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  • 神が全国民に平和を語るとき
    ものみの塔 1960 | 1月15日
    • 王であるイエス・キリストを捨てたエルサレムは,その王カイザルの軍隊によつて滅ぼされました。

      29,30 (イ)反キリストのエルサレムは,誰を預言的に表わし示しましたか。エルサレムは,誰を待つと主張しましたか。(ロ)エルサレムの場合と同じく,支配を行う神の王は,どのようにキリスト教国にささげられましたか。

      29 反キリストのエルサレムは,1918年に第一次世界大戦が終了して以来のキリスト教国を表わし示す預言的な縮図となりました。昔のエルサレムは,預言者モーセの律法を通しヱホバ神と契約を結んでいて,そのメシヤなるキリストを待つと主張していました。キリスト教国は,イエス・キリストを仲立として神と契約関係に入つていると主張します。また,彼の再臨と御国を待つているとも主張します。

      30 イエス・キリストはろばに乗つて昔のエルサレムに入りました。そして,歓呼の叫びをあげた群集の中を通つて,彼は御自分を王としてエルサレムにささげ,預言の成就を示しました。しかし,エルサレムは彼を捨てたのです。キリスト教国は第一次世界大戦を経験し,戦時中および戦後に生じた飢饉,疫病,地震,そして国際的な災害に悩みました。イエス御自身の語られた預言がこのように成就することによつて,彼が異邦人の時の終りである1914年に天の御国で御くらに即いたという,見える証拠がキリスト教国に与えられました。その異邦人の時の終りは,第一次世界大戦中,異邦人の国民が怒り狂うことによつて特徴づけられました。1918年に第一次世界大戦が終了して以来,神のメシヤ ― キリストによる神の御国の設立についての良いたよりは,キリスト教国に宣べ伝えられました。それは,イエスの語られた次のような預言的な言葉を成就します,「この御国の福音は,すべての民に対してあかしをするために,全世界に宣べ伝えられるであろう。そしてそれから最後が来るのである」。(マタイ 24:14,新口)全国民への証のためにこの御国の良いたよりを伝道している者たちは,神の御国の証者たちです。現代,私たちの使用し得るあらゆる限りの公共宣伝と通信の手段を用いることにより,これらの御国の証者たちは公にも,また家から家に,そして国から国に伝道しました。それで今日では全世界175の国々で,120以上の言葉を用いて彼らは伝道しています。彼らはちようど,イエスがろばに乗り勝利を得た様子でエルサレムに入つたとき,彼に従つて叫び声をあげ,しゆろの枝をふつた群衆のようです。預言を成就するそのような劇的な仕方の中に,支配を行う神の王はキリスト教国にささげられたのです。

      31 (イ)キリスト教国はどのように平和の君を捨てましたか。(ロ)エルサレムの滅亡の苦難はいつ来ましたか。40年以上たつて後の今のキリスト教国は,どんな苦難を受けていますか。

      31 キリスト教国は,キリストの名前を取り,聖き枝の日を毎年祝つていますが,しかし平和の君を捨てました。キリスト教国は,カイザルを王に選びました。すなわち最初は国際連盟を選び次には国際連合を選ぶことをしました。そして神の御国に証を立ててイエスの命令に従う者たちを迫害することにより,そのことを示したのです。エルサレムの場合と同じく,キリスト教国は調べられる時をさとらず,また平和と関係のある事柄についてもさとりませんでした。エルサレムがヱホバの平和の君を捨ててから37年経つて,その清くない都に包囲,飢饉,疫病,暴力,そして滅亡がのぞみました。キリスト教国が,御座に即かれたイエス・キリストを王として受けいれることを拒絶してから,今では40年以上経つています。キリスト教国は,この悪しき組織制度の終りについてのキリストの預言の成就を体験しているのです。その預言は次の通りです,「日と月と星とに,しるしが現れるであろう。そして,地上では,諸国民が悩み,海と大波とのとどろきにおじ惑い,人々は世界に起ろうとする事を思い,恐怖と不安で気絶するであろう。もろもろの天体が揺り動かされるからである」。―ルカ 21:25,26,新口。

      国際的な核戦争よりも悪い戦争

      32 人々はどんな危険を見ますか。それよりも更に悪いどんな危険は現実のものですか。なぜそうですか。

      32 現代の恐怖の下にいる人々は,全く人間的な見地から将来を見て,次のような警告を発します,「我々は,いままでに存在した危険とはことなる危険に面している」。人々は国際的な核戦争とか,核降下物の危険だけを見ます。その核降下物は,これからの幾時代にもわたり全人類にしのびやかな無音の死をもたらすでしよう。それは極めて危険なことです。しかし,イエス・キリストとヱホバ神の他の預言者たちは,現代の最も進歩した科学者たちや,最も分別のある政治家たちが考えもつかぬ悪い危険について予めに警告しました。それは,聖書の最後の本が「全能の神の大いなる日の戦争」と呼んでいるものの危険です。全地の王とその軍隊は,ハルマゲドンと呼ばれる象徴的なところに集まると述べられています。(黙示 16:14-16)その危険は全く現実のものです。まさに,全能の神が現実であるごとく,王の王,主の主キリストが現実であるごとく,キリスト教国がキリストを捨てて国際連合を選んだことが現実であるごとく,その危険は現実なものです。それは国際的な核戦争よりも,いつそう現実的な危険です。なぜなら,ハルマゲドンの戦争は,神御自身の完全な御名にかけて書かれた聖書の完全無欠な預言の中に記され,予めに述べられているからです。

