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  • 目撃者の報告: ジョンズタウンの三番目の洪水
    目ざめよ! 1978 | 2月8日
    • 州兵は,洪水後わずか四日目に完全な解体作業が行なわれているのを見て,「どんなことがあっても」州兵があれほど敏速に組織されることはない,と語りました。

      ある奉仕者は,被災者の住まいや仕事場を掘り出すために出掛けて行きました。エホバの証人と聖書を学んでいた人の夫は,証人たちの活動に反対していましたが,自分の家の地下室にある1㍍ものごみの山で3人のエホバの証人が数時間働くのを見たとき,信じられないという様子で首を振っていました。「教会はたくさんあるけれど,救援に来てくれたのはエホバの証人だけだった」と,その人は言いました。

      その日の夕方までには,記録が完成しました。1軒の王国会館が破壊され,取り壊され,14戸の家が被害を受け,9戸がひどい損害を受けました。また5世帯が,親族や他のエホバの証人の家に非難しました。また,ジョンズタウンの死亡者数は増加を続けているにもかかわらず,洪水で負傷したエホバの証人が一人もいないことを知り,わたしたちは感謝しました。

      翌週の金曜日に近隣の王国会館で特別な集会が開かれ,全国のクリスチャン兄弟からの見舞いの言葉と,ニューヨークのエホバの証人の統治体が幾度にもわたり必要な物はないか尋ねてくれたことを知り,わたしたちは感激しました。

      それで,ジョンズタウンのほこりが(文字通り)収まるにつれ,感謝すべき事柄が数多くあります。また,検討すべき点も幾つかあります。事態を処理するのにもっと良い方法があっただろうか。この古い世の前途に生ずる事柄に備え,クリスチャン愛のきずなをさらに強めることができるだろうか。しかし,こうしたことを考えるのは先に延ばすべきかもしれません。今のところわたしたちには,王国会館の改築という仕事が待っているからです。

  • 喜びに満ちた働き人が集まるとどうなるか
    目ざめよ! 1978 | 2月8日
    • 喜びに満ちた働き人が集まるとどうなるか

      この時代には喜ぶいわれが多いと思われますか。世界の至るところで増加している犯罪,暴力,麻薬中毒,不道徳そして他の災いは多くの人の幸福を奪っています。

      今日の世界の多くを悩ましている恐れと不安とは対照的に,昨年のエホバの証人の地域大会にはさわやかな喜びの精神がゆきわたりました。これらの集まりの主題は「喜びに満ちた働き人」でした。

      米国では108の大会が開かれました。出席者数の総合計は最高95万8,008人に達しており,平均すればそれぞれの大会に8,870人が出席したことになります。同様な大会は米国以外にも90以上の国々で開かれていますが,現在までのところ170に上るこれらの大会が行なわれ,出席者の総合計にさらに101万3,717人が加えられました。

      4日間にわたる大会のプログラムは,喜びを培うようにクリスチャンを助ける,優れた助言を備えるものでした。実際のところ,ある人々は大会会場に着かないうちにさえ,思いがけず喜びを味わいました。ニューヨークからオクラホマシティーの「喜びに満ちた働き人」大会へ旅行したあるグループの経験はその一例です。

      「アーカンソー州で車が故障した時,わたしたちはすでに1,200マイル(約1,900㌔)を走破し,あと270マイル(約430㌔)近くというところまで来ていました。故障が起きたのは近くに一軒の人家もない路上で,そこは大きな町から何マイルも離れており,わたしたちの知人はその土地に一人もいませんでした。

      「わたしたちは電話にたどり着き,エホバの証人と記された番号を回しました。彼らは20マイル(約30㌔)ほど離れた場所に住んでおり,『できるだけ速くだれかが行くようにする』との返事でした。半時間ほどして待ちわびた人の姿が現われました。わたしたちのクリスチャン兄弟三人が助けにやって来たのです。そのうち二人はレッカー車に乗っていました。間もなくわたしたちは彼らの家に着き,彼らはわたしたちを助けるためにどうしたらよいかを検討し始めました。

      「車の修理がすぐにできないと分かると,彼らはわたしたちをその晩泊めてくれました。そして驚いたことに,これら兄弟たちの妻二人が次の日の朝わたしたちをはるばるオクラホマシティーまで車で送ると申し出たのです。

      「わたしたちはこのような愛の示されたことに心を強められて目的地に着きました。わたしたちの場合,『喜びに満ちた働き人』大会に着くことが,すでに喜びの特別ないわれとなったのです」。

