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    目ざめよ! 1974 | 11月22日
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      国際的なインフレ

      ◆ どこに住んでいても一般の消費者であれば,インフレが急激に進行していることを知っている。しかし国際的に見てインフレがどれほど深刻になっているかを悟っている人は少ない。次の報道について考慮してみるとよい。「かなり早い時期にインフレを抑制しないなら,ヨーロッパ社会の機構そのものが解体し始めるであろう」。(ビジネス・ウィーク誌)「英国は最大の経済危機に陥るかもしれない」。(エコノミスト誌)「アイスランドからオーストラリアまで,ベルギーから日本に至るまで,間断のない物価上昇によって政権が倒れたり,首脳陣が交代を迫られたりしている」。(AP)ニューヨーク・タイムズ紙はこれを「史上最悪の世界的インフレ」と呼んでいる。

      強姦を防ぐ

      ◆ 米国コロラド州デンバーのロッキー・マウンテン・ニュース紙は,デンバー市を「米国における強姦の中心地の一つ」と呼んでいる。1973年の届けられた被害は461件であったが,普通その数は氷山の一角にすぎない。同地域の地方検事は,婦女を保護する目的で,「強姦」と題する小冊子を大々的に配布した。その中でこう提言している。「忘れてはならない ― 自分の体を守る最善の方法は自分の頭を使うことである」。近くの町ボウルダーからの報告は,「頭を使うこと」に何が含まれているかを示している。ボウルダー警察署によると,1972年に同署の管内で31件の強姦があったが,そのうちの21件つまり3分の2の被害者は,ヒッチハイカーであった!

      堕胎詐欺

      ◆ ニューヨークの消費者問題局は評判の悪い堕胎医院を内偵してきた。妊娠を装った女性捜査官が男性の尿の検体を持ってそうした診療所の一つへ行った。すると,「彼女の」尿検査の結果は陽性であり,明らかに妊娠している,と言われた。ある堕胎相談所は,月経が一か月遅れていると言った女性に,妊娠検査などするまでもない,と告げた。「何か別の理由であるかもしれないなどと考えるのもやめなさい。もちろん妊娠していますよ。150㌦と衛生綿を持ってここへいらっしゃい。それだけでいいのです」と彼女は言われた。

      宇宙空間から見た地球

      ◆ アメリカの宇宙飛行士ポール・J・ウェイツは,最近,宇宙空間から地球がどのように見えたかについて述べた。彼は,人間がもたらした破壊を「すさまじい」ものと形容し,五大湖に流れ込む汚染が435㌔上空から見られたと言った。ワシントン市はスモッグにさえぎられて見えなかった。しかし,その一方でこの宇宙飛行士は,地球が人間のための住みかであることを強調した。「宇宙空間にいると故郷に対する考え方が変わってくる。青い,しかも大空のように青い,地球を見下ろすと,自分の故郷がヒューストンやアメリカにあるなどと考えなくなる。わたしは地球全体を,自分が帰りたい所,故郷であると感じた」。

      怒れる僧職者

      ◆ 僧職者を怒らせているものは何であろうか。“怒れる僧職者同盟”は一種の同業組合であり,英国国教会に給料の倍増を要求している。そして,もし要求が受け入れられないならどうするのであろうか。その同盟の会員は,働く時間を短縮し,ある集会を取りやめて外部の仕事をするであろう,と言っている。

      霊的指導力の欠如

      ◆ W・マクフェリン・ストー監督は連合メソジスト教会の中央テキサス会議で講演した。彼は,アメリカ人が転向していった「偽りの神々」,つまり科学・教育・成功・富・暴力などを非難した。しかし,彼自身の教会やキリスト教世界の他の教会は,こうした偶像を打ち砕くために何をしてきたであろうか。ストーの答えは以下のとおりである。「キリスト教会が,正しくて義にかなった事のために立ち上がって弁護する点で繰り返し失敗してきた。教会は霊的な指導を与えてこなかった」。

      ‘霊的小人’

      ◆ 現代人のジレンマについて多くの西洋の著述家たちは意見を述べてきた。しかし最近,東洋人であり,インドのジョドプルにあるラジャスタン東洋研究協会の理事であるファタ・シン博士は,この点に関しての自分の見解を述べた。ザ・オレゴニアン紙に彼はこう書いている。「文明と呼ばれているものが道を間違え,光も,命も,愛もない袋小路に来てしまったことは明らかである。我々の科学と技術は人間に大きな可能性と力を与えてくれたが,我々はその誇り高い所有物に価する道徳的成長をほとんど遂げていない。今日の人類は,知的には巨人であっても,霊的には小人である。人類は,人間よりも物を,物よりも金銭を高く評価している」。

