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  • その20 世界戦乱のあいだ中立を守つたクリスチャンの神権的戦い
    ものみの塔 1956 | 4月15日
    • の伝道の活動を拡大するため,崇拝の自由の扉を開放しておくように,努力を傾注していました。終戦とともに,迫害の大洪水もひき,嵐のあとの静けさにたち返り,証者たちは神から与えられた宣教にいそしむことができました。ここにつけ加えますが,アメリカ合衆国は,1955年にいたるまで,ヱホバの証者についての50件の裁判に判決を与えていますが,そのうちの37件においては23の有利な判決を下し,13件のうち10の不利な判決を下しております。

      1945年に第二次世界大戦が終了したとき,ヱホバの証者は戦争の廃墟のうちから立ち上つています。数千人の証者は,収容所から監獄から,戻り始めました。彼らは久しぶりに自由を楽しむことができました。彼らはおのおのの家路につくとき,早速伝道を始めております。証者が家から家の伝道して行つたとき,感激の場面が至るところに,くりひろげられました。世の人の目には,証者は死んだ者が復活してきたもののように,映じたことでしよう。まず証者を会衆へと再び参集させ,組織だつた野外活動を回復さすよう努力が傾注されました。ナチスが最終の敗北へと,退却して行くあとから次から次と,支部事務所は再開されました。そのとき,丈夫な制度の僕が巡回の僕となるように,強く要望されていました。貧困の状態にあつても,あり合せの設備を集め,印刷の業の動輪を再び廻わし始めました。かくして聖書の手引とか,その他の文書を印刷したのです。食物とか衣服は,彼らにとつて第二次的なものでした。彼らが真先に目指したことは,まず初めに証者自身に,次に霊的飢饉に見舞われていた善意者の大群に,聖書の糧を供給する組織を再確立することでした。

      恵まれていた国々における証者は,早速と救済事業を組織し,1946年1月から実施されています。アメリカ合衆国,カナダ,スイス,スエーデンの幾千という兄弟たちは,衣服とか食物を買うお金を自発的に分つて,困難に戦つている兄弟たちを助けました。戦争にいためつけられた国々の証者を回復する救済運動は,2ヵ年半にも及びその対象となつた国には,オーストリア,ベルギー,ブルガリア,中国,チエッコスロバキヤ,デンマーク,英国,フィンランド,フランス,ドイツ,ギリシャ,ハンガリヤ,イタリー,ネーデルランド,ノルエー,フィリッピン共和国,ポーランド,及びルーマニヤなどでした。積み出された衣服は合計105万6247ポンド,食物は71万8873ポンドで,それに12万4110足の靴も送られました。これは金額にすると,132万2406.90ドルに達します。しかし,この他にこの物資を集めたり,配布したりした貴重な時間も忘れてはなりません。じつに,これは兄弟の愛の表れであり,双方ともに祝福をうけました。一方から他方へ物資的の援助がさしのべられましたが,その代りとして,世界の注目のまととなつた忠実の記録が戻つてきました。彼らの忠実な行いによつて,証者はクリスチャン原則の戦士として,世界的の良い評判をかち得ました。この結果として,ヱホバの讃美への証言の業は,地球の各地において容易になりました。(コリント後 8:13-15)このことは,ヱホバの民が世界的規模をもつた統合された家族であり,神権的な新世社会の母の愛のような指導のもとにあることの明白な証拠となりました。戦争中の困難なとき,出版の業はどのようでしたか? 多くの国々において,今まで尨大の量にのぼつていた文書の配布は,ずつと減少され,数千の伝道者は投獄されましたが,しかし全世界の配布は可成りの量に達しています。驚くことは,活潑な伝道者の最高数は殆んど倍加されていることです。戦争のはげしさは,正直な心をもつた人々を,更に更に証者の列に加わらせ,彼らも,亦,伝道者とならせたのです。どうか世界的活動の数字をご覧になつて下さい。

      期間 書籍と冊子の配布 伝道者の最高数

      1874-1892 1,535,600 400

      1893-1918 9,737,224 21,274

      1919-1930 93,500,000 23,988

      1931-1939 215,984,991 73,469

      1940-1945 158,315,308 141,606

      戦争の有無にかかわらず,聖書真理は目ざましい程に広まりました。今は,設立された御国の良いたよりが地上の各地で伝道される終りのときです。人の力でしても,悪鬼の力でしても,ながらく,これを阻止することはできません。たとえ,彼らが神に対して,または無敵の聖霊の力に刃向つたところで,ただ自滅を招くばかりです。その良い例は,神とその証者に敵対したかの悪名の高い,小さき反抗者,ヒトラーに見られます。(つづく)

  • 『熊』のしつけ
    ものみの塔 1956 | 4月15日
    • 『熊』のしつけ

      不良青少年が多くなっている現在,両親は,クーラ熊の母親から,良いことを学ぶことができます。アイバン,サンダーソンは,『世界の生ける哺乳動物』(英文)という新しい本を書き,その中で次のように言つています。赤ちやんのクーラ熊が『たいへん我儘なときには,母親の熊はその子を膝の上にのせて,お尻のところを手の平でビシャビシャ何分ものあいだ叩く。その時の赤ちゃん熊の泣き声は,いやはやもの凄い悲鳴である。』

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