      初日のハイライト

      大会初日,木曜日のプログラムでは,家庭において善を行なうことにより喜びを見いだすことが強調されました。今日の家族生活を悩ましている多くの問題を解決できる聖書の原則にもっぱら注意を向けた話が行なわれています。

      木曜日午前の主なプログラムは,「イエス・キリストと共に喜びを抱いてエホバの業にあずかりなさい」と題する,基調をなす話でした。この話は伝道し,人々を弟子にする業の重要さを強調したものです。イエスの追随者はこの使命をイエスから与えられています。(マタイ 24:14; 28:19,20)「エホバがわたしたちに与えてくださったあらゆる徴候からすれば,業はまだ完了していません」と,基調をなす話の話し手は語りました。「それは仕遂げられたとわたしたちが決めるまでではなく,エホバがよしとされるところにしたがってそれを終えられる時まで,わたしたちは引き続きその業に携わってゆきます」。

      木曜日午後の呼び物は劇『神は,わたしたちひとりひとりから遠く離れておられない』でした。これはユダのヒゼキヤ王の悩みの時の経験および王が祈りによってエホバを求めてのち,どのように危難から救い出されたかを示したものです。聴衆は祈りを常にし,また必ず明確であると同時に神のお目的に関連した祈りをするように励まされました。

      祈りの効果をみずから体験した多くの人の話が,あちこちの大会場で語られました。ワシントン州プルマンから伝えられたものはその興味深い一例です。

      「わたしたちの新しい姉妹であるもう一人の人は,真理を示してくださるよう5年間神に祈ったと語っています。彼女のこのような祈りの度に,エホバの証人のだれかが戸口に訪れるのが常でした。しかし彼女はこれが真理であるはずはないと決めていたので,彼らの言葉に耳を傾けませんでした。彼女とその夫はこの期間に何度か引っ越しましたが,移転する度に彼女は真の宗教を見いだすことができるようお助けくださいと神に祈っていました。

      「最後に引っ越した際,その場所は7マイル(約11㌔)も奥まった田舎の,それも細い道を4分の1マイルたどった突き当たりにあったのですが,彼女は神が真の教会を示してくださるようにと祈りました。だれが彼女の家の戸をたたいたか,あててごらんなさい。その通り。それはエホバの証人でした。この度はさすがの彼女も考えを変えて聖書研究を受け入れ,夫もそれに加わりました。そしてこの金曜日に彼らはわたしたちの新しい兄弟,姉妹となったのです」。

      木曜日午後のプログラムで目だったのは,血に関する聖書の見解を扱った特別の討議でした。聖書は神の崇拝者に対して「血を避けるよう」命じている事が強調されました。(使徒 15:20)大会出席者は,輸血に危険が伴うことを証明する医学上の確かな証拠に耳を傾けました。しかし話し手はそれから次の言葉を加えました。

      「輸血に伴う明確な,そして時に致命的な危険について述べましたが,これはエホバの証人が主に医学的な理由で輸血を忌避するという意味ではありません。そうです,だれもそのように考えることのないようにしてください。わたしたちが輸血を受け得ない,そう,受けようとしない根本的な理由は,神の言葉がそのように定めているからです。わたしたちがそれを避けるのは基本的に言って信仰上の理由によるのです。とはいえ,輸血にそれほど多くの危険が伴うという事実は,わたしたちの立場が医学的に見てさえ道理に外れたものでないことを裏書きしています」。

      この話の後64ページの新しい小冊子「エホバの証人と血の問題」が発表されて,聴衆は喜びました。エホバの証人は集会でこの資料を学ぶことになっています。

      真のキリスト教のしるし

      金曜日のプログラムは「愛と立派な業とを鼓舞し合う」という主題を採り上げました。「すべての事において正直に行動する」という話は,家庭,クリスチャン会衆その他どこにおいても正直さを示してエホバ神とイエス・キリストに倣うことをクリスチャンに訴えるものでした。(詩 31:5。ルカ 20:21)エホバの証人は正直に関する聖書の教えを守っていますか。ルイジアナ州ペイトン・ルージュにおける大会について,ジェイムス・C・コウルは注目に値する意見を述べました。彼はルイジアナ州立大学のアセンブリー・センターで警備の責任者を長年勤めている人です。

      「わたしは45年間そしてここ18年間はルイジアナ州立大学で警備の仕事に携わっていますが,過去3年間にエホバの証人と接して得た経験からすると,彼らは我々の手をわずらわせないという点で唯一の人々です。……わたしが今までに接した人々の中でエホバの証人ほど正直で忍耐強く,勤勉な人々はいません。わたしはその事を確言できます。……彼らをそうさせているのは,その包括的な信条と宗教であるとわたしは思います」。

