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第3部 ― 第一次世界大戦 ― それは人間最後の時代への序曲だったか目ざめよ! 1984 | 1月8日
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大戦へとエスカレートしたさまざまな出来事にも驚きませんでした。彼らは世界的な戦争の時期を特に予告していた聖書預言を知っていました。―マタイ 24:6-8; 啓示 6:1-4をご覧ください。
さらに彼らは,人間が自らを治めるのは神の意図されたことではないという点をわきまえていました。愛の神であれば,人間の支配がもたらした恐ろしい結末を是認することはできません。預言者エレミヤはこのように断言しました。「エホバよ,地の人の道はその人に属していないことをわたしはよく知っています。自分の歩みを導くことさえ,歩んでいるその人に属しているのではありません」― エレミヤ 10:23。
それでも神は,天的政府の必要性を実証するため,人間に自治の期間をお許しになりました。偏見を捨てて人間の過去の失敗と現在の世界情勢を研究した人々は,神の支配が現在どれほど切実に必要とされているかについて少しの疑問も抱いていません。間もなく神の政府は地上の政府とその支持者たちをすべて「打ち砕いて終わらせ」ます。(ダニエル 2:44)生き残る「大群衆」の人々は,この政府のもと,戦争のないパラダイスの地で生活を楽しみます。(啓示 7:14-17。イザヤ 2:4)エホバの証人は今,この政府のもとで生きるための準備を行なっています。
ではあなたは何を行なわれますか。聖書を学べば,神の約束を一層明確に理解できるようになり,神の支配の側に立つための方法を学べるようになります。あるいは,人間は今のジレンマから逃れる道を何とか探り当てる,と考えたいなら,自分の命と将来を人間の支配にかけ,歴史の教訓を無視することもできます。
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現代の超強力病原体……など目ざめよ! 1984 | 1月8日
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現代の超強力病原体……など
比較的裕福な国では,ガンや多発性硬化症などの病気はまだ挑戦とはなっているものの,多くの場合,伝染病は全体的に十分制御されていると考えられています。しかし,これは事実ではありません。US・ニューズ・アンド・ワールド・リポート誌の最近の記事はこう述べています。「伝染病はまだ克服されていない。それらは今なお世界の主要な死因となっており,ここ米国でも,病気の主要な原因である」。
最近,医学界に衝撃波を送り込んだ病気には,細菌性ショック症候群,在郷軍人病,ヘルペス,あの恐ろしいAIDS(後天性免疫不全症候群)などがあります。なかなか無くならない伝染病としては,淋病,梅毒,血清肝炎,無菌性髄膜炎,嗜眠性脳炎などがあります。らい病,マラリア,結核なども増加しています。
このような病気が増えているのはなぜでしょうか。ある病原体は,医学の「重要な攻撃手段」である抗生物質に免疫になっています。それらの病原体は「超強力病原体」となりました。自由奔放な生活様式のために,性交によって伝染する病気が野火のように広がっています。貧しい国々からの移民が殺到していることも,らい病や結核やマラリアなどの過去の病気が再び現われていることを説明する理由となっています。
多くの「超強力病原体」の伝ぱの原因は,病院や私設療養院や託児所で病原体の伝染を十分に防げない点にあります。その報告はこう述べています。「バクテリアやばい菌はカテーテル,静脈注射液,さらには患者を元気づけようとして送られる花束の花びんなどに潜んでおり,それらのバクテリアやばい菌のため[米国では]毎年1万5,000から2万人の人々が死亡している。一研究の示すところによると,病院で死亡するケースの39%は,これらの伝染病と関係している」。
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