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「御心が地に成るように」(その9)ものみの塔 1959 | 5月1日
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神に明白な反抗をさせました。ヱホバ神は,この世を滅ぼした洪水の際に彼らの先祖であるノアの家族を救われたのです。この最初の反逆は,ユウフラテ河の堤にある古代バビロンの町で起りました。それは,いまイラクとして知られているメソポタミヤの地にあります。『ノアは洪水の後,なお三百五十年生きた。』(創世 9:28,新口)しかし,その間ノアは救いの箱舟を建てたからという理由でもつて,自分が約束のすえであると主張したことは一度もなく,また自分の子孫である全人類の王になつたこともありません。もしノアがそうしたならば,彼は世界政府をつくりあげて自ら全人類の支配者になつたことでしよう。しかし,ノアの曽孫であるニムロデは,この敬虔な先祖の模範に従いませんでした。ニムロデはノアと分れました。ノアがまだ生存しているとき,ニムロデは虹のけいやくを破りました。虹のけいやくは,動物の血の神聖さを守る為に神がノアに対して結んだけいやくです。ニムロデは,遊びごとのために狩猟したり,軍事的な狩猟をするようになりました。そしてヱホバに反対する王になつたのです。次のように書かれています。
5 (ロ)ノアは自分の子孫たちに対して何に成りませんでしたか。しかし,ニムロデはどのように彼の模範に従いませんでしたか。
5 『これはノアの子,セム,ハム,ヤペテの歴史である。ハムの子孫は,クシ,ミツライム,プテ,カナンであつた。そしてクシはニムロデの父になつた。ニムロデははじめて地上で権力を持つ者になり,ヱホバに反対する力ある狩猟者であつた。そのわけで,「ニムロデのごとくヱホバに反対する力ある狩猟者」ということわざがある。彼の国は最初シナルの地にあるバベル,エレク,アツカデ,カルネであつた。彼はその地からアッスリヤに出て,ニネベ,レホボテイリ,カラ,およびニネベとカラとの間にあるレセンを建てた。』― 創世 10:1,6,8-12,新口。
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80万5401人が神の御国宣明に参加ものみの塔 1959 | 5月1日
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80万5401人が神の御国宣明に参加
待たれる1959年の大会
何というすばらしい報告でしよう! 去る12月中,全世界のあらゆる場所で,80万5401名の人々が,神の御国が支配していることおよび神の御国こそ人類の唯一の希望であることを,心を一つにして宣明したのです。このことは,その1ヶ月間に,1958年奉仕年度の平均報告数よりも,8万8313人多い数の人々が宣教に参加したことを意味します。それのみか,この数はかつて報告されたどの最高数をもしのぐものでした。110の国々から寄せられた報告によると,それらの国は,宣教に参加する者の数において,少なくとも10パーセントの増加に達しており,全世界の総合報告は12パーセントの増加を示しています! この報告は清い崇拝の発展に関心を寄せているすべての人々に全く大きな喜びをもたらします。
去年の12月は,神の御心国際大会で採決された決議文が,全世界に配布しはじめられた月でした。現在の無気味な世界の状態の原因を指摘し,すべての人々をして神の御国に注意をむけさせる目的の決議文が,7000万枚人々の手に渡されました。この12月の報告は,ヱホバの証者の新世社会の一致と熱意の表われをよく反映しています。
また同じ12月中に,全世界のヱホバの証者が,毎週57万6012の家庭聖書研究を司会し,個人または家族が,聖書の真理の正確な知識を得るように愛のこもつた援助を行つたことを知るのも大きな喜びです。これは,昨年の報告著しい増加を示したことを表わしているのです。実際のところ,9月のはじめから12月の終りにかけて,『一日』に平均554の新しい家庭聖書研究ができました。そしてこれらは,すでに行われている何万という研究に加えて行われたのです。
善意な心をもつ人々は,ヱホバの証者こそ,公けにまた人々の家庭で伝道し,人々をして神の御国に注意を向けさせることによつて,キリスト・イエスの足跡に従つている者であることをはつきりと知つています。そして彼らはそれを認識するとずつと,昔に預言されていたように,『あなたがたと一緒に行こう。神があなたと共にいますことを聞いたから』と言います。
1959年の大会
これらすべての活動的な奉仕者と,彼らと共に聖書を研究している何万という人々,およびヱホバ神と正義の新しい世に対して善意を持つ人々が祝福を得るように,協会は1959年の夏に一連の地域大会を計画しました。日本においては左記の通り三つの地域大会を行う予定です。横浜(7月23日-26日)西ノ宮(7月30日–8月2日)長崎または福岡(8月6日-9日)大会に関してはまだ発表がありますから,この頁によく注意して下さい。
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『ものみの塔』の研究ものみの塔 1959 | 5月1日
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『ものみの塔』の研究
5月24日: 古きを倒し,新しきを建てる。165頁
5月31日: 新しいものと共に生き残る。171頁
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