      ペット人口

      ◆ ファイナンシャル・タイムズのアーサー・サンダルスによると,英国では毎月22万匹の子犬が生まれており,同国には450万匹の猫と600万匹の犬がいる。しかし興味深いことに,人間9.5人に一匹の割合で犬がいる英国が一番高い割合となっているわけではない。フランスには7人につき一匹の犬がいる。一方アメリカ人は6人につき一匹の犬を飼っている。一方ドイツでは25人につき一匹である。

      東京のステーキ

      ◆ アメリカでは,今年の3月から5月にかけて1ポンド(約450グラム)の骨なしのサーロイン・ステーキの平均価格が2㌦41セント(約723円)から2㌦70セント(約810円)に上がった。しかし,東京では1ポンドあたりの値段が10㌦31セント(約3,093円)から14㌦70セント(約4,410円)にはね上がった。

      十代の未婚の母

      ◆ ジョンズ・ホプキンス大学の二人の社会学者の研究は,15歳から19歳までのアメリカ女性の30%が婚前性交を行なっていることを明らかにした。このうち約三分の一は妊娠する。「結婚してから妊娠するということは,十代の若者の間ではむしろ例外となっている」と,「家族計画展望」誌の中で,この二人,メルビン・ゼルニックとジョン・F・カントナーは述べている。彼らによると,初めて妊娠するアメリカの十代の少女の四分の三はまだ結婚していない。

      現代の降神術

      ◆ 進歩した20世紀の人々が,いまだに,「あの世」が何らかの方法で自分たちを助けると信じたりするだろうか。1972年の秋アンデス山中で飛行機が墜落したさいにそれを生きのびた人々に関する話を載せた,ピアス・ポール・リードの「生存」という本は,まさにその通りであることを示している。この本に対する最近の書評の中で,ラトガー大学の英文学教授ロデリック・クレイブは,生存者を捜すさいに起きたことで,ある場合に忘れられている事柄を思い起こさせている。「物語のこの部分の悲劇的側面は,親族の一群が,情報を得るために透視術者に頼ったことである」。どんな結果になっただろうか。クレイブによると,それは,「彼らが捜査と救助の努力を違った方向に集中する結果となった」。

      何らかの関連があるだろうか?

      ◆ ニュージーランドの僧職者と平信徒に関して最近行なわれたある調査によれば,それらの人々のうち四分の三は聖書が文字どおり神のことばであるとは信じていないことがわかった。そして,半数以上の人々は,結婚前の純潔はキリスト教の大切な信条ではないと述べた。であってみれば昨年,先進諸国の中でニュージーランドが最高の年間私生児出生率を記録したと伝えられているが,いったいだれが驚くであろうか。

  • 聖書の第50番めの本 ― フィリピ人への手紙
    目ざめよ! 1974 | 11月22日
    • 『聖書全体は神の霊感を受けたものであり,有益です』

      聖書の第50番めの本 ― フィリピ人への手紙

      筆者: パウロ

      書かれた場所: ローマ

      書き終えられた時期: 西暦60-61年ごろ

      含まれている時代: 確定できない

      1 (イ)どのようないきさつでフィリピの人々は良いたよりに接しましたか。(ロ)フィリピ市についてどんな興味深い事実がありますか。

      幻の中で,マケドニアに行って良いたよりを伝えるようにとの召しを受けた時,使徒パウロとその仲間たち,つまりルカ,シラス,年若いテモテなどは,すぐそれに従いました。彼らは小アジアのトロアスから船でネアポリスに渡り,そこから直ちに,峠を一つ越えて十㌔ほど内陸にあるフィリピに向かいました。ルカはこの都市を,「マケドニア地区の主要都市」と描写しています。(使徒 16:12)この都市の名フィリピは,マケドニア王フイリップ二世(アレクサンダー大王の父)の名から来ています。フィリップ二世は西暦前356年にこの都市を攻略しました。後にここを占領したのはローマ人です。ここは,西暦前42年の決定的な戦いの場であり,その戦いによって地位を堅めたオクタビウスは,後にカエサル・アウグスツスとなりました。この勝利の記念として,彼はフィリピ人にローマ市民権を与えました。

      2 フィリピにおける使徒パウロの伝道はどのような進展を見ましたか。その地の会衆の誕生に伴ってどんな出来事がありましたか。

      2 新しい都市に着いた場合,そこに住むユダヤ人に最初に伝道するのがパウロの習慣でした。しかし,彼が西暦50年ごろにこの都市に初めて着いた時,そこにユダヤ人はあまりおらず,会堂もなかったものと思われます。その都市に幾らかいたユダヤ人は町外れの川の土手に集まって祈りをしていたからです。ここでのパウロの伝道は速く実りました。最初の転向者の中にルデアがいます。彼女は商人でユダヤ教への改宗者でしたが,キリストに関する真理をすぐに受け入れ,旅行中の一行が自分の家に泊まってゆくようにと強く促しました。「彼女はわたしたちを強いて連れて行った」とルカは書いています。しかし,すぐに反対にぶつかり,パウロとシラスは杖で打ちたたか

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