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  • 不信の世にあって聖書の原則
    ものみの塔 1962 | 9月1日
    • て加えられるこらしめは,腹立たしい気持ちや怒りから出るものではなく,愛から出るものです。そして「愛は人の徳を高め」ます。こらしめは正しい行いの基準および両親と子どもの間に暖かい関係を築き上げます。そして,愛の深い家庭では,それが非行を抑制する強力な要素となります。―コリント前 8:1。ヘブル 12:7-9。

      社会問題を解決する

      人種差別や,国家的背景だけを理由に人々を冷遇することは,聖書の原則を守らないがためにある問題です。聖書は,ある国々の人々が,他の場所の人々よりもすぐれていることを教えて,国家的または人種的優越感をひき起こし,ひとつのグループをして他のグループを見下ださせるような,国家主義的な本ではありません。むしろ聖書は,神が,「ひとりの人から,あらゆる民族を造り出して,地の全面に住まわせ」たことを明らかにし,またすべての人に,「自分を愛するようにあなたの隣り人を愛せよ」と命令しています。(使行 17:26。マタイ 22:39,新口)諸国民の中から出た真のクリスチャンたちが,霊的な大家族として一つとなることを可能にしたのは,聖書の原則の適用でした。彼らは平和と一致のうちに集まり,共に働き,共に住むことができます。そして,同じ人種とか同じ国籍の人々の間だけでなく,世界のあらゆる場所のクリスチャンの兄弟たちの間で満足を見出しています。―イザヤ 2:2,3。黙示 7:9。

      自分たちを虐待する人々に対してさえ彼らは平和的です。そして,「敵を愛し,迫害する者のために祈れ」「もし,だれかがあなたの右の頬を打つなら,ほかの頬をも向けてやりなさい」というイエスの助言に従います。彼らは,柔らかい答は憤りをとどめ」ることを知っているのです。

      聖書の原則の適用が大きな祝福をもたらすもう一つの分野は,雇主と雇用者との関係です。雇用者たちが,1日に決められた仕事を十分にしないために失われる時間の量を考えてごらんなさい。またつぎのことも考えて見て下さい。ある保険会社の社長ジョン・エス・ミーの述べるところによると,アメリカの実業家,諸組織および産業は,彼らの雇用者たちによって,各就業日に2億ドル以上を詐取されているということです。しかし,聖書の原則に従う人は,そうした不正行為に加担しません。彼らは,「盗んだ者は,今後,盗んではならない。むしろ……自分の手で正当な働きをしなさい」という規則を守ります。(エペソ 4:28,新口)店の商品や備品を盗むだけが盗みではなく,「仕事をなまける」こともやはり盗みであることをクリスチャンたちは認めており,盗んではならないと命令されています。彼らは,自分の行いについて神に申し開きをしなければならないことを知っています。ですから,世俗の仕事でさえ,人間にではなく,神に対してするように行ないます。そして働き人への聖書の次の助言を心に留めています,「なにごとについても,肉による主人に従いなさい。人にへつらおうとして,目先だけの勤めをするのではなく,真心をこめてエホバを恐れつつしなさい。何をするにも,人にではなく,エホバに仕えるように心をこめて働きなさい。あなたがたは,エホバから正しい……報いを受けることを知っているからである」。―コロサイ 3:22-24,新口。

      雇主にも,彼らを支配する聖書の原則があります。第1世紀の奴隷所有者たちに与えられた助言は,今日の雇主たちにとっても心のかてとなります。「主人たる者よ,僕を正しく公平に扱いなさい。あなたがたにも主が天にいますことが,わかっているのだから」。(コロサイ 4:1,新口)隣人への誠実な愛と,神に申し開きをしなければならないという認識に動かされて彼らは,神と人との前で明らかな良心をもつことができ,従業員たちと良い関係を楽しむことができるような方法で,仕事上の問題を扱います。全くのところ,神を信じぬ不信の世のただなかにいても,聖書の原則を守れば,良い実を結ぶことができます。

