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    目ざめよ! 1979 | 12月22日
    • れたが,薬剤は一切使われず,もっぱら,中国の文献に指示されている特定のつぼに鍼を用いるだけであった。どのような結果になっただろうか。「米国精神病学ジャーナル」誌は,3人の患者のうち二人までが目に見えて良くなったという医師の観察を述べている。「この研究で正しく施術されるなら,鍼は治療効果を発輝することが明らかになった」とその記事は述べている。

      脱獄囚の最高数?

      ◆ 脱獄囚の数でスウェーデンにかなう国はないのではないか,とうわさされている。昨年は1,726人の囚人がスウェーデンの刑務所から脱走したが,これによると,1日当たり約5人が脱走していることになる。外出を許されたものの,刑務所に帰らなかった囚人の数も1978年には3,800人に及び,そのことも問題を大きくしている。

      週末の制約

      ◆ オランダのローマ・カトリックの司祭たちは,週末には力を蓄え,仕事量を減らすようにとの勧告を受けている。ヨハネス・ウィレブランズ枢機卿は,司祭の週末の仕事は忙し過ぎると述べ,幼児洗礼をグループで行なうことや,土曜日の結婚式をなんとかやめさせることを勧めている。週末のミサの数にもわくを設けるべきであると提案している。

      ガソリン不足がもたらした益

      ◆ 米国でこの夏に生じたガソリン不足でもたらされた益の一つは,7月の祭日期間に,幹線道路での死亡者数が減少したことである。全米安全協議会は幹線道路の事故で約180人が死亡するものと予測していたが,主に道路の車の数が普段より少ないのと,ガソリン消費量を減らすためにドライバーが自発的に減速したことが原因で,実際の死者は98人だった。1978年のこの祭日期間は長めだったが,道路事故で712人が命を落としている。

      太陽系内で最も熱い場所

      ◆ 木星から480万㌔の地点を通過した宇宙探査機ボイジャー1号は,太陽系内で最も熱いと思われる場所を測定した。木星の磁場の働きによるものと思われるが,そこには荷電粒子(プラズマ)が閉じ込められており,摂氏3億度から4億度の高熱になっている。これに対し,太陽の中心部は摂氏2,000万度にすぎず,人工的に作り出した最高温度も摂氏7,000万度である。同計画の担当科学者は次のように語っている。「この超高熱にさらされても宇宙船は気化しなかった。なぜなら,プラズマの密度が極めて低く,地上のどこにも存在しないほど真空度が高いため,プラズマと宇宙船の間の熱の伝導が非常に少ないからである」。

      最も安全な交通機関

      ◆ 米国イリノイ州のシカゴでDC-10型機が墜落し,270人余の犠牲者を出して以来,空の旅の安全性に危惧の念を抱いている人が少なくない。ところが,全米安全評議会は今でも,民間航空路が最も安全な交通手段の一つであると語っている。最近一年間の航空路線で生じた死者数は,1億旅客キロ数につきわずか0.025人であった。それに対し,同じ旅客キロあたりの死者数は,鉄道で0.031人,バスで0.081人,自動車で0.831人であった。これによると,民間航空路を利用する旅行は,自家用車で旅行する場合より,死ぬ危険がわずか33分の一にすぎないことになる。

  • 聖書理解の助け ― 契約の箱
    目ざめよ! 1979 | 12月22日
    • 聖書理解の助け ― 契約の箱

      「知恵は主要なものである。知恵を得よ。自分の得るすべてのものをもって,悟りを得よ」― 箴 4:7,新。

      契約の箱 幕屋の至聖所に置かれた神聖な櫃。エホバの命令に従い,その設計どおりに造られたもの。ヘブライ語「アーローン」は普通この契約の箱を指していますが,ところにより,「棺」(創世 50:26,新),「大箱」(列王下 12:10,新)とも訳されています。別のヘブライ語「テーバー」はノアの箱船,およびモーセが入れられてナイル川を漂った葦の櫃を指して用いられていますが(創世 6:14。出エジプト 2:3),ギリシャ語聖書の中では,「キボトス」の一語がこれら二つのヘブライ語に対応するものとして用いられています。―ヘブライ 9:4; 11:7。

