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  • バプテスマに関して語られた経験
目ざめよ! 1976
目76 11/22 26–27ページ

日本の「神聖な奉仕」地域大会

バプテスマに関して語られた経験

今年の夏に開催された,エホバの証人の「神聖な奉仕」地域大会における顕著な出来事の一つは,第二日目に行なわれたバプテスマ(浸礼)です。バプテスマを受けた人の数は,日本の七つの大会を合計すると1,728人に上ります。真理を知る以前,これらの人々は皆,さまざまな生活をしていましたが,真の神を知り,その神に仕えるために自分の命をささげたことをバプテスマにより公に表わせたことを喜びました。

名古屋市に住む一人の人は,武道に11年間携わり合気道三段の資格を取るまでになりました。道場を持ち教える資格を得た彼は,合気道の根底をなしている神道の教えを知り,精神的に,また肉体的に他の人より優れた者になりたいと願いました。彼はこの合気道をプロテスタントの学校において牧師から学んだため,キリスト教世界にも関係していました。さらに彼のおじが国会議員であったため,その後援会に所属し政治活動にも携わっていました。彼は出張で名古屋に移りそこで真理に接しました。このような背景を持つ彼の心を動かしたものが何かについて,彼自身次のように述べています。「私の心を強く動かしたもの,それは子供に対する訓練でした。エホバの証人は真剣に子供のしつけを考えています。……私は自分自身で考えることには誤りが多いことを認めていました。そのような中でエホバの証人は自分の考えではなく神の教えを本当に信じ,すべての親が一致して一つの真理を子供に教えようとして真剣に努力しているのです」。彼は長年携わってきた武道組織や政治的な事柄から離れ,8月の名古屋大会でバプテスマを受けました。

北海道岩見沢市の大会でバプテスマを受けた一人の婦人は,真理を知る以前の8年間,創価学会に加入していました。家庭内の複雑な問題を解決し,また彼女自身の抱いていた物質主義的な欲望を満たしたいと考えたからです。それで朝からお題目を唱えて福運を積み,物質を多く持つことができるよう拝んでいました。しかしこの宗教が政治に大きく介入していることを知り,疑問を持つようになりました。彼女自身,崇拝は清いもので政治には関係のないものだと考えていたからです。また家庭内の問題の解決も得られませんでした。ちょうどそのような時にエホバの証人の訪問を受け,聖書を読んでみるよう励まされました。特に彼女の心を捕えたのは,マタイ 6章33節に記されている言葉でした。「王国と神の義をいつも第一に求めなさい。そうすれば,これらほかのもの[生活上の必要物]はみなあなたがたに加えられるのです」。彼女はエホバの証人と共に聖書を学び始めて間もなく,この言葉の真実さを確信しました。それまでの彼女の生活は物質的な事柄が中心となっていたために,買いだめをするために走り回ったり,お金をためるために粗末なものを着ていましたが,聖書を学んで物質に対するつり合いの取れた見方を知り,今では必要なふさわしい服装を整えるようになりました。現在,彼女はエホバの証人の集会にも定期的に出席し,仲間のクリスチャンから家族的な愛を示され喜んでいます。

バプテスマを受けた人の中には,さまざまな困難を経験してきた人もいます。徳山市に住む一人の人は,若いころ酪農業経営者としての人生を歩み始めました。年収1,000万円を目標としてかなりの成功を収めました。しかしある時,彼の人生を大きく変える出来事が起きました。当時青年団長をしていた彼は,ある夜他の団員と共に桜見物に行った帰りに,友人が運転を誤り車もろとも三,四十㍍下の谷底に転落しました。同乗していた4人は死亡し,彼は脊髄胸つい圧迫骨折で重傷者となり,約10年間入院生活をすることになったのです。その間,全国の有名病院を7回も変わりました。同時に,その10年の間彼は姓名判断,占星術,お墓の研究,催眠術などあらゆる種類の運命学を学びました。彼は何万人もいる重度傷害者のうち,一般人のように結婚し社会人として生活している人が少数であることを知りましたが,重度傷害者1種1級,下半身麻卑で車いすに乗らねばならない状態でも,なんとか社会に復帰したいと考え,それに挑戦しました。ついに彼は仏壇の彫刻師となり,社会に復帰しました。ちょうどそのころエホバの証人の訪問を受け,「目ざめよ!」誌を予約しましたが,長い間ほとんど読もうとしませんでした。しかし後日,再び伝道者が訪問し,「とこしえの命に導く真理」の本を読むよう勧めました。彼は次のように語っています。「私は以前のありとあらゆる心霊術の研究から,何か目に見えない力の存在は確信していましたが,何か不可解な恐れも同時に持っていました。それでとにかくその『真理』の本を求め,1,2か月で読破しました」。彼は,妻と共に家庭聖書研究を始め,その6か月後にかなりの収入を得ていた仏壇の彫刻の仕事をやめました。現在,彼は妻と共にエホバ神からの祝福の下に,神聖な奉仕を行なえることを喜んでいます。

