることについてはクリスチャンは,人類を悩ます病気と他のあらゆる悩みがエホバによって取り除かれる神の新秩序を辛抱強く待っています。その時には,『われ病めりといふ者なし』という聖書の約束が全く成就することでしょう。(イザヤ 33:24)その時,健康を保つための人間の努力は遂に勝利を得たことになります。

  • はたして進歩か
    目ざめよ! 1978 | 1月22日
    • はたして進歩か

      ● まぶたの化粧料は新しいものではありません。古代イスラエルの王妃イゼベルは,エヒウとの対決を前にして「その目を塗り」ました。(列王下 9:30)イスラエルの少なくとも一部の婦人は,中東の他の国々の婦人たちと同じようにアイシャドーを使いました。(エレミヤ 4:30。エゼキエル 23:40)イスラエルの忠実な婦人たち一般に関連してアイシャドーのことは聖書の参考書に述べられていませんが,ヨブの娘の一人はケレンハップクと名づけられています。これは「アンチモンの角」すなわち「アイシャドーの角」という意味です。―ヨブ 42:14。

      ● まぶたの化粧料に防腐剤を使うことに関して,スーザン・セリジャーはナショナル・オブザーバー紙に次のことを書いています。「古代エジプト人でさえも防腐剤の価値を認めていた。彼らは抗生作用を有する青緑色の銅の物質二種類をまぶたの化粧に使ったと言われている」。ついて彼女は次のように皮肉っている。「我々が進歩したなどと言うのはとんでもない」。

日本語出版物(1954-2026)
ログアウト
ログイン
  • 日本語
  • シェアする
  • 設定
  • Copyright © 2025 Watch Tower Bible and Tract Society of Pennsylvania
  • 利用規約
  • プライバシーに関する方針
  • プライバシー設定
  • JW.ORG
  • ログイン
シェアする