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  • 驚くべき逆転
    目ざめよ! 1973 | 4月22日
    • と社会制度[その中にはもちろん宗教制度およびその態度も含まれる]の相違は…双方が正常な関係を発展させるのに障害とはならない」ことを認めています。

      山のような障害と思われていたものは乗り越えられたようです。注意は今や,世界の大国の合意によって,1973年に開催を予定されている,「欧州安保会議」に向けられています。そして,フランスの新聞ルモンド(1972年6月25-26日)によると,バチカン外交筋の長カサロリは,「バチカンも参加を申し込む」と述べており,NATO統合軍およびワルシャワ条約軍の均衡のとれた削減を含め,議題として取り上げるべき事項をすでに提案しています。

      事態は今後どのような発展を見るでしょうか。わたしたちが見てきたことは,ありきたりの政略,たんなるまやかしにすぎないのでしょうか。それとも何か大きな事態が発展しつつあるのでしょうか。この場合は後者であることを信ずる理由があります。

  • 平和のための努力が現在それほどまでになされているのはなぜか
    目ざめよ! 1973 | 4月22日
    • 平和のための努力が現在それほどまでになされているのはなぜか

      聖書の預言は,1900年の昔,人びとが「平和だ,安全だ」という時がくることを予告していました。その預言の成就は急速に近づいているようです。

      事実,世界の指導者たちは,このことばをくりかえし用いています。しかし,重要な意義は,単にことばの使用にあるのではありません。

      わたしたちは,多くの点で特異な時代に住んでいます。立ちどまって,世界が今日直面しているきびしい現実を考えてごらんなさい。もし世界の指導者たちが,平和と安定の確保に最大の努力を払わないとすれば,彼らは愚かで狂気であると言わねばなりませんが,現在がとくにそういう時であるのはなぜか,考えてみましょう。

      人間が今ほど文字通りに全地を破壊する手段を持ったことはありません。考えてみてください。

      アメリカは,核ミサイル潜水艦を41隻所有しています。これらの潜水艦はそれぞれ,日本に投下された2個の原子爆弾を含め,第二次大戦で両側が使用した爆弾の総量を上回る爆発物を搭載しています。ソ連はこの種の潜水艦を42隻建造中です。フランスは昨年7月に,核ミサイル潜水艦のテストを始めました。

      ソ連は,大型SS-9水素爆弾を約300個保有しています。各爆弾の威力は25メガトンです。それは,2,500万㌧のTNTに相当します。これらの爆弾たった1個で,どんな大都市も恐ろしい修らのちまたと化します。

      アメリカは,現在,このしゅん間にも,潜水艦ミサイルのほかに,ソ連と中共を目標に配備された,1メガトンか2メガトンの弾頭を持つ地上ミサイル,ミニットマンを1,000基有しています。ソ連も,SS-9のミサイルのほかに,同様の威力を持つミサイル1,300基を有し,アメリカを目標にしてそれらを配備しています。

      敵対する国が1度ボタンを押すと,推定3億人が1時間足らずのうちに死にます。

      それにもかかわらず,超大国は弾頭の蓄積をつづけてきました。物理学者のラルフ・E・ラップは少し前,アメリカは「ソ連を少なくとも25回絶滅させるに十分の核弾薬を」蓄積した,と述べました。

      中共も現在,核兵器の所有における超大国の地位に向かって歩みを速めています。

      そればかりではありません。スウェーデンの国際平和研究協会の報告が示すところによると,地球上の国の約3分の一は,「1970年代の終わりまでに,重大な核計画を」持つようになります。このことは,「軍事や戦略面に全く新しい事態を」招く可能性がある,と同報告は述べています。

      ニクソン大統領は,十分の理由をもって警告しました。「核戦争においては敗者のみで勝利者はいないであろう」。「もしわれわれが戦争にひきずり込まれるなら,相互自滅の可能性は非常に大きい」。

      過去においては,戦争が起こりそうな時,国の支配者たちは,権力と,人口の一部,産業力の一部を失う見込み,および主要都市を広範囲に破壊される見込みを検討しなければなりませんでした。

      しかし,事実上国全体を失うこと,自国が生物の住めない場所になることを考える必要はありませんでした。

      現在では,彼らはまさにその可能性に直面しているのです。

      人間環境の危機は世界的行動を要求する

      人類は自分が住んでいる地球そのものと和を結ぶ必要があります。人間は何十年もの間,自分自身の環境と“戦闘状態”にあり,地球を汚染していまにも死滅しそうな状態に追い込みました。今人間は,自分がまいたものを刈り取っています。

      人間は汚染した空気を刈り取っています。1970年に,ある大気研究センターの科学者たちは,現在の速度でいけば,「10年もしないうちに,大都市の住民は,空気の汚染に生き残るよう,ガスマスクをつけねばならなくなるだろう」と,予言しました。日本の東京ではすでに,交通整理に当たる警察官が,時折り酸素を吸わねばならない状態になっています。

      人間はまた,毒された川や湖から,そして海や大洋からさえ,よごれた水を刈り取っています。警告が盛んに発せられているにもかかわらず,汚染は進んでいます。1972年6月27日の読売新聞は,「日本近海の汚染は驚くべき速度で進んでいる」と報じています。

      これにせよ,他の汚染にせよ,個々の国のばらばらな努力によっては,解決は不可能です。全地球汚染の脅威に関し,スウェーデンで開かれた国連環境会議について,「エディトリアル・リサーチ・リポーツ」誌は,次のように論評しました。

      「最大規模の国際努力でないかぎり役にたたないようである。地球の生態系はひとつである。だから,自国だけの努力で環境を浄化しうる国はひとつもない。大気は,工業から出る汚染物質や殺虫剤を,地球のいたるところに運ぶ。事実,すべての国際水路は汚染されており,年々悪化している」。

      汚染による世界的災厄の危険は,核戦争の危険と同じほど現実であり,同じほど重大です。

      人間爆弾も爆発点に近づいている

      人口が10億に達する(1850年)までには幾千年もかかりました。それがわずか80年のうちに20億に達し,現在は36億です。そして向うわずか30年

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