      テキサス州エル・パソにおける大会からの報告に次の興味深い事柄が載せられています。「出入国管理当局は,日曜日にもどるという口約束以外にはほとんど何も求めないでメキシコから約1,000人の人が大会に出席することを許可しました。彼らはもどって来ないだろうと言って係官の一人が反対した時,前の年の夏にわたしたちの組織の件を扱った係官が兄弟たちを弁護して次のように発言しました。『だいじょうぶ彼らはもどって来ますよ。彼らは正直です。もどって来ると言えば,彼らはもどって来ます』」。

      真のキリスト教を見分けさせるものとなる顕著な特質は愛です。イエスはこう言われました,「あなたがたの間に愛があれば,それによってすべての人は,あなたがたがわたしの弟子であることを知るのです」。(ヨハネ 13:35)それでコリント第一 13章4-8節を節ごとに論じた話「活動している愛」は大いに喜ばれました。愛は立派な業と行ないによって明らかになるものであることを,聴衆は聞かされました。

      エホバの証人は真のクリスチャンであることを示すこのしるしを持っていますか。ニューヨーク州ロチェスターの大戦記念館に勤める一技師はそう思いました。彼はそこで開かれた大会についてこう語っています。「とてもすばらしい週でした。わたしの見たものは目を疑うほどのものです。わたしは今週ほんとうの兄弟愛を見ました」。またナイアガラ・フォールズの大会に出席した一人の人の感想をお聞きください。この人はエホバの証人ではありません。

      「わたしは以前,人込みの中に身を置いた時,人々が押し合いへし合いするのを見ました。昨日わたしは一人の婦人にぶつかり,彼女は財布を落としました。そして彼女がわたしに謝ったのです。わたしの方がぶつかったのだから謝る必要はありませんと,わたしは彼女に言いました。ここでは彼らが互いに対して抱く愛を見るだけでなく,感ずることができます」。

      クリスチャンにふさわしい振舞いは清潔さにも明白に表わされます。(コリント第二 7:1)エホバの証人は大会の間中またその前後に会場の施設を徹底的に清掃します。ドイツ,ベルリンの大会を訪れたベルリン運送会社の人は感嘆しました。「これはここドイツ・ホールで開かれた大会のうち最もよく組織されたものです。わたしは連れてきた見習社員に,紙くずが散らかっていたら1枚見つける毎に10ペニヒやると言いましたが,会場を一巡した後,1ペニヒも払う必要のないことが分かりました」。

      金曜日はまたバプテスマの話が行なわれた日です。神への愛に動かされた志望者はこの話の後,水に全く没するバプテスマを受けました。これはエホバ神に献身したことの象徴です。米国の108の大会でバプテスマを受けた人は7,691人に上りました。更に日本の10の大会で1,479人,フランスの11の大会で1,394人,スペインの七つの大会で1,231人がバプテスマを受けています。世界のさまざまの場所でこの大会が引き続き開かれるにつれて,さらに大勢の人がエホバ神への無条件の献身を象徴する機会を得ることでしょう。

      金曜日午後にはエホバの証人の組織内における手続きに幾らか調整の加えられることが発表されました。これには会衆内において聖書を教え,神の律法を施行するいっそう効果的な方法も含まれています。金曜日最後の話の中で新しい本「来たるべきわたしたちの世界政府 ― 神の王国!」が発表されました。この本は聖書のダニエル書の預言を考察していますが,その預言は現在の世代にまで達し,さらにはイエス・キリストの千年統治にまで及ぶものです。

      神の愛は喜びに満ちた奉仕に人を動かす

      土曜日のプログラムは「野外において励み努める」という主題を強調するものでした。クリスチャンが聖書の真理を隣人に分かつ一層効果的な方法に関して,役立つ提案もありました。大会出席者は劇「あなたは神への奉仕に魂を込めていますか」を楽しみました。それは西暦前5世紀,総督ネヘミヤの時代のイスラエルに見られた状態を描いたものです。そして神に献身した人はそれを無条件の全き献身と見なければならないことを聴衆に思い起こさせました。伝道と弟子を作る活動に生活のすべての時間を捧げる事は神の求めるところでないにせよ,この活動に捧げるものはわたしたちにできる最善のものでなければなりません。

      土曜日午後の主な話は,エホバ神とイエス・キリストが人類に真実の関心を払っていてくださることを指摘するものでした。「エホバは地を見て人々の経験する幾多の苦難を目にされるにつれ,人類に対して深い同情を覚えられます」と話し手は述べました。「エホバの願いはその一人一人を助けることです。悪行に対して“目をつぶる”ことはないにしても,その捜し求めているのは民の過ちではなくその示す良い点です」。この話のあと,聴衆はもう一冊の新しい本「人生には確かに目的がある」の発表を驚きと喜びをもって迎えました。

