-
世界展望目ざめよ! 1982 | 4月22日
-
-
効き目抜群の抗生物質
● 新世代の抗生物質の出現によって,変種の耐性菌も一掃されることになるかもしれない。英国のある製薬会社は12年をかけて耐性菌を破壊する抗生物質の開発を行なってきた。アウグメンティンと呼ばれるこの薬は,通常の感染を引き起こす細菌の95%に効き目があると言われている。様々な変種の細菌が,抗生物質の働きを無効にする酵素によって身を守っていることが知られている。しかし英国の科学者たちは,この酵素の働きを無効にし,細菌の防御機構を破壊する物質を発見した。それでも,ザ・ガーディアン紙はこう伝えている。「そこには大きなわながある。早晩,悪賢いバクテリアはアウグメンティンを防ぐ方法を見いだすであろう」。
ばく大な額に上る万引きの被害
● 米国では万引きの被害が増加の一途をたどっており,今や年間160億㌦(約3兆5,200億円)に達している。バーンズ国際警備保障サービス社によると,1981年度の被害額は,この国の1世帯につき200㌦(約4万4,000円)に上る。
ディスコ死?
● 英国で11歳の少年がジュニア・ディスコクラブに参加し,音楽のテンポが速くなるに従ってそれに合わせて頭を激しく振る“ヘッドシェイク”をした。翌日その男の子は頭痛を訴え,症状は次第にひどくなって,ダンスをしてから3週間ほど後にとうとう死亡した。ロンドン・デーリー・メール紙によると,顧問病理学医ジョン・トリー博士は,検死の結果を説明して,少年は「出血による脳の急性腫脹が原因で死亡した。出血は激しい振動か強打によるものと思われる」と語った。しかし母親の話では,少年は頭を強打したとは一言も言っていなかったという。
煙になって消えるお金
● 米連邦取引委員会が議会に提出した喫煙に関する年次報告によると,たばこの宣伝費は1979年に初めて10億㌦を超えた。これは前年に比べて20%の増加であった。連邦取引委員会の報告書はこう述べている。「1970年度と1979年度とを比較してみると結果は歴然としている。ラジオとテレビのたばこの宣伝が禁止される前の1970年には,新聞による宣伝費の総額は約1,400万㌦(30億8,000万円)であった。1979年には,その数字は2億4,000万㌦(約528億円)以上に増えていた」。同じ時期に,雑誌によるたばこの宣伝費は5,000万㌦(約110億円)から2億6,000万㌦(約572億円)に大きく増加した。1979年には,愛煙家は一人で平均1万1,500本のたばこを吸った。これは年間で300㌦(約6万6,000円)以上にもなる。
-
-
幸福はお金では買えません。それとも買えるのでしょうか目ざめよ! 1982 | 4月22日
-
-
幸福はお金では買えません。それとも買えるのでしょうか
金銭・性・犯罪・病気・不安定な世界情勢。わたしたちの幸福を阻む問題は数多くあります。しかし,「幸福 ― それを見いだす方法」と題するこの新たに発行された本は,それらの問題に対処する実際的な方法を示し,永続的解決策すなわち聖書の中で明らかにされている神による解決策を教えています。したがって,幸福そのものをお金で買うことはできませんが,幸福に導く手引き書はお求めになれます。この手引き書を早速お申し込みください。1冊わずか400円のご寄付です。
192ページの堅表紙の本,「幸福 ― それを見いだす方法」用に切手400円分を同封します。
-