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目ざめよ! 1983
目83 10/22 26–27ページ

エホバの証人の「王国の一致」地域大会

今年の7月から8月にかけて,エホバの証人の「王国の一致」地域大会が日本全国の18か所で開催されました。

1981年の「王国の忠節」,1982年の「王国の真理」,そして今年の「王国の一致」と過去3年にわたって「王国」に関連したテーマが用いられてきましたが,「王国の一致」という今年の夏の大会のテーマにはどんな意味があるのでしょうか。この世は政治・経済・宗教その他の面で分裂した状態にありますが,聖書を導きとする真のクリスチャンは分裂した世のものではなく,使徒パウロが述べた「結合のきずなである平和のうちに霊の一致を守るため真剣に励みなさい」という諭しの言葉に従っています。(エフェソス 4:3)今日,こうした驚くべき一致はエホバの証人の国際的な社会の中に見いだすことができます。1914年以来,イエス・キリストは王国の王として支配しておられますが,その王国が現実的なものであるのと同様,王国のもとにおけるエホバの民の世界的な一致も現実のものとなっているのです。

この夏の「王国の一致」地域大会の際立った特徴は,所沢市の西武園競輪場の会場が電話回線によって他の七つの都市の大会会場と結ばれ,ニューヨークの本部から訪問した統治体の成員ロイド・バリーによる幾つかの主だった話を他の会場でも同時に聴くことができたという点であり,エホバの民が一致しているという感を深めることができました。その翌週以降に開かれた他の10か所の大会でも,それらの主要な話をテープを通して聴くことができました。どの会場でもはっきりと聴けたバリー兄弟の力強い話によって日本中のエホバの民は霊的に大いに鼓舞されました。

ものみの塔協会が世界中のエホバの証人の寛大で自発的な寄付によって,110か国にいる1,350名に及ぶものみの塔の宣教者たちを旅費の面で援助し彼らが故国の大会に出席して親族や友人と再会し,互いに励まし合えるようにするという取り決めも今回の大会のもう一つの特徴でした。ブラジルと台湾省に派遣されている日本人の宣教者のうち3人から励みとなる経験を聴けたのも大きな喜びでした。

大会には,エホバの証人ではない新しい方々も大勢出席しました。何人かの方に大会の感想を伺ってみましょう。「ものみの塔」誌の読者である一人の男の人は,同誌6月15日号の裏表紙の大会の知らせを見て大会のことを知り,仕事の都合をつけて四日間一人で出席されました。「この四日間が今までで一番すばらしい日々だったと思いました。もし別のことをしていたなら,これ程有意義にはすごせなかったでしょう。来る前と帰る時とを比べると,自分が四日間でものすごく豊かになった感じがします」と話されました。東京に住む一人のろう唖者の女の方は初めての大会について手話でこう話されました。「私は15年間,創価学会の信者です。今日,学校の先輩のSさんと,聖書には無関心でしたが出席しました。午前中のプログラムを通し本当に感動しています。特別の言葉や内容など難しい所が幾らかありましたが,全くすばらしい集まりだと感じました。何回も創価学会の大会に出席しましたが,こんなに一致していることは驚きそのものです。特に子供たちの行儀の良さと,きちんと小さい子供が一生懸命ノートに記しているのを見てもう何と言ってよいか分かりません。正しい道を選びたいと思いますので,早速研究をします。手話の通訳も明るい態度で,とても感心させられました」。調布A大会に出席した70歳になる一婦人は次のように語りました。「私は2年前の1981年に次男と長女と共に中国大陸から移って来ました。そして2か月前から聖書の研究を始め,初めてエホバの証人の大会に出席し,感激の連続です。一番感激したのはエホバの証人の数の多いことでした。向こうでは宗教が固く禁じられているのでそのことを考えると,ごく近くの人々だけでこれ程大勢のエホバの証人が集まるのなら,全国ではどれだけのエホバの証人がいるのだろうかと思い,とても感動しました。二番目に感動したのは第一日目のインタビューでした。何十年もエホバに仕えられ,今では老齢になっておられるのをみて感動し,涙が出ました。丁度2年前に日本に来て大阪のめいの家に一週間滞在した時が8月で,エホバの証人だったそのめいが,丁度行なわれていた大会に誘ってくれましたが,その時は全く関心がなかったので断わって一人で留守番をしました。今ではなぜもっと早く勉強をしなかったのかと悔やまれてなりません。それで,その分を取り戻す決意で毎朝4時に起きて大会に出席しています」。

調布B大会に出席した年配の一婦人は,娘さんが宗教に入ったことを聞いて,どういうものか見てみようと思い出席されました。出席した感想をこう述べておられます。「整然としていて静かですね。女性の方は皆さんエレガントで上品ですね。新興宗教の一つかと思い出席しましたが,そうでもないように見えますし,皆さんとても明るいですね。ミイラ取りがミイラになりそうな気がします」。

今年の「王国の一致」地域大会で発表された数々の新しい出版物は出席者に大きな喜びをもたらしました。一クリスチャン婦人はこう述べました。「私がこの大会で一番感謝しているのは『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』という題の本の発表でした。手にし,開いた時は涙が出そうでした。それというのも,私は聖書通読が苦手でしたし,歴史に弱く,特にヘブライ語聖書の歴史書の部分はよく理解できず,大変弱いところでした。それですぐにその時エホバにどのように感謝を表わせるかと考え,祈りました。そしてとにかくまずこの本を読み切ろうと決意しました。大会の行き帰りの車中(片道2時間余)を利用して読んでいます。読みながら,何でこの本がたったの800円なの,何で,何でと思いました。5,000円でも喜んで求めたいと思う本です。この本の発表により神と組織は,私たちに正確な知識を求めており,それに基づいて行動しなさい,と強く訴えていると感じました。これを機会に是非成長しよう,と神に祈りました」。

金沢大会に出席した一長老は,この同じ『聖書全体は神の霊感を受けたもので,有益です』の本について次のように語りました。「この本を受け取ったその日の晩,私はうれしくて最初から1ページ1ページをめくりました。特に第2部は見るページ見るページがすばらしく,見終えるのに夜だいぶ遅くまでかかりました。……このような貴重な資料が協会から与えられることを待っていました。第1部は神権宣教学校を扱う兄弟にも,毎週の聖書朗読に励む会衆の兄弟姉妹にも,本当に身近で心強い助けになると思います」。

この本を手引き書として用いながら昨年の夏に発表された「新世界訳聖書」を学ぶとき,わたしたちは神の言葉である聖書に対する確信を一層深めることができるでしょう。(大会に関する報告や経験は続く二つの号にも掲載される予定です。)

[26ページの図版]

新しい出版物を発表する統治体の成員ロイド・バリー

[27ページの図版]

電話回線で他の七つの都市の大会会場と結ばれた所沢市の西武園競輪場

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