      「忠節な働き人は約束を受け継ぐ」。これが日曜日の主題でした。聴衆のすべては自己犠牲と神への忠節を強く勧められました。厳しい迫害下にあるエホバの証人の忠節を伝える数多くの特別な報告がありました。

      日曜日の特別な話は「神の王国はどのようにあなたに益をもたらすか」と題するものでした。人間の歴史を通して「エホバ神は,一部の人が考えているように,怠慢であったのでも,ただいたずらに時を待っておられたのでもなく,人類が最初に反逆した時以来,この王国の完全な確立に向かって,着々と事を運んでこられたのです。(創世 3:15)」と話し手は説明しました。「エホバ神は今やこれら漸進的な準備をまさに終えようとしておられます」。

      この話は次の事も指摘しました。つまり「神が行なう支配と人間が行なう支配との間の根本的な相違」があるという事です。「神の王国の支配は,人の道徳心に訴えることを根本としたものです。ですからその支配にこたえ応ずる人々は,神と隣人を愛するがゆえにその支配に服従します。これは人々を一致させる支配です。天の王国に忠誠を尽くす人々の間で本当にうまくいく支配です。それは益をもたらします。そのことは,今日のこのクリスチャンの大会にはっきり見られる和気あいあいとしたふんい気をご覧になってもお分かりでしょう」。

      人々の生活を良い方に変化させて「愛と一致」をもたらす神の言葉の力を物語っているのは,ミシガン州のフリントの一ハイスクール・カウンセラーの次の言葉です。「聖書とその助言は,わたしが大学で学んだどんなものよりも実際的で,はるかに優れていると思います。学士と修士の学位を持つハイスクール・カウンセラーであり,精神衛生と心理学の本を数多く読んだにもかかわらず,わたしは次の発見をしました。すなわち結婚生活に成功すること,青少年犯罪の防止,友人を得て友情を保つ方法などに関する聖書の助言は,わたしが今までに読んだ,あるいは大学で学んだどんなものよりもはるかに優れているということです」。

      「喜びに満ちた働き人」大会は,喜びの心を抱いて神に奉仕するようエホバの証人および他の多くの人々に大きな励みを与えるものでした。話,劇そして新しい出版物は,来たる月々の間,個人,家族そして会衆にとって聖書研究の教訓的な資料となることでしょう。あなたも彼らと一緒に学んでこの知識を得ることを楽しんでごらんになりませんか。土地のエホバの証人にご連絡ください。困難な今の時代においてさえ,「幸福な神」エホバと共に働く,喜びに満ちた働き人となることがどのように可能かを,彼らは喜んで説明します。―テモテ第一 1:11。

      [17ページの写真]

      ボクも会場の清掃のお手伝い

      [19ページの写真]

      この婦人は米国でバプテスマを受けた7,691人の一人である。他の国々でさらに幾千人の人がバプテスマを受けた

      [20ページの写真]

      「人生」の本を発表する統治体のグラント・スーター

  • 家庭生活は楽しいものになる
    目ざめよ! 1978 | 2月8日
    • 家庭生活は楽しいものになる

      「調査によると,わが国で暴力行為の最も激しい場所は家庭」。「報告によると,殺人は家庭の不和から」。これらの見出しは,多くの家庭が重大な危機に見舞われていることを示しています。

      最初の見出しの記事によると,「百人の夫また妻につき約一人が,一昨年,配偶者を殴る,ける,物を投げつける以上のことを行なっており,また配偶者を殴った,あるいは殴られた」と言っています。ロードアイランド大学のリチャード・J・ゲレス博士は,「銃やナイフを振り回す親の元で大きくなっている子供が非常に多い。そういう親は,ただ子供を脅すのではなく,実際に子供に切りつけたり,子供を撃ったりするのである」と述べています。

      家庭内の不和は今に始まったことではありません。よく知られていることわざに,「なれなれしさは軽べつを生む」というのがあります。

      あなたのご家族はどうですか。一家だんらんや物事を一緒にすることを楽しみますか。それとも家庭の外に最も親しい交友を求めますか。残念なことに,そうなりつつある家族が現在しだいに増えています。しかしなぜでしょうか。

      家族間に緊張が生まれる原因

      あなたは,家族の中のだれかが,ほかの者の迷惑になるようなくせを時々出すのを知っていますか。その悪いくせというのは,だらしないテーブルマナー

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