-
カナダの裁判所は差別待遇を阻止した目ざめよ! 1976 | 8月8日
-
-
サリー市「保健局」はどうなったでしょうか。
「その前に市議会は保健局として予定通り会合し,審議を行なわずに直ぐに散会した。
「それは記録されている保健局の会議の中でも最も短い会議であった」。
サリー地区議会は確かに「問題を全面的に放棄し」,「かぶとを脱いで身を引」きました。その後建築局の職員や調査官からよい協力を得たことをエホバの証人は感謝しました。長期間そのようにして押えられていた自発的作業員たちは熱意に燃えて建築に取りかかったので,建物は七か月ほどのうちに完成しました。
その急速な作業の進行振りを見ていた近所の人が三人やって来て,「わたしたちは皆さんの働き振りを見ていたのですが,大変うまくやっておられるので,もっとよく見せてもらいたいと思って来ました」と言いました。近くに住んでいる別の人は無償で援助を申し出,張り切って一生懸命に働きました。今その人は無償の援助を受けて自宅で聖書研究を楽しんでいます。さらに別の人は,証人たちが払った合法的努力を多とし,その場で相当の額のお金を建築費にといって寄付しました。
バンクーバー周辺のエホバの証人は,この美しい新しい大会ホールにすべての人々を迎えるのを大きな喜びとしています。今年の3月13日に行なわれた献堂式には,バンクーバー地方から2,480人が出席して彼らと喜びを共にしました。彼らはその大会ホールがその地域社会の有用な資産となり,最も重要なこととして真の神エホバの崇拝の中心となることを知っているのです。
-
-
良い振舞いは証言になる目ざめよ! 1976 | 8月8日
-
-
良い振舞いは証言になる
● 「あなたがたの光を人びとの前に輝かせ,人びとがあなたがたのりっぱな業を見て,天におられるあなたがたの父に栄光を帰するようにしなさい」。(マタイ 5:16)イエス・キリストの語ったこの言葉は,人の振舞いが他の人に大きな影響を及ぼし,その人たちに真の崇拝に対する認識を培わせるという事実を強調しています。
フィンランドのあるバスの運転手の場合がそうでした。両親が狂信的であったために,その人は若いころから宗教をきらっていました。しかし,そうした態度は1975年になって変化しました。同年,この人は,ヘルシンキで開かれた大会に出席するエホバの証人の,団体貸切りのバスを運転したのです。日中,ほかにすることもなかったので,この人は大会に出席し,プログラムに耳を傾けました。大会の最終日に出席者たちを乗せて帰る途中,その人は大会出席者たちにこう語りました。
「最初の日に大会に出発する際,わたしはあなたがたを“友人”と呼びましたが,それはただ儀礼的に言ったにすぎませんでした。しかし,今では心からあなたがたを“友人”と呼べます。わたしは,あなたがたの示す心底からの誠実さ,際立った親しみ深さ,そして互いに対する愛情に全く心を打たれました。これまで宗教のために費やす時間などはありませんでしたが,今やあなたがたはわたしの見方を変えたと言わねばなりません。あなたがたの宗教を調べてみたくなりました」。
-