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地球以外の天体に生物がいるか目ざめよ! 1973 | 8月8日
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地球に対する創造者の目的にかんする知識を得るほうが,進化論を支持する科学者たちにとって益があります。しかし,今日も,イエス・キリストが地上におられた時代と同じです。イエスは祈りの中で言われました。「義なる父よ,確かに世はあなたを知っていません」― ヨハネ 17:25,新。
大気圏外の宇宙に生物は存在する!
しかし,宇宙の探査で知性を有する生物のいる証拠が発見されなかったからといって,大気圏外の宇宙に知性を持つ生物がいないということではありません。そういう生物は確かにいるのです!
「進化した」生物はいないという事実にもかかわらず,人間が「大気圏外の宇宙」と呼ぶ領域には,すばらしい,知性を有するものが実際に存在するのです。それどころか,人間は彼らと接したことさえあるのです。
地球以外のところに存在するその知性を有するものたちは,エホバ神によって創造されました。彼らは,地球が人間の住みかとしてつくられる以前に創造されました。聖書はエホバが地のもといを置かれた時のことを述べています。その説明によると,その時には,『あけの星あいともに歌い神の子たちみな歓びて呼ばわり』ました。(ヨブ 38:4-7)これらの「神の子たち」は,人間よりもはるかにすぐれた能力と知識を持つ強力な天使です。過去においては彼らはしばしば,人間と通信を行なうために,神により用いられました。
たとえば,イエスが人間として生まれる時が到来したとき,神は,聖書の中で「ガブリエル」という名前で呼ばれている超人間の使者,すなわち天使をつかわされました。ガブリエルは,イエスの先駆者となったバプテスマのヨハネが生まれることをまず発表し,それからイエスが生まれることを発表しました。ヨハネの父親ザカリヤに対して,肉体をそなえて現われたみ使いガブリエルは,次のように言いました。「わたしはガブリエルであり,神のみまえ近くに立つ者です。そして,あなたと語り,これらの良いたよりをあなたに告げ知らせるために遣わされたのです」。それから6か月ほどたって,ガブリエルはユダヤ人のおとめマリヤに現われてこう告げました。「見よ,あなたは身ごもって男の子を産むでしょう。あなたはその名をイエスと呼ぶのです」― ルカ 1:19,31,新。
大気圏外宇宙からの他の来訪
とはいえ,外界からの地球訪問は,神からの重要な知らせを携えた,神よりつかわされたみ使いたちによるものばかりではありませんでした。事実,み使いである神の子たちの一部は,反逆して自分たちの天のいどころを離れ,人間の形をして地に来,「自分の好む者を妻にめと(り)」ました。聖書は,「[神は]自分本来の立場を保たず,そのあるべき居どころを捨てた使いたちを,大いなる日の裁きのために…留め置いておられます」と述べています。そしてその裁きの後は,これら反逆した天使たちが人類をわずらわすことはもはやなくなります。それはなんという解放でしょう。―創世 6:1,2,口語。ユダ 6,新。
したがって,一部の科学者たちが,大気圏外宇宙から来たことを示すものかもしれないと考えた神話には,確かに意味があります。強大な力を持ち,知性を備えた,人間以外の者が,実際に地球に来たのです。彼らは,人間よりもさらにすぐれた知性を持つまでに進化した,他の天体から来た生物ではなく,神によって創造され,後に不従順になったみ使いたちでした。―ペテロ前 3:19,20。
それらのよりすぐれた生物は,ノアの時代に大洪水が起こった時,再び霊の形にもどって洪水をのがれることができました。その時以来,人間のように肉体をそなえて現われることを神によって不可能にされたとはいえ,これらの無法な霊者たちは今,地の近くにある目に見えないところを基地として,人間家族を滅ぼすべく活動しています。―黙示 12:7-10,12; 16:13-16。
そういうわけで,目に見えない宇宙には,強力で,知性を有する者は確かに存在し,その中には悪い者もいます。(エペソ 6:11,12)地上で奉仕をしておられた間,イエス・キリストはしばしばこれらの目に見えない勢力に遭遇されました。ある時など彼らは不注意な犠牲者の思いと肉体を支配していました。イエスは,あわれみ深くもそのような人びとを彼らの影響から解放されました。―マタイ 4:24; 15:22。
地球にはすばらしい将来がある,あなたには?
神ご自身の約束によると,この地球が義の衣をまとう時がまもなく到来します。象徴的な地である悪い人間の社会は滅ぼされます。(ペテロ後 3:7,12)しかし,この地球という惑星は永遠に残ります。―詩 104:5。
地球の将来はすばらしいものです。神ご自身のみ子イエス・キリストが全地は楽園になると預言されました。(マタイ 6:10。ルカ 23:42,43)従順な人間は,神の王国によって楽園が回復されたのち,この美しい地球の上で永遠に住むことができるのです。
しかし,他の惑星についてはどうでしょうか。それらは全く何の理由もなく宇宙空間に置かれ,軌道を回るようにされたのでしょうか。そのように結論することはできません。神が行なわれることにはすべて意味があり,目的があります。明らかに,創造者であるエホバ神は,わたしたちの太陽系の中の惑星を含め,これらの惑星に対して目的をもっておられます。そのうちにエホバは,従順な人間にその目的を明らかにしてくださるでしょう。地球は宇宙の中心であると考えるほど近視眼的になるべきではありません。
わたしたちが今日関心を持たねばならない大きな問題は,他の惑星系の中の惑星のどれかに生物が住んでいるかどうかではなく,自分がこの地球上で永遠の生命が得られるかどうかということです。名利のみを追うこの事物の体制に残されている時間は非常に短くなっています。この体制が終わったあとの地球にはすばらしい将来があります。しかし,この世的な今の社会には将来はありません。聖書が,「世は過ぎ去りつつあり,その欲望も同じです。しかし,神のご意志を行なう者は永久にとどまります」と,述べているとおりです。―ヨハネ第1 2:17,新。
ではなぜ過ぎ去りつつあるものの後を追う必要があるでしょうか。今神のご意志を学びそれを行なうことによって,この地球とともに永久に生きながらえるのはどうですか。そのためには聖書を学ばねばなりません。聖書には,神ご自身の手紙がのせられています。神から来たこれらの手紙を注意深く勉強し,それに従いましょう。そうすれば,今のこの世的な事物の体制が滅び去る時に救われて神の新秩序に生き残り,永遠の楽園として残るこの美しい宇宙船の上で永遠の生命を楽しむことができます。
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りんごを食べる目ざめよ! 1973 | 8月8日
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りんごを食べる
● エジプトのアレキサンドリア大学のふたりの研究者は,「1日に1個のりんごを食べれば医者はいらない」という古いことわざを裏づけると思われる証拠を提供した。その報告によると,りんごの0.8%を占めるペクチンには抗菌性がある。ある実験のさい,1%に濃縮したペクチンは人間の消化器官の調子をくるわせたり,下痢を引き起こしたりするバクテリアの90%をわずか15分で殺した。しかし,時々下痢を引き起こすある種のバクテリアはペクチンに戦いをいどんだ。そして実際にペクチンを食べ尽くしてしまった。
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