      聖書の記述者たちは契約の箱を表わすのに20とおり以上の言い方をしています。そのうち特に一般的なのは「契約の箱」(ヨシュア 3:6,新。ヘブライ 9:4)および「証の箱」(出エジプト 25:22,新)という呼び方です。これらはいずれも特定の記述者に限られた呼び方ではなく,相互に置き換えて使用されます。

      形とデザイン

      幕屋の造営を指示するにあたってエホバが最初にモーセに示したものは契約の箱の形とデザインでした。それは,幕屋およびイスラエルの宿営全体の中心,最重要の器物であったからです。櫃本体の寸法は,長さ2.5キュビト,幅1.5キュビト,高さ1.5キュビト(約111㌢×67㌢×67㌢)です。それはアカシア材で造られ,内側にも外側にも純金がかぶせられました。装飾的な「金の縁取り」が「その周囲」に付けられて,最上部をぐるりと飾っていました。箱のもう一つの部分であるその覆いは,木材に金をかぶせたものではなく,金の固まりであり,長さと幅は櫃と同じだけありました。その覆いの上に載せられていたのは金の打ち物細工の二つのケルブ像で,覆いの両端に,頭を下に向け,翼を上方に伸ばして箱の上に張り広げ,向き合う姿勢で置かれていました。(出エジプト 25:10,11,17-22; 37:6-9,新)この覆いは「憐れみの座」また「なだめの覆い」としても知られていました。―出エジプト 25:17,新,1953年版。ヘブライ 9:5。

      箱を運ぶために長いさおが備えられていました。それらもアカシア材で造られて金をかぶせてあり,櫃の両側に取り付けられた金の輪に通して用いました。これらのさおはその輪から外してはいけないことになっていました。こうして,箱を担う者がその箱に触れる必要は少しもありませんでした。箱の両側のどの位置にその輪がついていたかははっきりしません。また,四つの足がついており,それらは「歩いている足,歩くかのように曲げられた足」となっていて(ケイルとデリッチ編「旧約聖書注解,モーセ五書」,第二巻167ページ),箱を床から離すためその四隅についていましたが,どれほどの高さであったかは明らかでありません。輪はその足にじかについていたのでないとすれば,足のすぐ上方に取り付けられていたことでしょう。輪が下のほうに位置していれば,レビ人の肩に担われた時,箱はそれだけ高い位置に来るからです。―出エジプト 25:12-16。民数 4:5,15。列王上 8:8。歴代上 15:15。

      奉献と使用

      ベザレルおよびこれを補佐した心の賢い者たちは与えられた設計に整然と従い,民から寄進された材料で箱を造りました。(出エジプト 35:5,7,10,12; 37:1-9)出エジプトの一年後,幕屋が完成して建てられると,モーセは律法を記した二枚の石の書き板を取って箱の中に入れました。(申命記 10章1-5節は,モーセがその書き板を山で受けてからベザレルの造った契約の箱に移し入れるまでの数か月の間だけ,アカシア材で造られた一時的な箱の中にそれが収められていたことを示しています。)次いでモーセはさおを箱の輪に通し,覆いを上に置き,それを天幕の中に運び入れ,聖所と至聖所をへだてる仕切りの幕を下げました。その後モーセは,奉献式の一部として,箱および他のすべての備品に油をそそぎました。その時以後,宿営を移動させるために祭司たちが幕屋を分解する時には,その同じ仕切りの幕で箱を覆い,その上にあざらしの皮と青布をかけ,民が『ほんの一時といえそれを見て死ぬことのないように』しました。―出エジプト 40:3,9,20,21。民数 3:30,31; 4:5,6,19,20; 7:9。申命 10:8; 31:9。