      33 (イ)ヱホバの語られる目的が必ず成就するということにつき,イザヤ書 14章24-27節は何と言つていますか。(ロ)イザヤ書 34章1-4節は,現代の宇宙空間時代に対して神のどんな目的を述べていますか。

      33 イザヤ書 14章24-27節には,次のように書かれています,「万軍のヱホバ誓を立てて言い給わく,わが思いし事は必ず成り,わが定めし事は必ず立たん。これは全地のことにつきて定めたる謀略なり是はもろもろの国の上に伸ばしたる手なり。万軍のヱホバさだめ給えり,誰かこれを破ることを得んや。その手をのばしたまえり,誰かこれを押し返すことを得んや」。ヱホバは御自分の目的を必ず成しとげます。イザヤ書 34章1-4節は,その確実性にもとづき次のごとく語つています,「もろもろの国よ,近づきてきけ,もろもろの民よ,耳をかたぶけよ。地と地にみつるもの世界と世界より出ずるすべての者きけ。ヱホバはよろずの国に向いて怒り,そのよろずの軍に向いて憤り,かれらをことごとく滅ぼし,かれらを屠らしめ給う。彼らは殺されて投げ捨てられ,その屍の臭気たちのぼり山はその血にて融かされん。天の万象は消えうせ,もろもろの天は書物のごとくまかれん。その万象の落つるは葡萄の葉のおつるごとく,いちじくのかれたる葉のおつるが如くならん」。その時には宇宙空間の戦闘機や弾導弾は役立ちません。

      34 特にエルサレムの現代の相対物に直面する事柄に関連して,イエスは突然の患難につき何を預言しましたか。

      34 イエスは,諸国民,特にエルサレムの現代の相対物であるキリスト教国に直面している事柄を指し示しつつ,この組織制度の終りについて預言してこう語りました,「その時には,世の初めから現在に至るまで,かつてなく今後もないような大きな患難が起るからである。もしその期間が縮められないなら,救われる者はひとりもないであろう。」「その日,その時は,だれも知らない。天の御使たちも,また子も知らない。ただ父だけが知つておられる。人の子の現れるのも,ちようどノアの時のようであろう。すなわち,洪水の出る前,ノアが箱舟にはいる日まで,人々は食い,飲み,めとり,とつぎなどしていた。そして洪水が襲つてきて,いつさいのものをさらつて行くまで,彼らは気がつかなかつた。人の子の現れるのも,そのようであろう」。―マタイ 24:21,22,36-39,新口。

      35 なぜその危険は,先見の明を持つ人々にも分らないような危険ですか。人はどのように平和の新しい組織に生き残ることができますか。

      35 ここに預言的に告げられている事柄の危険は,先見の明を持つ人々が識別して心に想像することのできる事柄とは,まつたく異る危険です。それは人間と人間のあいだの核戦争以上にはるかに悪い事柄の危険です。それは,神と人間との間の戦争の危険,キリストとこの世の見えない支配者,すなわち悪鬼たちと地的な軍隊全部を従えているサタン悪魔との間の戦争です。それは,この世の組織制度の全き終りを意味します。ちようど,ノアの日の大洪水が,全地球に及んだ大洪水以前の腐敗した暴力的な組織制度を終らしたのと同じです。今日の危険は,それほど異常なものである故,永遠の平和の新しい組織制度に生き残る方法は,ノアが異常にも巨大な箱舟を建造したと同じく異常なものにちがいありません。その方法により,ある人々は救われるでしよう。

  • 人間が平和に生き残ることへの関心
    ものみの塔 1960 | 1月15日
    • 人間が平和に生き残ることへの関心

      1,2 (イ)今日,誰が人類の存続に対して最大の関心を示していますか。(ロ)彼らは,この関心をどのように示していますか。そしてなぜ?

      それでは現在の核時代,弾導弾時代,宇宙時代において,人類の存続について最大の関心を示している人々は,地上のすべての人々の中の誰ですか。著名な政治家や哲学者ですか。その言葉はすでに前の記事で引用されています。彼らは,ただ人間的な見地からのみ重大な危険を見ているのです。彼らではありません。その人々とは,ロシヤ,中国,英国,アメリカ,フランス,ドイツ,そして他の国民全部に直面している一つの危険を見る人々でなければなりません。その危険は,核兵器を用いる第三次世界大戦よりも大きな危険です。その人々は,今までの80年以上もの間,それについて絶えず全人類に警告してきました。

      2 それらの人々は,今日

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