東京・府中の大会でバプテスマを受けた一人の婦人は,真理を受け入れることが分裂した家庭を一致させる大きな力となることを,自分の経験により知りました。以前,彼女の夫は競馬やマージャンなどのかけ事に夢中でした。特に競馬には,わずか1,000円で81万円を“もうけた”ことから病み付きになりました。当時彼女はエホバの証人と共に1年程聖書研究を行ない,別居や離婚についての聖書の原則を知ってはいましたが,夫の状態にがまんできなくなり5歳の娘を連れて家を出てしまいました。しかし,世俗の仕事についた彼女は周囲の人々の偽善的な振る舞いに失望させられ,エホバの証人と再び交わりたいと考えるようになりました。ちょうどその時,家に招待ビラが入っているのを見付け,王国会館に行き再び聖書研究をしてもらうことになりました。三度聖書の研究をした後,彼女は自分の歩みを後悔し,許されるなら夫のもとに帰りたいとの願いを記した手紙を書き,「目ざめよ!」誌の結婚生活に関する記事を同封して夫に送りました。どんな結果になりましたか。夫はその手紙を大変喜ぶとともに,同封されていた「目ざめよ!」誌の記事を読み自分のやり方が正しいものではなかったことを痛感するようになりました。それで翌日,ものみの塔協会の支部事務所に電話をかけて王国会館の場所を尋ね,エホバの証人の集会に出席しました。夫はエホバの証人と聖書研究をするようになり,かけ事をやめました。別居中のこの夫婦は東京と新潟でよく進歩し,今年2月から共に生活するようになり4月から一緒に良いたよりの伝道者となりました。この婦人は,以前競馬に夢中だった夫と共に東京・府中の競馬場で開かれた大会でバプテスマを受けました。

バプテスマを受けた人々の中には,多数の若い人が含まれていました。北海道に住む19歳の女性は4歳の時に2本の指を失いました。成長するにつれて自分の障害を意識するようになり,高校を1か月で中退して3年間家に閉じこもり人に会おうとしなくなりました。そのころ,彼女の兄と妹が求めて家に置いてあった,「神が偽ることのできない事柄」,「真の平和と安全 ― どこから得られるか」の本と一冊の小冊子を読み,造り主の存在とこの邪悪な体制の終わりについて知るようになりました。その後,彼女自身エホバの証人の訪問を受け,家庭で聖書研究をするようになりました。長い間家に閉じこもり人に会おうとしなかった彼女は,徐々にエホバの証人の集会に出席するようになり,話し方の訓練を施すエホバの証人の行なっている教育課程にも入学し,ついには良いたよりを他の人に分かち合う奉仕者になりました。今年夏の岩見沢の大会でバプテスマを受けた彼女は次のように語っています。「卑屈だった以前の私を考えると今の私は幸福です。エホバにより頼んで成長し,より一層エホバに喜ばれる人間になれるよう努力したいと思っています」。

同じく19歳の浦和市に住む一人の女性は,以前無神論者でせつな的な考え方をしていました。彼女は次のように述べています。「どんな生き方をしようともいきつくところは死です。それなら私の好きなように生きよう。のんびり,ゆっくり,自然の中で楽しく暮らし,……老化して醜くなったら一番楽な方法で死のう。これが私の理想でした。……そして私はウーマンリブ的な考えを持っていました。小学校6年生ごろからいつも男の子と競い合い,すべての学科において男子を負かそうと懸命でした」。同時に彼女は,正義は必ず悪に勝たねばならないと思っていましたが,世の中は実際にはそうではないことに気づくようになりました。そのような彼女が学校の友人から勧められて聖書研究をするようになったのは,将来通訳の仕事に就くために聖書を常識として知っておく必要があると考えていたからです。しかし学ぶにつれて,将来人間は老化せず死なずにすむこと,正義は必ず勝つことを知りました。『女の頭は男である』という聖書の原則を受け入れるには時間がかかりましたが良い進歩をとげました。(コリント第一 11:3)彼女は今回の東京・府中の大会でバプテスマを受けました。

「神聖な奉仕」地域大会でバプテスマを受けた人の中には,ほかにも興味深い経験を持つ人が大勢います。13歳の時から重い病気にかかり,自殺することばかり考えていた若い女性や,この体制を変革するために労働組合の活動を積極的に支持していた人などもいます。しかしこれらの人々は,真理を学び自分の「思いを作り直し,自分を変革」してきました。(ローマ 12:2)またバプテスマを受けるまでにさまざまな反対や困難を経験してきた人も少なくありません。しかしこれらの人々すべては,自分の信仰を守りとおすことにより,大きな祝福を受けてきました。以前,サタンの権威の下に置かれていた人々が神の側につき,献身の歩みを始めるのを見るのは,神の民にとり確かに大きな喜びです。

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