      孤独と恐怖

      孤独と,しばしばそれに伴う落胆という問題は,以前よりも大きくなっているようです。聖書の原則は,人々がこの問題を克服するのに,どのように助けになりますか。

      クリスチャンの生活の基礎は交わりです。彼らの生活の仕方そのものがすでに他の人々にとって有益で助けになります。クリスチャンたちは『愛と善行とを励むように互に努め,集まることをやめないようにしなさい』と励まされています。(ヘブル 10:24,25)1週に数回ある会衆の集会での交わりで彼らは,自分たちに関心をもつ他の人々との交際を楽しみ,ほかの日でもクリスチャン活動によって彼らは家族と親しく接し,クリスチャン会衆の他の人々とも接触を保ちます。神がクリスチャンに与える仕事の性質そのものが,クリスチャンに十分の価値感を与えて,深い満足をもたらします。彼らは,神の正義の新しい世という明るい希望で満ちており,その希望は周囲の人々にまであふれ出ます。自分自身をささげ,神の御言葉から学んだ良い事柄を他の人々に分け与えることに彼らは幸福を見出します。「受けるよりは与える方が,さいわいである」とイエスは言われせんでしたか。(使行 20:35,新口)聖書の原則に従う人々として彼らは活動的で幸福な人々です。

      恐怖 ― 核による破滅的世界戦争への恐怖も,もう一つの大きな問題です。あなたが聖書の原則に従うからといって,それが神を信じない者たちの武器の使用を阻止するわけではありませんが,神を信頼している者は諸国家がすることに恐れません。人間の住居である地球を破壊することを,神が許されないのを彼らはよく知っています。それは神が悪い者を滅ぼして,この地球を従順な人類のための楽園の家にすることを約束されているからです。(黙示 11:18。詩 37:10,11)たとえ死に直面しても彼らはこの希望を失いません。生命の創造者であられる神が,彼らを死からよみがえらせて,再び生命を与えることができるのを知っています。ですから使徒パウロは言いました,「望みを持たない外の人々のように,あなたが悲しむことのないためである。わたしたちが信じているように,イエスが死んで復活されたからには,同様に神は,イエスにあって眠っている人々をも,イエスと一緒に導き出して下さるであろう」。―テサロニケ前 4:13,14。使行 24:15,新口。

      今日地球上に,聖書の原則に一致した生活をしている人々が実際にいるでしょうか。たしかにいます! それはエホバの証者の新世社会です。ですから,1961年8月24日のミルウォーキー・センチネルは,エホバの証者のことを次のように言っています,「彼らは,生活上のつまらないことで一致しているのではなく,重要な事柄 ― 行為の規則,原則の厳守,神の崇拝という点で一致しているのである」。あなた自身で確かめて下さい。あなたの家の近くにあるエホバの証者の御国会館を訪ねて下さい。エホバの証者が,この不信の世の中で私たち全部がぶつかる諸問題に対する聖書からの答えを,あなたや他の人に喜んで話すのをお知りになるでしょう。

  • 早い,そして効果的な教え方
    ものみの塔 1962 | 9月1日
    • 早い,そして効果的な教え方

      南西アフリカ南部の比較的に大きな町のひとつで,世界でも有数のダイアモンド産地である,会社所有のある町で,旅行する奉仕者とその妻が2週間過ごしました。その町に伝道者はいないので,中心となる善意者の群れをそこに残すには,教える全部の過程をスピードアップすることが必要でした。従って文書を配布すると,次の日には再訪問して「御国のこの良いたより」の冊子を使って研究を始め,その後二日おきに研究を司会する方法がとられました。このようにして訪問の終わる頃には,2,3の家族が冊子全体を復習する時の答えによって,基本的な真理を理解していることを示しました。ある人々は目に涙さえ浮かべて,訪問に感謝しました。4ヵ月たって再び訪問したとき,大多数の善意者は研究をくり返し行なっていたことが分かりました。会社の親切な協力によって,この度は先回の訪問の時に見出した善意者の大多数に,「幸福な新しい世の社会」を見せることができました。映画の終わったとき,多くの感謝の言葉が述べられましたが,中でもある若い夫婦は,「二十二年間,真理を求めていましたが,いまやっと真理を見出したことを確信いたします」と語りました。―1962年のエホバの証者の年鑑(英文)より

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