      契約の箱は聖なる文庫の用もなし,神聖な記念物や証の品を安全に保管しました。そのうち主要なものは証すなわち十戒の書き板二枚でした。(出エジプト 25:16)「マナを入れた金のつぼ,また芽を吹いたアロンの杖」もその箱の中に加えられましたが,それらはその後,ソロモンの神殿造営の少し前に除かれました。(ヘブライ 9:4。出エジプト 16:32-34。民数 17:10。列王上 8:9。歴代下 5:10)モーセは自分の死の少し前,「律法の書」の写しをレビの祭司たちに与え,それを,箱の中ではなく,「あなた方の神エホバの契約の箱の傍ら」に置いて,それを「あなたに対する証し」とするようにと指示しました。―申命 31:24-26,新。

      神の臨在の象徴

      契約の箱はその全歴史を通じて常に神の臨在を表わしました。エホバはこう約束されました。「わたしは,その場所で自分をあなたに示し,覆いの上方から,証の箱の上にある二つのケルブの間からあなたに話す」。「雲のうちにあって,わたしはその覆いの上に現われる」。(出エジプト 25:22; レビ 16:2,新)サムエルは,エホバは「ケルブの上に座しておられる」と書きました。(サムエル前 4:4,新)これは,ケルブたちがエホバの『兵車の表象』となっていたからです。(歴代上 28:18,新)そして,「モーセが[エホバ]と話すため会見の天幕の中に入ると,そのとき彼はいつも,証の箱の上にあるその覆いの上方,二つのケルブの間から自分に語る声を聞くのであった。こうして彼に語られた」と記されています。(民数 7:89,新)後には,ヨシュアと大祭司のピネハスも箱の前でエホバに問い尋ねています。(ヨシュア 7:6-10。士師 20:27,28)しかし,実際には大祭司だけがただ年に一度,至聖所の中に入って箱を見ました。それは,エホバと交信するためではなく,贖罪の日の儀式を挙行するためでした。―レビ 16:2,3,13,15,17。ヘブライ 9:7。

      契約の箱によって表わされたエホバの臨在は他の面でもイスラエルに祝福をもたらしました。イスラエルが宿営を移動させた時には,箱がその上方の雲と共に道の先導となるのが常でした。(民数 10:33,34)そして,ヨルダン渡渉の際,箱を担う祭司たちが川の水の中に足を踏み入れると,エホバはその流れをとどめて彼らが渡れるようにされました。(ヨシュア 3:1–4:18)エリコを巡る行進の時,戦いの装備をした軍勢の後を七人の祭司が進んで角笛を鳴らし,次いで契約の箱,その後ろを後衛が行きました。(ヨシュア 6:3-13)エリコでの勝利と対照的なのは,幾人かの反逆者たちが神の指示に反し,僭越に行動して約束の地を取ろうとした時に喫した敗北です。その時,「エホバの契約の箱もモーセも宿営の中からは動かなかった」のです。(民数 14:44,45,新)興味深いことに,敵であったペリシテ人でさえ,箱が戦場に登場したときエホバの臨在を認めました。彼らは驚き恐れて,「神が[イスラエルの]陣営に入った!」,「我々は災いだ! このような事はかつてない。我々は災いだ! だれが我々をこの威光ある神の手から救えよう。これこそ,荒野で,あらゆる殺りくをもってエジプトを撃ったその神だ」と叫びました。―サムエル前 4:6-8,新。

      ペリシテ人が契約の箱を攻め取ってアシドドに運び,ダゴンの像の傍らにそれを置いた時にも,エホバの臨在は引き続き示されました。その夜,ダゴンはうつぶせに倒れたのです。次の夜,ダゴンは再度エホバの箱の前に転がって,その首と両の手はもげました。その後の七か月の間,箱はペリシテ人の都市から都市へと移されましたが,その地の民は痔の災厄に悩まされ,エクロン市は「死を来たす混乱」に投ぜられ,ついに箱はふさわしい捧げ物を添えてイスラエルの地に送り返されました。―サムエル前 5:1–6:12,新。

      エホバの臨在ということを考えると,その箱にふさわしい敬意

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